Kiigoというサイトではnanacoギフトをクレジットカードで購入でき、クレジットカードのポイント還元分お得にnanacoチャージができましたが、nanacoギフトカードを悪用する詐欺被害防止のため、コンビニのPOSAカードとともに2019年4月19日で販売中止となりました。
ギフト券の不正取得は意外と身近に
nanacoギフトに限らず、ネットやコンビニで購入できるギフト券(ギフトコード)・POSAカードは、詐欺での代金支払い手段への悪用、クレジットカード購入で後日の代金引き落としができない(不正取得)といった状況が相次いでいます。
自身も、Amazonギフト券、楽天ポイントギフトコードをネット上で購入したことがありますが、楽天ポイントギフトで間接的な被害に巻き込まれたことがあります。
nanacoギフトは、nanaco経由で納付書払いの税金支払い、実店舗での支払いに利用できることから、ヤフオク!でもAmazonギフトより高値で、額面より1割近い高い値段で取引される場合もあります。
ゆえに、Kiigoで買えるnanacoギフトはショッピング枠現金化のための商品としても魅力的な一方、自己利用での用途もnanacoチャージによる税金支払いがほとんどになります。
nanacoチャージに関しては年々、対応するクレジットカードが減ったり、還元率が悪化するなど改悪続きですが、Kiigoでのnanacoギフトに関しても想定通りの使われ方をされないのは明らかなので、店頭でのnanacoギフトカード(POSAカード)とともに販売中止となったのが真相と思えます。
なお、法人向けのノベルティ・贈答用の「IDタイプのnanacoギフト」は今後も販売継続されるとのことです。
現時点でも使えるnanacoチャージ方法
2019年5月時点でも少しでもお得にnanacoチャージ、税金支払いに利用できる方法を紹介します。
クレジットカードチャージ
nanacoチャージを特定のクレジットカード経由で行う方法です。
最大でリクルートカードでの1.2%還元を受けることができます。
主なクレジットカードと還元率は以下の通りです。
リクルートカード:1.2% / 1か月3万円まで
※ブランド2枚持ちで、6万円/月まで対応可能
セブンカード・プラス:0.5%
Yahoo!JAPANカード:0.5%
Reader’sカード:0.34%
昔は還元率1%でnanacoカード上限の20万円/月までチャージできたことを踏まえると、寂しくなった印象はありますが、現在でもわずかながらチャージでポイントが獲得できるカードも存在します。
具体的な実施方法は以下のサイトにて解説しています。
ただし、ここ最近のメリットとしては、支払いを後払いにできることの方が大きくなってきているので、獲得できるポイントと、支払いに要する時間を踏まえた判断も重要です。
ベネフィットステーション
主に法人向けの外部福利厚生サービスのような位置づけですが、個人単位でも月額300円(税抜)で加入が可能です。(個人向けはベネフィットステーションプライベートという名称)
こちらのサービスでは、nanacoギフト(ギフトコードID)が1~2%offで販売されています。
※2%還元は期間限定でのサービスとなります。
一度に10万円分近く購入できるものの、販売は1000~3000円単位なので、登録する手間を惜しまなければ、クレジットカードチャージ以上の還元を受けることも可能です。
他にも、1か月目無料で利用できる「みんなの優待」等、いくつかのベネフィットステーションをベースにしたサービスで、nanacoギフトをを購入できるので、割引率にこだわる場合には、会費も含めて検討してみるのもアリです。
J’sコンシェル
J’sコンシェルはJaccsカード会員向けのサービスです。
運営母体は同じくベネフィットステーションのため、こちらでもnanacoギフトの取り扱いがあります。
ベネフィットステーション(プライベート)と比較した際のメリットは、Jaccsカード会員であればだれでも年会費不要で利用ができることで、所属企業の福利厚生でのベネフィットステーションが利用できない場合も、余計な費用負担なく利用できます。
REXカードなど、年会費無料でもお得なカードもあるので、J’sコンシェルを利用したい場合には、追加でカードを発行しておいてもよいでしょう。
オムニ7(ポイント消化での還元率差)
イトーヨーカドーなどセブン&アイの総合通販サイトであるオムニ7に関連する方法です。
具体的にポイント還元が良くなるわけではありませんが、オムニ7をはじめとしたネット販売で商品を購入すると、5倍、10倍、15倍といった高いポイント還元により、大量のポイントがたまる機会があります。
お買い物後にポイント付与された状態で、nanaco会員メニューにアクセスすると、センターお預り分のポイント残高に獲得ポイントが表示されており、ネット上での買い物とnanacoカード側へチャージの両方に利用できる状態になっています。
この溜まったポイントを、nanacoカード側へチャージして税金類の支払いに消費すると、間接的にですがnanacoチャージのポイント還元率を高めることができます。
たとえば1万ポイントがたまっていた場合、全額をnanacoカード側へチャージして消費すれば、オムニ7での後日の買い物時には支払い方法に応じた還元を受けることができます。
キャンペーン等を利用すれば1.5%還元や、それ以上の還元を受けることも可能です。
一方で、ポイントをオムニ7で使用する場合、同じくクレジットカード経由でnanaco払いを使用する場合、最大でも1.2%還元です。
微々たる差になってしまうことも多いですが、オムニ7でのポイント利用先としても、積極的なnanaco払いは有効です。
参考:楽天ポイントとビックポイントの違いを解説!利用時の工夫でお得に
比較対象となる代用可能な方法
税金類のnanaco払いは、還元されるポイントのみを考えればお得な方法ですが、時間・手間を踏まえた支払いを行うのが最もお得という考えより、代用可能な方法も簡単に紹介します。
クレジットカードでの直接支払い
税金類の支払いには徐々にですがクレジットカード払いが対応するようになってきています。
代表的なのが以下のサイトです。
Yahoo!公金支払い
国税クレジットお支払いサイト
都税クレジットカードお支払いサイト
自身は固定資産税の支払いに都税のお支払いサイトを利用していますが、手数料がおおよそ0.8%ほどかかりますが、還元率の良いカードで支払えば手数料以上のポイントが獲得でき、自宅で支払いが完了できるため時間的なメリットはnanaco払いよりも大きいです。
他にも、国民年金保険料は事前に申し込みを行えばクレジットカードでの支払いも可能で、わざわざ納付書で支払う必要性がない場合も存在します。
イオンカードセレクト利用のWAON払い
セブンイレブンでのnanaco払いとおなじく、ミニストップではwaonによる収納代行の支払いが可能です。(waonの場合、1回の支払いにおける上限が5万円までとなります。)
イオンカードセレクトでのオートチャージを利用すると、チャージ時の金額の対して0.5%のポイントが獲得でき、さらに利用時にも支払額に対して月間ご利用ポイントで0.2%還元となるので、waon払い全体では合計で0.7%還元となります。
参考:クレカチャージでのnanaco払いに代用できる支払い方法
他にもJALカードでチャージしたJMB WAONなどで支払えば、最大で2%分のJALマイルが場合もあるので、ミニストップが近くにあれば、検討する価値は十分あります。
時間節約になる口座振替もおすすめ
自身は対応口座が合わずに使っていないのですが、時間的メリットだけを見れば、一番良いのが口座振替。
支払い額が小さく、獲得できるポイントも雀の涙程度という場合には、口座振替も検討してみてください。
まとめ
Kiigoでのnanacoギフト販売が終了となったので、現状の利用できる手段を紹介しました。
支払いにおける還元率は落ちてしまう場合は多いと思いますが、要する時間も踏まえて、無理なく実践できる方法を採用してみてください。