ヤフオク!やフリマアプリでの個人間取引にも活用可能なクリックポストについて、多いときで毎月30~40個ほど発送利用してきた経験をもとに、おすすめの資材・発送環境と準備物について紹介します。

クリックポストの特徴と規格

クリックポストのページには、以下のように6つの特長がある発送方法として紹介されています。

送料が全国一律185円(2018/9より)
・ネット上で運賃決済
・ラベルの手書きが不要
・ポスト投函による発送が可能
・郵便受けに配達
追跡サービスあり

個人的に重要であると感じてるのはマーカーを引いた部分で、ヤフオク!やフリマアプリで主に中古となる小物類を、安価で発送・取引できる追跡番号有の発送方法であることが、自身がクリックポストを利用している理由となっています。

クリックポストの規格は以下の通り設定されています。

サイズ:34cm × 25cm、厚さ3cm
重量 :1kg以内
料金 :全国一律185円

A4サイズ(210 mm× 297 mm)くらい、かつ1kg以内の商品が、全国どこでも185円で発送可能で、サイズ・重量だけを見ればレターパックライトに置き換えて利用できる発送方法とも考えることができます。

以下の記事にて紹介していますが、使い方やトラブル時の対応を把握していれば、とても便利に利用可能です。

Yahoo!IDの登録とクレジットカード

クリックポスト発送で必須となるのが、Yahoo! JAPAN IDおよび支払い手段としてのクレジットカードです。

Yahoo! JAPAN IDはヤフオク!をやっている方ならだれでも持っていますし、新規で作成する場合も費用はかかりません。

一方でクレジットカードに関しては、若干ネックになる方もいるかと思いますが、プリペイドカード類やデビットカードも登録可能なものがあるので、解決することは可能です。

自身はVisaプリペイドであるPolletで決済できることを確認しているほか、LINE Payカードやお財布Pontaといったプリペイドカードでも決済可能なようですので、利用にあたっての障壁はそれほど高くはありません。

還元率の良いクレジットカードで支払った方がお得なのは言うまでもないので、登録するカードは以下の記事も参考に。

簡単にできる節約術として効果があるのが利用者にとってお得なクレジットカードを利用することです。高還元率のクレジットカードを選べば、還元率が2%近くになるため、うまく使えば月々5万円

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メジャーやはかりなどの計測グッズ

クリックポストを利用する以上、発送を行ってもらうため、規格に従ったサイズ・重量に収める必要があります。

<クリックポストのサイズ・重量規格>
サイズ:
34cm × 25cm、厚さ3cm
重量 :1kg以内

必須ではありませんが、発送可否を判断するために必要なグッズを揃えて置くと便利です。

自身は以下のようなものを準備しています。

デジタルばかり(デジタルスケール)

それほど高級なものは必要なく1000円ほどで買える安価な商品で十分利用可能です。

クリックポストは1kg以内までのため、1g単位で測定できれば十分です。

定形・定形外郵便や、宅急便サイズの荷物まで考慮すると、80サイズの重量上限に相当する5kgを少し超えるタイプのはかりを準備しておくと、クリックポスト以外の商品を発送する際にも役立ちます。

メジャー・定規等

こちらはサイズを確認するうえで必要になる場合があります。

通常はレターパック封筒(ほぼ34cm × 25cm)やA4紙(29.7cm × 21cm)、既製品の封筒サイズ等を目安にすれば良いのですが、厚みがある商品を発送する場合や、段ボール箱を発送用に加工する場合など、必要になることが何度かありました。

たいていはどの家庭にもあるもので、ない場合にも100均の商品で十分利用できます。

厚み測定用に規格に合わせた穴が開いている定規や、ノギスなども活用可能です。

発送に支障が出なければなんでも利用できるので、オリジナルでも市販のものでも準備しておきたいグッズです。

梱包資材・梱包に利用できる中古資材

梱包資材もいくつか種類がありますが、個人間取引においては商品が無事に届くことの方が重要なケースも多く、必ずしも通販サイトと同じく新品のきれいなものを利用する必要はありません。

どのケースにおいても共通して準備しておきたいのが、ハサミやOPPテープといったもので、そのほかの緩衝材をはじめとした梱包用の資材は市販のものからリサイクル品まで様々です。

専用の厚紙封筒や段ボール

ネット通販で薄手の洋服やナッツ・麺類といった食品などを購入すると、利用されるケースが多いのは既製品で市販されている厚紙封筒(レターケース)や専用の薄型段ボールです。

あらかじめサイズが決まっているため、クリックポスト用の商品を購入しておけば、厚み以外は気にせずに発送に利用できて便利ですが、緩衝材がないために用途はあらかじめ限られてきます。

クッション封筒・クッションバッグ

紙封筒の内側に緩衝材(プチプチ)が貼り付けられたもので、先ほどの厚紙封筒や段ボールケースと並んでよく利用されています。

プチプチの厚みの分、発送できる商品は段ボールケースよりも若干小さいものになってしまいますが、緩衝材での保護が必要な商品をそのまま封筒に入れるだけで発送できるため、発送する商品によってはこちらの方が便利な場合もあります。

サイズにもよりますが、まとめ買いすることで1つあたり10~20円台で利用できるので、クリックポストなどを利用する機会が多い場合には、まとめて購入してストックしておくと良いでしょう。

緩衝材+宅配袋・ビニール封筒・紙封筒

先ほどのクッションバッグと同じ役目、あるいは外側の封筒(+防水性)のみとして用いられるのがこの方法です。

個人の方だとプチプチを巻いたうえで、紙封筒に入れて発送されている方もよく見かけますし、形のしっかりしたものであればプチプチで巻くだけでも十分な場合もあります。

他にも、ショップの紙袋やビニール袋、紙箱を利用されるケースなど様々で、リサイクル資材でも見た目さえ気にしなければクッションバッグや厚紙封筒と同じように利用できます。

ゴミ袋やコンビニ、スーパーのビニール袋だと失礼に当たるケースもあるので、利用する際にはあらかじめ断りを入れておきましょう。

段ボールの加工等

これまで紹介してきた資材もリサイクルして利用可能ですが、これらに加えて利用できるのが中古の段ボールを活用する方法です。

極端な話、薄手の商品では、あらかじめカットとしておいた段ボール2枚で商品を挟み込んで、4面を全部テープで止めたりするだけでも十分な場合があります。

また、L字型に加工したものを2枚用意して、「」のように重ね合わせ、重ねた部分をOPPテープで貼って固定し、その後側面を塞いで箱型にするという方法もあります。

巻き段ボールのような使い方になりますが、商品の保護としては優秀なので、個人間取引用に資材を買いに行くくらいであれば、自宅にある資材をリサイクルするだけで十分です。

他にもレターパック封筒を残しておき、宛名部分を切り取って2つ折りで利用することもできるので、資材節約のために再利用できそうなものは普段から保管しておくと良いでしょう。

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プリンター&ラベル作成用紙

クリックポストの売りの1つは、自宅でラベル印刷してポスト投函にて発送できることです。

そのため、プリンターをはじめとした印刷環境は、便利に利用するためには必須です。

<最低限必要なもの>
プリンター(A6またははがきサイズ印刷が可能なもの)
替えインク(互換品、詰め替え利用で十分)
印刷用紙&貼り付け用のテープorのり

<できれば準備したいもの>
ラベルシール(A6サイズまたはA4サイズをA6へカット)

ラベルシールはA4・500枚入りのものを購入して自分でカットし、A6サイズで必要な部分のみ印刷すれば、1回あたりの費用は約1.5円まで抑えることができ、普通の紙に印刷したものを貼り付ける手間を考えると、十分すぎるメリットがあります。

また印刷コストにこだわる場合、本体の価格は高くなってしまいますが、エプソンのエコタンク搭載モデルという選択肢もおすすめです。

印刷やラベルシールに関しては以下の記事にて紹介しています。

安くて便利で追跡番号付きのクリックポスト、使い方と利用実績の紹介!

理想はポストや郵便局の近くに住むこと

最後になりますが、意外と重要なのがポストや郵便局に近いかどうか、あるいは通勤・通学途中などに利用できるポストや郵便局があるかどうかです。

主に集荷に対応しているレターパックプラス(送料:510円)との比較になりますが、発送準備(レターパックプラスの場合はweb等での集荷依頼も含む)にかかる時間が同じだと仮定して考えます。

ポスト投函のために往復で20分かかる場合、時給1000円で働いたとして考えても、333円分の労働に相当するため1つの商品発送だけのためにクリックポストを利用しても、あまり効率的ではありません。

正社員で働いている方であれば、同じ時間で残業した方が収入は多くなるので、できる限りまとめての発送や投函にかかる時間を減らす工夫が必要になります。

自身は以前、マンションの敷地正面にポストがあったので、外出する用事がないときでも家から出て往復1分以内で発送が完了できてとても便利でした。

発送費用が安いことはメリットの1つですが、発送のためにかかる時間も同じように重要で、発送側でクリックポストの恩恵を最大限に受ける場合にはポストの近くに住むことが理想的です。

趣味だけを目的にオークションやフリマアプリを利用されている方もいるかと思いますが、多少なりとも収入を得ることが目的の場合には、発送にかかる時間も考慮してみてください。