自宅でプリンターを使う際、意外とネックになってくるのがインク代です。
年賀状、A4サイズの資料等の印刷だけでなく、ここ最近はフリマアプリなどの個人間取引向けのためのクリックポストなどでも使用する機会がありますが、できるだけお得に利用したいところです。
今回は純正インクカートリッジに絞って安くお得に入手する方法を紹介します。
インク代を安くする様々な方法
プリンターのインク代を安くする方法は様々で、だれでもできる一般的に実践されている方法をリストアップします。
・大容量インクカートリッジを買う
・純正カートリッジにインクを詰め替えて使う
・互換インクカートリッジを買う
・互換カートリッジにインクを詰め替えて利用する
・各種セール時にまとめ買いで安く買う
・期限切れインクカートリッジを格安で購入する
・ヤフオク!、メルカリで未使用品(中古品)を買う
単純な安さは、互換インクカートリッジまたは詰め替えインクを楽天お買い物マラソン時に購入する程度でも十分実現できますが、印刷時の品質やエラー等の少なさを求めるのであれば、できる限り純正のインクカートリッジを使用したいところです。
プリンターの使用頻度がそれほど高くない場合、カートリッジの目詰まりや久々にプリンターを使用するなどで新たなカートリッジを必要としている場合など、純正カートリッジの購入を検討するケースは稀ではないと思いますが、価格の高さによって購入をあきらめる方も多いのではないでしょうか。
ここまでリスト化した方法は「インクのみ」または「インクカートリッジ単品」で購入する方法ですが、純正インクは単品以外にも入手する方法が存在します。
今回は最終的に純正インクカートリッジを安く入手できる方法について紹介します。
インクはプリンターから入手するとお得に!?
最初に結論を述べてしまいましたが、純正インクカートリッジを安く入手する方法の1つは、プリンターを買って、付属する純正インクを使用することです。
インクカートリッジの小売り用の箱にも入っていませんし、何しろプリンター本体とのセット販売なので、単品で買うよりお得なのは容易に想定できます。
でも単純にインクを使うだけでは割高な買い物なので、ひと手間加えて使わないプリンターを売却することが必要になります。
ここまでは理論上の話なので、ここからは実例をもとに紹介して行きます。
個人的な好みもあり、キャノンのTS3130(インクカートリッジ:BC-345、BC-346)について、楽天ビックで購入し、プリンター本体をヤフオク!で売却する場合と、インクカートリッジのみを購入する場合のインクカートリッジ費用を計算してみます。
TS3130価格@楽天ビック:5369円
TS3130(インク無し)売却時手取り:約2700円
BC-345+346実質価格:2669円
BC-345+346@楽天ビック:3556円
単純に楽天ビックの販売価格とヤフオク!売却時の価格差で計算しても、ひと手間加えることでインクが安く手に入ることが確認できました。
さらに楽天市場などでのセールを活用すれば、プリンターまたはインク単品入手時の実質価格が下がるので、プリンター本体を売却する効果が高まります。
ここで楽天ビックの場合、買い回りセールやクーポンをうまく活用して購入することで2~3割ほど安く購入できるので、2通りの価格(販売価格のまま、25%割引の価格)にてインク代の実質価格、価格差を整理しました。
割引なし | 25%割引時 | |
---|---|---|
TS3130価格 | 5369円 | 4027円 |
売却時手取り | 2700円 | |
インク実質価格 | 2669円 | 1327円 |
インク楽天価格 | 3556円 | 2667円 |
価格差 | 887円お得! | 1340円お得! (約半額に!) |
この場合の良い点は、実質価格も踏まえてプリンターを安く買えれば買えるほど、インクも安く買える結果になるということで、今回の試算ではセールを活用してインクのみを新品で買う場合と比較し、半額程度の値段で購入できるという結果になりました。
プリンター機種によっては必ずしもこの方法を採用してもインク代が安くならない場合もありますが、少し高めのCANON・TS8130という機種や、エプソン・PX-049Aでも同じよう計算したところ、プリンタ本体を売却することで純正インクを安く入手できる結果になったので、人気の売れ筋プリンターを中心にひと手間かけることで、純正インクカートリッジを安く入手することが可能です。
XLタイプ購入や互換インクとの価格比較
最後に、BC-345+346のインクカートリッジまたは詰め替えインクを入手する場合のインク代の差を考えます。
基本的には楽天市場(楽天ビック)で販売している価格を基準に、まとめ買いで25%オフとなった実質価格にて比較を行います。なお、容量が大きいタイプの商品の場合、「BC-345、346 各1個」当たりの価格に換算しています。
入手先等 | 販売価格 | 実質価格 |
---|---|---|
プリンター由来 | (プリンター価格込) | 1327円 |
純正インク | 3556円 | 2667円 |
純正インクXL | 2823円(換算済) | 2117円 |
互換インクXL | 2258円(換算済) | 1693円 |
詰め替えインク | 356円(換算済) | 267円 |
詰め替える手間を除けば中身のインクだけを買うのが一番安くなるのは言うまでもありませんが、詰め替えを行わない場合、プリンターの機種によっては今回紹介した方法で純正インクを入手した方が安くなる場合もあります。
純正の半額以下~1/3程度の互換インクが流通している機種では、あまり実質価格での価格差がないか互換インクカートリッジの方が価格的なメリットがある場合がありますが、純正インクに限ってしまえば、どのプリンターでも一番実質価格が安くなる入手方法になることがほとんどなので、多少時間がかかっても大丈夫な場合、普段からヤフオク!やメルカリで商品販売している方にとって安く純正インクを入手したい場合のお勧めの方法です。
まとめ
プリンターを購入後、ひと手間かけてプリンター本体のみを売却することで、純正インクをほかの方法よりも安価に入手できる場合があります。
互換インクと比較した価格の優位性は、互換インクの販売価格次第な面がありますが、純正インクカートリッジにこだわる場合、大容量タイプを購入するよりも安価に純正インクを入手できる場合があるので、日々のインク代が高いと考えている場合には、今回の方法も検討してみてはいかがでしょうか。