2017年11月2日より、Yahoo!JAPANカードで、年末までの期間どこで利用しても獲得できるポイントが2倍となる「年末どこでも2倍キャンペーン」が開催されています。
キャンペーン内容に基づき、お得に使うための注意点、お得な利用先について紹介します。
2017年末どこでも2倍キャンペーンの概要
現在されているキャンペーン内容について、前回分と比較しながら紹介します。
項目 | 2017年7月開催分 | 今回開催分 |
---|---|---|
開催期間 | 7月12日~8月31日 | 11月2日~12月31日 |
ポイント倍率 | 3倍(+2倍) | 2倍(+1倍) |
特典上限 | 5000ポイント | 2000ポイント |
特典上限時決済額 | 25万円 | 20万円 |
ポイント種類 | 通常ポイント | 通常ポイント |
対象外の利用先 | nanacoチャージ、ANAプリペイドカードのチャージ分など |
過去の開催時には、ポイントが2~3倍、特典上限が5000ポイントというのが一般的だったのですが、今回は最大で2000ポイントまでと、付与されるポイントが若干少なくなってしまっています。
以前は2週間前後の短い期間で開催されることもありましたが、ここ3回分に関しては2~3カ月と、長期にわたって開催しています。
ここ最近の楽天カードの街での利用最大2倍キャンペーンの特典上限が、毎月1000ポイントまでになっているので、Yahoo!JAPANカードと楽天カードをうまく使いこなせば、11月、12月は毎月最大で20万円分まで還元率2%でお買い物をすることが可能です。
nanaco、ANAプリペイドへのチャージは対象外
基本的にはどこでも2倍なのですが、対象外となる利用先で注目すべきは、nanaco、ANAプリペイドカードへのクレジットカードチャージです。
Yahoo!JAPANカード(JCB)は、数少ないnanacoへのチャージでポイントが獲得できるカードで、2017年4月からのポイント3倍キャンペーン時にはnanaco、ANAプリペイドカードへのチャージが対象外ではなかったため、Yahoo!カード側の意図に反して収益につながらないnanaco、ANAプリペイドカードへのチャージに利用者が殺到したため、次回の開催時には対象外に設定されることになった模様です。
これまでポイントが2倍、3倍となった場合の利用先として、nanacoチャージが推奨できるおすすめの利用先でしたが、現在では利用できなくなっています。(現状はポイント1倍のままです)
類似する楽天カードでもnanacoへのチャージがポイント付与の対象外となってしまったため、キャンペーンを利用してnanaco払いでの還元率を高める方法は、今後難しいのではないかと思います。
キャンペーンを開催するYahoo!カード側の意図は、「Yahoo!グループ以外での支払いにもYahoo!カードを使ってもらいたい」ということだと思うので、nanaco、ANAプリペイドカードへのチャージ以外のお得な利用先でカードを利用していく必要があります。
街でのお買い物・楽天カードとともに
とりあえず、普段の街での買い物に利用すればどこでも2倍(2%還元)になるので、他のクレジットカードよりもお得に買い物ができます。
還元率の良いREXカードでも改悪の影響で1.25%還元になってしまっているので、少しでもお買い物での還元率を高めたい場合には、11~12月限定でもYahoo!JAPANカードを利用するとお得になります。
効果があるのが2か月で20万円までのお買い物までなので、高額な商品を買うとどこでも2倍となる範囲を超えてしまう場合もありますが、クリスマス・冬のボーナスシーズンでの利用にはもってこいのキャンペーンになっています。
20万円以上の支払い予定がある場合には、楽天カードの街での利用最大2倍キャンペーンを活用できれば、2か月間はYahoo!カードだけの場合の倍となる毎月20万円分まで還元率2%で買い物ができるので、併用することでよりお得な買い物が可能です。
またYahoo!JAPANカードで税金を支払う場合、ネット上でクレジットカード決済できる場合には、手数料を差し引いてもnanaco払いと変わらないか若干お得になるケースがあるので、キャンペーン開催時の税金支払いはnanacoを使わない方法もおすすめです。
nanaco以外での税金支払いに関しては以下の記事にまとめています。
Polletなどプリペイドカードへのチャージ
いくつかのプリペイドカードへのクレジットカードからのチャージに活用すれば、還元率を高められるケースがあります。
ANAプリペイドカードには(おそらくnanacoチャージに利用できるため)使えないものの、au walletやPolletなどのプリペイドカードへチャージする場合には、還元率を高めることができます。
au walletの場合にはMasterCardブランドに限定されますが、au wallet利用での0.5%還元が上乗せされ、あわせて2.5%還元が期待できます。
チャージの上限は10万円までになるので、高すぎない買い物であれば十分に活用可能です。
Polletの場合にはVISA、MasterCardブランドが利用でき、チャージ時に0.5%分のボーナスが後日加算されますが、1回のチャージに対し手数料が300円かかってきます。
※Polletは2018/1/24の改悪に伴い、1回あたりのチャージ上限が5万円までとなるので、還元率は-0.067%となります。キャンペーンなどによる高還元率の恩恵を先送りしたい場合には、今後も活用価値のある使い方となります。
上限となる20万円を一括でチャージすると、チャージによるボーナス1000円-手数料300円=700円が余分に獲得できるので、合計で2.35%還元となります。
さらに上限の50万円分まで一括でチャージすると、20万円より増加する30万円分は形式的に1.5%還元(Pollet0.5%+カード1.0%)とみなせるので、店舗を中心に利用する場合にはお勧めです。
楽天ペイ、dケータイ払いプラスへの活用
個人的に、クレジットカードでの支払いが2.0%還元になるメリットが一番あると考えているのが、本人認証サービスが必須となる楽天ペイやdケータイ払い+(JCB除く)に組み合わせるカードとして利用する方法です。
LINE Payの2.0%還元や、au wallet、Polletをクレジットカードチャージで利用する方法、あるいは楽天ポイントをキャンペーン時に交換した楽天Edyなど、還元率2%付近となる支払い方法はクレジットカード払い以外の方法でも実現可能です。
なので、還元率が3.0%であれば話は変わってきますが、還元率が2.0%になったところで、あまり優位性を感じられないといった場合もあるかと思います。
一方で、クレジットカードでしか支払えない場合、すなはち楽天ペイ、dケータイ払いプラス、セキュリティ管理の厳密な通販サイトなど、本人認証サービスの利用が義務付けられた支払いに利用する場合、今回のキャンペーンが最も効果を発揮するのではないかと思います。
楽天ペイ、dケータイ払いプラスはあまり利用する機会がないかもしれませんが、身近なところであればメルカリ(dケータイ払いプラスのみ)、フリルといったフリマアプリや、サンプル百貨店でも利用できるため、節約でお得に欲しいものを入手したいときにも活用可能です。
楽天ペイ、dケータイ払いは定期的にキャンペーンを実施しているなど、支払い方法によるポイント+クレジットカードのポイントの2重取りが可能で、単純なクレジットカード払いよりも大きくお得になる場合もあるので、さらにこういったポイント2倍、3倍キャンペーンを組み合わせて利用できれば、さらにお得にお買い物が可能となります。
保有するブランドでの差はあまりありませんが、dケータイ払いプラスやau walletなどのプリペイドカードとの組み合わせも踏まえて、カードブランドを選択すると良いでしょう。
nanacoチャージの関係で、JCBが推奨されている場合もありますが、個人的には普段nanaco払いをしなくなったこともあり、VISAまたはMasterでの保有がおすすめです。
まとめ
キャンペーン期間中は普段の利用先、プリペイドカードへのチャージでもお得に利用でき、楽天カードのキャンペーンも組み合わせることができれば、年末までの2か月間は2%還元での買い物が毎月平均20万円分・合計40万円まで可能となります。
優位性があるのは、本人認証サービスが必要となる楽天ペイ、dケータイ払いプラスと組み合わせて利用することで、還元率の高さも含めて代替できる支払い手段がないため、キャンペーンのメリットが一番大きくなることから、キャンペーン時には優先して楽天ペイ、dケータイ払いプラスに利用するのがおすすめです。