メルカリを筆頭にフリマアプリが利用者数・流通量ともに急成長を遂げる中、トラブルが急増しているとの報告・情報も多く見受けられます。

このサイトでも、メルカリを利用した際の体験を紹介していますが、フリマアプリの性質上、トラブルが起こりやすいと実感しています。

また2017年に入ってからは大手サイトでも、メルカリに関連するトラブル、違法性について取り上げるところも出てきています。

<参考サイト>
Business Journal:画期的で人気爆発のメルカリでトラブル激増~

BLOGOS:急成長「メルカリ」にはどんな法的リスクがあるか

今回は、販売側・購入側の両方またはどちらかでの取引における違法性(もしくは問題のある行為)や注意事項を紹介します。

偽ブランド・コピー品を販売/入手する可能性がある

偽ブランドを中心に、主に中国からのコピー商品が多数出回っており、あらかじめ偽物と分かっているものを販売するのは法的にも商標法違反でアウトですが、偽物と知らずに販売してしまったり、到着後にすり替え目的と思われる返品要求を受けトラブルに発展するケースが増加しているようです。

最終的に偽物だった場合、販売側へ対するアカウント停止等が行われるとともに、購入者への金銭的な補償はされるようになっている(メルカリの場合)が、後日発覚した場合には取り返しがつかないことが多いのではないでしょうか。

知識がなく偽物をつかまされてしまった場合、手放す際に加害者側にもなり得る可能性があるので、知識のないブランド品を個人間取引で買うのは安い以上にリスクがある取引となっている。

出品者が信頼できる場合かつ対象ブランドに十分な知識がある場合、購入元が確かな場合には購入、出品共に大きく問題はないといえるが、不確かな知識でブランド品の取引を行うには十分注意が必要です。

ノベルティーと偽って、偽物が販売されるケースもあるようです。

なお、コピー商品としてこのサイトでも取り上げているofficeソフト搭載PCは調査対象の半数以上が違法コピーがほぼ確実なので、メルカリに限った話ではないが、正規販売店・量販店・リサイクル店で購入する以上に違法な商品をつかまされるリスクが高まっています。

officeソフトに関する内容は以下の記事を参照ください。

最近、メルカリをよく見ていると、1、2万円台~3万円くらいのノートパソコンがよく売れていますね! 初心者向けにカスタマイズしていると説明文に書いている商品が数多くありますが、説明

ハンドメイド品における著作権違反行為

キャラクターの画像・生地を無断使用したハンドメイド商品や、ブランドロゴの個人製作ステッカーなど、著作権違反といった知的財産権の侵害に該当する出品も見受けられます。

メーカー、キャラクターによっても対応は異なると思いますが、売れるような一般的に知れ渡っているブランド、キャラクターを用いたハンドメイド品は、原則商用NGと考えるのが自然です。

一方、自分でハンドメイドして自己消費、もしくは商品として販売せず、譲渡すれば問題にはならないようです。(私的利用の範囲内のため)

また著作権の管理元に許可を取れば販売することは可能ですが、個人レベルでは難しいのが現状です。

版権を所有するメーカー以外が商品を生産する場合、ライセンス生産品と企画・生産を受け持つ社名がタグ等に記載されていることもあります。

知らずに著作権侵害となってしまうケースがあるので、元になる素材・生地、デザインがハンドメイドとして販売可能かは事前に確認しておきましょう。

医薬品・小分けの香水等販売による薬機法等違反

医薬品、コンタクトレンズ、化粧品・香水等の消費者が小分けしたもの(小分け作業が「製造」に該当するため許可が必要)に関しては販売に際して許可が必要なため、許認可を受けていない個人出品者が販売することは法律で禁止されています。

フリマアプリでは無許可販売になるので、法律に違反する行為となります。

ネットでも香水小分け販売を行っているショップがありますが、きちんと運営しているところは許可を取得しています。

比較的有名な話ですが、知らずに出品し販売してしまうと法律違反となってしまうので、余った薬、コンタクトレンズや多くて使いきれない香水の小分けでの販売しないようにしてください!

商品が届かない、内容が違うといったトラブル、債務不履行

トラブルでも一番多いケースで、理由は様々ですが結果として購入者のもとに届かないもしくは思っていないものが届いたというものです。

≒詐欺と認識される方も多いですね。(「詐欺」を立証することが困難なため、法律上の「詐欺」に該当することは稀です)

現実的には単なる認識の相違、本来届くべき商品が届いていない債務不履行止まりで、当事者間で解決をすることが前提になります。

定形外郵便などで商品が届かない場合、郵送事故の可能性、郵送事故を装って発送していない2通りが考えられますが、紛失した場合の原因特定ができないため、原則どちらかが事前の取り決め、事後の話し合いの結果に応じて責任を負うことになります。

内容が説明と違う場合、債務不履行といった考えから出品者側で対応を行う必要がある場合もありますが、出品者・購入者どちらかの都合のいいルールで判断されている場合もあるように思います。

その結果、連絡が途絶えたり、解決まで長期化するということが起こっているようです。

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中古品の無許可転売:古物営業法違反

これも1つの取引に対して厳密に古物営業法を当てはめると、違法な場合がありますが、実際は自分の所有物を手放す場合と見分けるのが困難なため、厳しく取り締まりが行われているのはチケット転売など極端な例に限られます。

副業としてメルカリを仕入れ先・販売先として活用している方もいると思いますが、厳密にいうと古物商許可が必要なケースに該当します。

実際は無許可で販売行為が行われていることも多いですが、白タクのように明らかに無許可営業と言い切れない部分もあるため、古物営業法違反での逮捕される事例は少ないのではないかと思います。

匿名取引・匿名性を悪用した盗品の換金行為

取引数の増加や匿名取引サービス(らくらくメルカリ便)で問題となってきているのが、盗品の換金やマネーロンダリングの場として利用される可能性です。

住所は自己登録なので偽装でき、かつ匿名発送が可能なため、出品者の個人情報を開示せずに(隠して)取引が可能です。

加えて大した説明文・写真がなくても勝手に売れてしまったり、スマートフォンもIMEI番号を記載せずに販売されている場合があるなど、商品固有の情報を隠しても取引が成立しているので、盗品の換金の場としても使いやすいと感じる面があります。

管理人はかつて、拾ったか盗んできたとしか考えられないアクチベーションロックのかかったiPodを売りつけられたことがあり、相手の対応やメルカリ運営の判断によっては警察への相談でもおかしくなかったケースもあります。

ヤフオク!でも盗品の換金行為は行われると思いますが、会費支払い用の口座の制約やクレジットカードの関係から、現在ではフリマアプリ側のほうが実行しやすく感じます。

無在庫販売による特商法違反・規約違反・不正行為

こちらは一部の利用者が、メルカリを(場違いな)ビジネスの場として利用し、ツールと複数入手したアカウントで規約違反となる手元にない商品を大量に出品して利益を上げるというもの。

メルカリでもたびたび規制が強化されていますが、業者とのいたちごっこが続いている状態です。

形式上はドロップシッピングのような形となり、特商法上の規制対象になる販売形式と思われます。

関連して悪質なネットワークビジネスのようになっている部分も見かけますが、資金面でのリスクが少なく稼げる分、参加者も稼げることを目的に集まってきているようです。

ゲームアカウント類の取引

リアルマネートレーディング(RMT)とも言い、ゲームのアカウント自体やゲーム内で使えるアイテム類を現実世界のお金で決済するというもの。

原則として運営会社側で禁止されているものの、ヤフオク!をはじめ、個人間でも活発に取引されています。

メルカリでも販売を認める形に規約が変更されましたが、ゲーム運営側の利用規約に対する違反行為を助長するかのような行為として物議を醸すことになりました。

サイバー犯罪にも利用されやすかったり、再販可能な物品類とは異なりゲーム運営企業の著作物であるため損害を与える行為に該当するという考え方もあります。

現時点では違法とまでは言い切れませんが、賛否が分かれる項目となっています。

まとめ

他にもマナー上の問題や、相手と連絡がつかない、個人情報を開示しないといったフリマアプリならではの問題点も多く存在します。

・言葉による暴言・脅しに近い行為
・匿名取引や虚偽登録内容のため、取引完了後に相手と連絡が取れない

違法行為やそれに近いことも十分に起こり得るので、利用には注意が必要です。

良い出品者のほうが割合的には多いですが、悪い面も多く存在するため、以前紹介したメリットデメリットも含め変な利用者を避け、上手に利用してみてください!

ブランド品などの偽物が多い商品の売買は、買取サービスや正規店、専門店、信頼できる中古品販売店での購入も活用を検討してみてください。