JACCS系の高還元率カードとしても有名なReader’sカード(リーダーズカード)ですが、Jデポでの請求額値引き以外にも、ポイント交換によって様々な使い道があります。

この度REXカードに追加して発行して使う機会があったので、メリットともにリーダーズカードについて紹介していきます。

Reader’sカードの限度額はREXカードと別々

還元率が良いためにREXカードをメインで使っていた際、いろいろな支払いが重なり、限度額ギリギリになることが多くありました。(REXカードは限度額が低めという評判も比較的多いですね・・・)

それなりに返済実績もあったので、何とか限度額が増やせないかと試行錯誤した結果、限度額枠は増えていったのですが、最終的に120万円まで増えたところで頭打ちになってしまいました。

日々の節約や資金のやりくり、支払いに欠かせなくなっているのがクレジットカードですが、種類が多くあり、どのカードが一番良いのか分かりにくくなってきています。 クレジットカードを作る

直近では増枠の申請は行っていませんが、申請できる額も10万、20万円増なので、あまりJACCS系カードでの支払可能額枠が増えることは期待はしていませんでした。

カードで支払いできる限度額を増やすため、ダメもとでリーダーズカードへの申し込みを行ったのですが、審査が無事通過し、限度額の部分を見ると、REXカードでの増枠が頭打ちになった際の限度額と同程度の限度額が設定されていました。

会員ページであるインターコムクラブのご利用可能額照会ページを見ると、別々に照会が可能になっており半信半疑だったのですが、ご利用可能枠が別々の金額で設定されているのを確認して、初めてリーダーズカードの限度額がREXカードと別々に設定されているのを確認できました。

単純に増枠での支払限度額の拡大はできなかったものの、別のカードを発行することで、JACCS系カードの支払限度額を増やすことができました。

リーダーズカードの基本情報|還元率1.257%

リーダーズカードの基本情報を整理しておきます。

カード名 Reader’sカード(JACCS系列)
還元率 1.257%(Jデポ、Gポイントの場合)
ポイント 付与:月額利用額1000円ごとに11ポイント
交換:Jデポ|3500ポイント⇒Jデポ4000円分
Gポイント|3500ポイント⇒Gポイント4000円分
ANAマイル|3500ポイント⇒2400ANAマイル(0.754%還元)
 年会費 2500円(税抜)、年間利用金額30万円以上で次年度無料
ブランド MASTER Card
電子マネー ・付属:なし
・ポイント付与:モバイルSuica、SMART ICOCA、nanaco(1000円につき3ポイント(0.34%還元))
ETCカード 発行無料(ポイント付与対象)

還元率はJデポ、Gポイントへ交換する場合で1.257%、ANAマイルへ直接交換する場合で0.754%となります。

さらにJACCSモールを経由して買い物すると還元率を高めることができ、Amazonやドン・キホーテも対象となっています。

元々の高還元率に加えて、JACCSモールでの還元率上乗せができれば、さらに獲得できるポイントを増やすことができます。

必ずしもJACCSモール経由の利用がお得とは限りませんが、JACCS系のカードで支払いをする場合、利用サイトや店舗が対象になってないか確認してみてください。

Gポイントへの交換でさらにお得に

REXカードと比較して大きく異なるのは、Gポイントへ交換可能なことです。

Gポイントは他の様々なポイントへ交換できる中継点のような役目をなし、Reader’sカードで獲得したポイントを好みのポイントへと交換することができます。

Reader`sポイントからGポイントへ交換する場合はJデポと同じレートになりますが、Gポイントからの交換先次第では、さらに価値が高くすることができます。

Gポイントの主な交換先は以下の通りです。

交換レート(※) 交換手数料
Amazonギフト 196円分⇒200円分(最大102%) 5%
Tポイント 100円分⇒100円分(最大95%) 10%
dポイント
au walletポイント
100円分⇒100円分(100%) 0%(等価交換)
LINEポイント 100円分⇒100円分(最大100%) 5%
ANA/JALマイル 30円分⇒10マイル(33.3%) 0%
各種金融機関 500円分⇒500円(最大95%) 10%

※()内の数値は手数料還元サービスを考慮した数値(交換レート)

Gポイントでの交換の場合、手数料の関係から交換レートが100%を超えるAmazonギフトも十分お得になるのですが、今回はよりメリットの大きい場合のあるTポイント、dポイント、LINEポイントへ交換する場合について考えます。

Tポイントへの交換|ウェルシアで価値が1.5倍に

Tポイントへ交換する場合、手数料が最低でも5%かかってしまうため、Reader’sカードの利用金額に対するTポイント還元率は約1.194%となります。

(この時点でYahoo!JAPANカードの通常時の還元率1%を上回るので、Tポイントをがっつり貯めたい場合には併用がお勧めです。)

貯まったTポイントは、毎月20日にウェルシア薬局で利用すると、1.5倍のお買い物に利用できるサービスがあるため、単純にTポイントの価値が1.5倍になると考えることができます。

ネットショッピングやクレジットカード決済をすると様々なポイントが獲得できますが、意外と獲得でき、うまく使いこなせば節約にもつながります。 今回はTポイント(通常ポイント)に着目し

例えばビール類などのスーパーなどとの価格差が少ない商品の購入に利用すれば、還元率も1.5倍としてみなせるので、最終的な還元率は1.79%まで高まります。

同じ考えでP-one Wizカードを利用すると、1%(請求時割引)+0.75%(Tポイント交換で還元率1.5倍)の1.75%とみなせるので、JACCSモールの報酬がない段階でもReader’sカードの方が最終的な還元率が高くなる場合も存在します。

dポイントへの交換|キャンペーンで25%増量

ここ3年ほど、クレジットカードのポイントプログラムを中心に、dポイントへ交換するとポイントが増量されるキャンペーンを実施しています。

2017年は10~11月にかけて、ポイント25%増量という形で開催されました。

この数値をベースに計算すると、還元率は1.57%にまで達します。

今後も継続するかは不明ですが、交換先としては十分魅力的です。

貯まったdポイントは、キャンペーン時にギフトコでクーポンを購入したり、dショッピングデーにジョーシン電気の商品を購入するとあまり還元率を落とさずに利用できます。

LINEポイントへの交換|最終的にANAマイルへ

LINEポイントへ交換する場合、最終的な目的はANAマイルへの交換となります。

というのも2018年3月末で、Gポイントなどのいくつかのポイント交換サイトにて、メトロポイントへの交換が終了となってしまいました。

それにより従来までのソラチカルートが使えなくなった影響で、代替ルートとして活用できるのがLINEポイントからメトロポイントへ交換する方法です。

ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)保有が必要となりますが、LINEポイント⇒メトロポイント⇒ANAマイルと交換することで、最終的にANAマイルへ交換が可能となります。

交換レートが良いために、新ソラチカルートとして、陸マイラーには必須の交換方法となっています。

Readersカードからの交換手順と交換レートをまとめます。
<table style="height: 156px; width: 697px;">
<tbody>
<tr style="height: 23px;">
<th style="width: 207px; height: 23px; text-align: center;">交換作業</th>
<th style="width: 312px; height: 23px; text-align: center;">交換レート例</th>
<th style="width: 161px; height: 23px; text-align: center;">還元率累計</th>
</tr>
<tr style="height: 23.1667px;">
<th style="width: 207px; height: 23.1667px; text-align: center;">Reader
s⇒Gポイント 3500ポイント⇒4000円分 1.257% ⇒LINEポイント 100円分⇒100pt(100%)
(手数料0%として) 1.257% ⇒メトロポイント 300pt⇒270pt(90%) 1.131% ⇒ANAマイル 100pt⇒270マイル(90%) 1.018%

Reader`sカード利用額に対し、最大で還元率1.02%(1ANAマイル=1円相当とした場合)でANAマイルを獲得することが可能です。

1ANAマイルを航空券に交換して利用すれば、1マイル2円以上として利用できるため、実質の還元率は2%以上となり、Gポイント経由で交換を行うメリットが十分あります。

ANAマイル還元率自体は他にも1%超えるレートとなるクレジットカード&使い方がいくつか存在しますが、カード年会費や移行手数料がかかることがほとんどなのを考慮すると、1%でも十分な還元率です。

競合するのはANA VISA/マスター ワイドゴールドカードやLINE Payカード等ですが、年会費がかかったり、改悪が予定されていることもあり、Readersカードの方が優れている面も存在します。
<h2>まとめ</h2>
Reader
sカードは常時1.257%の還元率が魅力の1つですが、交換先のポイント&キャンペーンによっては、実質的な還元率をさらに高めることが可能です。

お買い物等での支払いに対する還元(割引効果)を増やす目的も踏まえて、ポイント・マイルとしての特典利用を前提に、Reader`sカードを利用してみてはいかがでしょうか。