先日、自宅の回線がeo光に切り替わりました。

これまでのフレッツ光との料金との違いや、auセット割との違いについて解説します。

auスマートバリュー VS auセット割どっちがお得?

auのスマホ回線を契約している場合、セットで割引を受けられるインターネット回線は、auセット割に対応した光コラボ回線または、auスマートバリューに対応したauひかり系の回線やケーブルテレビ系の回線になります。

現在のインターネット・スマホ回線の契約状況や住んでいる地域によって、お得になる回線が異なってきます。順番に解説していきます。

auスマートバリューの制度と割引

auスマートバリューは、主にauひかりや対象となる固定通信サービス(インターネットと光電話)とau携帯電話をセットで契約する契約者およびその家族を対象に、au携帯電話の料金を割引くサービスです。

ケーブルテレビでは「テレビ+電話」や「ネット+テレビ」といった方式でも契約可能ですが、ここでは主流である「ネット+電話」を中心に紹介します。

auスマートバリュー対象回線

auスマートバリューとなる対象回線は以下のとおり。

サービス名 詳細・備考
auひかり 対応プロバイダ:
@nifty、@T COM、AsahiNet、au one net、BIGLOBE、DTI、So-net
auひかりちゅら 沖縄県の一部地域
コミュファ光 東海地方(静岡、愛知、岐阜、三重)
eo光 近畿(大阪、京都、滋賀、兵庫、奈良、和歌山)+福井
Pikara 四国(徳島、香川、愛媛、高知)
MEGA EGG 中国(岡山、広島、山口、鳥取、島根)
BBIQ 九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)
ひかりJ フレッツエリアが対象(光コラボモデル)
※au取扱店で申込み
ケーブルテレビ J:COM、地域局等

基本的には、auひかりまたはauひかり系統のインターネット回線を契約する必要があります。

例外はauショップで申し込み可能な「ひかりJ」で、フレッツの回線を利用した光コラボモデルにて契約可能なインターネット回線です。

ひかりJを運営するネットワークイネイブラー株式会社の出資者にau(KDDI株式会社)が含まれているため、フレッツ回線による光コラボでも唯一auスマートバリューが適用になるようです。

インターネット回線によって契約可能な地域が異なるのですが、一般的にはauひかり以外の回線でもスマートバリューが適用になることを知っておけば十分です。

auスマートバリューでの割引の対象者

auスマートバリューの対象となるのは、以下の3つの条件がそろった場合です。

1.対象インターネット回線を契約
2.スマホ契約者の住所・姓がインターネット回線住所・姓と同一
※家族で別姓の場合など、証明書が必要な場合有
(50歳以上の家族の場合、別住所でも可)
3.指定のauのプランを契約

条件が合えば、家族のスマホ・ケータイ回線が10回線まで割引適用になります。

3.のauのプランについて少し詳しく説明します。

<auのプランと割引額>

割引額は原則永年934円/月または500円/月割引が基本部分で、キャンペーンで2年間限り最大で1回線あたり2000円/月割引になります。

割引額毎に主なプランを整理します。価格はいずれも税抜き・2017年5月時点。

割引額 対象プラン
[2000円/月]
永年:934円/月
+2年間:1066円/月
データ定額30
[1410円/月]
永年:934円/月
+2年間:476円/月
データ定額5/8/20
LTEフラット
ISフラット
 [1410円/月] U18データ定額20
※適用期間中割引額は一定
 [934円/月] データ定額2/3
ジュニアスマートフォンプラン
シニアプラン
 [934円/月]
永年:500円/月
+2年間:434円/月
データ定額1

最大で毎月2000円の割引を受けることができますが。

割引額がアップするキャンペーンは2年間限定なので、永年934円引きがauスマートバリューでの割引の基本になると考えておくと良いでしょう。

1GBを除き、どのプランでも2年たてば割引額は同じになるので、また割引額が高くても利用料金は逆転しないので、割引額は無視してプランを選べばOKです。

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auひかり系回線検討・契約時の注意点

auひかり系の回線契約時の注意点は、自宅(戸建て・マンション)によっては、提供エリア外となる場合があり、必ずしもauスマートバリューによる効果的な割引を受けられるとは限らないことです。

ケーブルテレビ契約であればauスマートバリューの割引を受けられますが、ネット回線が低速のプランに限られたり、TV分の料金が必須となるために2~3000円ほど料金が高くなるため、評価が分かれる形です。

auひかり系の回線に契約を揃えて料金を節約したい場合、鍵となるインターネット回線が契約できなければ比較検討自体が無駄になってしまいます。

事前にauのサイトより、郵便番号や住居タイプ(戸建てorマンション)を入力すれば、契約可能な回線があるかどうかわかるので、見直しを開始する前に確認しておきましょう。

対象固定通信サービス:auスマートバリュー

東京23区内でも、ケーブルテレビ以外はauスマートバリューの対象にならない地域もあるので、回線数が少ない場合にはauセット割の適用となる光コラボ回線の料金とも比較して判断するのも1つの手です。

複数台契約時はauスマートバリューの方がお得に

auセット割とauスマートバリューを比較した場合、料金的にお得な契約方法は、契約者ごとに異なってきます。

そのため契約を予定している回線ごとに料金を計算するのが一番ですが、簡単に比較できるようにスマホ回線を3回線所有する場合の割引額をシミュレーションしてみました。

なお、auセット割とauスマートバリューの対象回線の月額料金に大きな差はないので、今回の計算では同一とみなして割引額の差を計算します。

また、auセット割では光電話の契約が不要なので、その分の月額料金(税込540円)を割引として考えて計算しています。

契約 auセット割 スマートバリュー 差額
1回線 1836円 1008円 828円
2回線 1836円 2016円 -180円
3回線 1836円 3024円 -1188円

※スマートバリューではキャンペーン時の上乗せを省いています。

試算の結果、キャンペーンにも左右されますが、1回線ではauセット割、2回線では若干スマートバリューが有利、3回線以降はスマートバリューの方が安くなるという結果になりました。

厳密にいえば、auスマートバリューの割引は携帯代金からの値引きのため、au starなどで獲得できるポイントも減ってしまい差は詰まることになりますが、目安として2台以上のサービス適用があればauスマートバリューが一番お得に契約できる可能性が出てきます。

光コラボ回線自体の料金差や、biglobe SIMを契約する場合のベーシックコース分割引など、2台契約してもauセット割の方がトータルの料金が安くなる場合があるので、2~3台が契約の目安となるラインです。

auセット割の料金に関しては、以下の記事も参考にしてください。

auセット割について記事にまとめたのを踏まえ、対象となるインターネット回線の費用や特典に関して紹介していきます。 インターネット回線を選ぶ際のポイント 単純な月額費用で比較でき

auスマートバリューの適用まで

eo光で申し込んだ際の経験を元に、申し込み~auスマートバリュー適用までの一連の流れを簡単に整理します。

webからの申し込み

電話またはインターネットより申し込みが可能です。

webから申し込むと商品券がもらえるキャンペーンを開催しているので、できる限りwebから申し込む方が時間的にもお得になります。

申し込む際に、光電話も一緒に申し込みましょう。元々フレッツ光だったため、ナンバーポータビリティー(MNP)による手数料はかかりましたが、これまでの電話番号がそのまま利用可能です。

契約内容の確認・工事箇所・日程の事前相談

申し込み後数日して、電話にて契約申し込み内容の確認がありました。

後日、担当業者による工事内容の事前確認のための訪問の日程調整を行った後に、回線の切り替え等工事内容を確認を現地で行ってもらい、費用等の確認を行いました。

これまでフレッツを使っていれば、基本的には工事費はかからないとのことです。

後日、決まった日程に工事を行うことと、工事の数日前にケーブル交換の準備があることを聞き、事前確認の立ち合いが終了しました。

工事当日は申し込みから4週間近くなりましたが、30分ほどで完了し、ネットの不通時間もほとんどなく完了しました。

古いモデムの取り外しと、新しいモデムの設置は業者の方が実施してくださったので、宅内配線作業の隣でパソコン作業しているだけでOKでした。

旧回線(フレッツ光・toppa)の解約手続き

両方ともネットで検索し、サービス名+解約と検索してヒットする番号へ電話連絡して解約しました。

フレッツ光の場合はモデム返却が必要になり、手続き後、返却用の袋と伝票が送られてくるので、忘れずに返却しましょう。

原則着払いなので、郵便局に集荷を依頼すれば自宅まで取りに来てくれます。

toppaの場合は電話で手続きもできますが、フリーダイアルの案内があるのにナビダイヤルしか使えないようになっており(現在はナビダイヤルのみに統一されたようです)、また電話のシステムも含め対応が対応が悪いように感じました。

ネットでの評判はあまり良くないものが目立ち、また自身の受けた対応や料金的にもおすすめはできないので、フレッツ光から光コラボで契約する場合にも見直してほしい項目です。

解約までの話は以下の記事をご覧ください。

先日実家のインターネット回線を見直す機会があり、最終的に回線を乗り換えました。 契約後10年近くたっており、レンタルしているモデムも古くなっていたので、どちらにせよ新プランへの変

auスマートバリュー確認票の印刷とauショップでの手続き

eo光の場合、eoマイページログイン画面より「eoID」と「eoIDパスワード」を入力してログインし、auスマートバリュー確認票を印刷します。

印刷後の用紙を、最寄りのauショップに持ち込み、auスマートバリューの手続きをしたいと伝えればOKで、契約者確認を行い5分ほどで手続きが完了します。

家族回線も一緒に手続きを行いに行ったのですが、契約者の住所が異なっていたり、契約自体が旧プランだったため適用できないといった状態で適用になったのは1回線のみでした。

インターネット回線自体の速度向上が元々の目的なので、特に問題はないのですが、節約を目的に乗り換える場合には割引が適用になるか事前にしっかり確認してから手続きを行いましょう。

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eo光切替後の月額料金とインターネット回線

切替前後のインターネット回線(ホームタイプ)について整理します。

<切替前の料金>

・フレッツ光もっと2割:3610円
・フレッツ光ひかり電話:500円
・プロバイダ(toppa):1197円

合計:5307円(税込:5731円)

<切替後の料金>

・eo光:4953円
(長割りで6年目以降4543円)
・eo光ひかり電話:286円

合計:5239円(税込:5658円)

+auスマートバリューによる割引

<回線速度>

夜間の混雑の時間帯:100~数百Kbps前後(1Mbps以下)⇒10~20Mbps前後
乗り換えの結果、月額の料金はほとんど変わらないまま、回線速度の向上やauスマートバリューによる割引が適用になる分お得になるという結果になりました。

回線の比較検討や手続きはめんどくさいですが、auスマートバリューの対象となる回線が多くあればよりお得になるので、回線速度や料金的な面から見直しを考えている場合には、eo光などauスマートバリューの適用可能な回線を利用するのも1つの手です。

まとめ

これまでのフレッツ光からeo光に切り替えたことで、無事に回線速度を確保しつつ、auスマートバリューでの割引が適用されるようになり、auスマートバリューでの割引分がこれまでより節約につながっています。

auスマホのユーザーの場合、auセット割が比較候補だと思いますが、auのauスマートバリューの対象となる回線契約数が2~3台が料金的な目安となってきます。

契約内容によって料金が異なってきますので、よりお得に利用したい場合には、自分自身で料金を検索してみて下さい!

auひかりのお申し込みはこちらより