スマホ端末を利用するキャッシュレス決済が徐々に普及していますが、乱立しすぎてカオス状態になっています。
PayPayやLINE Payなど、20%還元キャンペーンが頻繁に登場したりとお得なのは伝わってきますが、3個も4個もアプリをインストールして利用するのは正直めんどくさいですよね。。。
今回は主に「○○Pay」といった名称でサービスが提供される、キャッシュレス決済サービスの使い方・選び方について紹介します。
○○Payは還元率+ポイント消化が重要に!
スマホ端末を利用したキャッシュレス決済サービスは、2018年~2019年前半にかけて相次いでサービスが開始されていますが、1か月に1、2個といったペースで新しい○○Payサービスが開始されているので、すべてのサービスを使い、それぞれの長所を踏まえて評価するのは難しい状況です。
一方で、○○Payは、従来の現金や電子マネーに置き換わる新たな決済サービスであることより、シェアを確保しようと資金投下する企業もあります。
代表的な例が、100億円規模のキャンペーンを実施するPayPayや、赤字でも繰り返し最大20%還元などのキャンペーンを実施するLINE Payです。
支払いの速さなど利便性だけでいえば物理カードでの電子マネー決済の方が早い場合もありますが、これらのサービスが大きな注目を浴びているのは、キャンペーンも含めて還元率が高くお得になるからです。(銀行系のゆうちょPay、はまPayなど、現金不要で口座残高よりそのまま支払いできる部分のみでもメリットを感じる方もいます)
加えて、提供サービスに関連したポイントが、支払い時に直接的にでも間接的にでも利用できれば、利用する際の利便性も高まります。
現時点ではキャンペーンが乱立していますが、今後はキャンペーン等が落ち着くことを見据えると、普段から利用するショッピングモールやクレジットカードのポイントに関連性の高い○○Payサービスとともに、キャンペーンがお得なサービスを併用しながら利用するのがお勧めです。
こういった観点から選ぶサービスは以下の5つです。
PayPay、LINE Pay、楽天Pay、d払い、Origami Pay
これらサービスの概要、メリット部分について紹介していきます。
お勧めの決済サービスの概要・メリット
先ほど紹介した5つのサービスについて、概要や、利用するメリットを簡単に紹介します。
キャンペーン等を組み合わせると、還元率が良くなることも多いですが、最終的には支払い全体での還元・割引メリットでの判断が重要です。
キャンペーン等にも上限や条件があるので、使い方によっては1つのサービスのみを利用する方がメリットがある場合、Kyashの効果を組み合わせて還元率が良い支払い手段を利用しても、同様の還元率を他の支払いサービスで実現できるので、Kyashを他の支払い時に利用した方が最終的なメリットがある場合もあります。
競合サービスも多く、しばらくは同じようなキャンペーンが続くことが予想されるので、単純な還元率の高さ以外の部分を踏まえて、サービスの選択を行うのがお勧めです。
PayPay
店頭でのお支払いで20%還元という注目度の高いキャンペーンを過去2回実施し、非常にお得なキャンペーンを実施しています。
現時点では、20%還元キャンペーンは終了していますが、「ワクワククペイペイ」キャンペーン(特定店舗でのお買い物で20%還元)、通常の還元率も3%(Yahoo!ショッピング、ヤフオク!除く)に引き上げられるので、クレジットカード、電子マネーでの支払い以上のメリットがある状態になります。
加えてYahoo!カードを支払元にしておくと、還元率が1%加算されて、合計4%還元で支払いを行うことができます。
お得さに加え、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!ではTポイントと併用して支払いに利用できるようになるので、実店舗での決済で貯まったPayPay残高を、ネットショッピングでのお買い物にも利用でき、支払いに利用しやすくなるのはメリットの1つです。
LINE Pay
LINEのサービス利用者数、LINE Pay カード(LINEプリペイドカード)や、早期からお得なキャンペーンを実施していることより、利用したことがある方は多いと思います。
ネット上でのLINE Payでの支払いは普及段階にあるように感じますが、実店舗ではLINE Payアプリ、コード払いを利用することで、3.5~5%の還元を受けることができます。
加えて、時折Pay得祭りなどで20%近い還元を行うキャンペーンも開催され、残高は意外と貯まります。
2019/5/20より総額300億円を全員にあげちゃうキャンペーンも開催されるので、一時的に利用してみて、使い勝手を判断するという方法もあります。
LINE Pay カードでの支払いもキャンペーン対象となる場合も有、リアルカードとスマホ端末を併用すれば効率よくポイントをためることができ、そのポイントを同一サービス内で消化できてしまうので、ある意味効率的な使い方が可能です。
原則として銀行口座からのチャージによる支払いがメインにはなりますが、LINE Payカードと合計して毎月10万円分決済すれば、最大で5%還元を受けることができるので、継続して利用したい方向けのサービスともいえます。
楽天Pay
貯まった期間限定ポイントを実店舗で利用できる機能として、まれに利用する機会はありましたが、どちらかというとオンライン決済の方が有名な印象がありました。
楽天ポイント利用分(通常時):0.5%還元、楽天カード支払い分:通常1.5%⇒合計5%還元となるキャンペーンで、実店舗の支払いに限定されてしまいますが、非常にお得なキャンペーンを展開しています。
貯まったポイントは、ラクマで5%オフクーポンを適用した楽天ペイ(オンライン決済)を利用すると、大きな損なく使えるので、楽天サービスを普段から利用する場合にはお勧めです。
d払い
ドコモ系サービスで、一部のサイト・店舗を除き、ドコモケータイを保有していなくとも利用が可能です。
サービスの注目度は言うまでもありませんが、こちらも「冬のスーパーチャンス」など、20%を超える還元のキャンペーンを開催しており、徐々に実店舗での利用も対象になってきています。
貯まったdポイントは利用しても還元は受けられませんが、メルカリ、ラクマの両方で利用できるなど、様々な商品購入に利用可能です。
d曜日キャンペーンなどを活用すると、利用状況に応じて対象店舗では7%近い還元を受けられるなど、ポイント還元率が跳ね上がる場合もあるので、今後ともキャンペーンに注目して利用したいサービスです。
Origami Pay
クーポンや割引が特徴の独立したサービスで、お得さから意外と使われている印象があります。
割引クーポンのほかにも、対象店舗2%off+Kyash2%還元+クレジットカード1%の合計約5%還元を受けることができるので、ポイ活を積極的に行わない場合、Origami Payを積極的に利用する手もあります。
Kyash2%還元については、毎月上限の12万円を超える支払いをする場合、個人的には○○Payに組み込まないで利用する方がお得と考えているので、利用方法は工夫することも重要です。
まとめ
○○Payで表されるようなキャッシュレス支払いサービスは乱立していますが、使いこなすうえでは、キャンペーン等でのお得さと、普段のお買い物やカード払いで貯まるポイント消化の観点から選択するのが適切です。
現時点では「PayPay、LINE Pay、楽天Pay、d払い、Origami Pay」の5つがお勧めで、普段の支出に置き換えて利用すると、割引や獲得ポイントで最終的な支出を低減させることができるので、都合の良い決済サービスからでも使い続けてはいかがでしょうか?