クリックポストは全国一律185円で追跡番号付きの格安発送ができるため人気があります。

個人的には速達性のないレターパックライトのような感じで利用でき、東京→関東など比較的近い距離であれば翌日には届く場合もあります。

使い方や利用実績などは以下の記事にて紹介しています!

全国一律164円で追跡番号付きの格安の発送方法として、自身はオークションなどのお取引で使用する機会が多く、金券類を送る際の定形郵便以外の格安での発送サービスはすべてクリックポストに
一方で、個人間取引の増加に伴い未着トラブル、発送事故・発送ミスの絶対数も増えてきたように思います。

今回はクリックポストが届かない原因と解決法について自身のやらかした経験をもとに紹介ます!
cpost

クリックポストが相手へ届かない原因一覧

追跡番号があるので、ほとんどの場合届いたり、最低でも相手方の方面へ配達されていることは確認できるサービスとなっています。

安価な割にとても優秀なサービスと思うのですが、自身のミスで2度ほど届かずに返送されてきたことがありました。

その時に貼ってあった記載内容も含めると、未着になる原因として以下のような理由が考えられます。
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・大きさ、重量が既定の範囲外
・ラベルが修正されている
・取り扱い荷物の不適
・印字不良によりバーコードが読み取れない(住所が読み取れる場合でも返却となるようです。)
・専用ラベルの有効期限超過
・専用ラベルの記載データ異常(例えば宛先が「火星」とかになると引っかかるのでしょうか?)

加えて以下のような可能性も考えられると思います。

・人為的なミスで投函ができていない(未発送)
・配達中にラベルがはがれたり、紛失で行方不明
・近所への誤配達や家族の方の受け取りで気が付かないケース

これらの項目について詳しく紹介していきます。

クリックポストとゆうパックなどとの違い

クリックポストのサービス自体を詳しく知らない方も多いと思うので、かんたんに説明します。

同様サービスの違いとポスト投函について

クリックポストは、ゆうパケットの1種で、規格面等の基本的な部分はゆうゆうメルカリ便(厚み3cm以内)等、フリマサイトなどのサイト連動発送サービスとほぼ同じサービス内容です。

同様のサービス間での主な違いは、ポスト投函ができるかどうかです。

ポスト投函での発送可能なクリックポストの場合、注意してほしいのが、手続き完了となるまで最大で2日以上要する場合があることです。(土日に回収されないポストに、金曜日の回収時刻以降に投函した場合など)

商品を発送する場合、ポスト投函して品物が手元を離れた段階で発送の通知を行う場合も多いと思いますが、郵便局側が回収されて処理が行われるまでは伝票番号検索に反映されないため、特に翌日に届く地域の方からは、この段階でも商品が届かないといわれることがあります。

事前記載や連絡への返信で納得いただける場合がほとんどですが、ポスト投函と回収時間・回収日の関係で発送側に問題がなくても未着と主張されるケースがあります。

ゆうパックとの違い・「引受」後の追跡性について

ゆうパックとの速達性以外の大きな違いは、中継途中の履歴が記録されるかどうかです。

同一地域ではなく、ある程度遠方に中継局を経由して届く場合、ゆうパックでは以下のように記録されます。

一方で、クリックポストは「引受」が記録されると、途中の履歴が反映されないため、配達担当の郵便局に届くまで、輸送状況が確認できません。

また「到着」が記録されるのは、配達日前日夜間だったり、配達日当日朝だったりするので、特に沖縄・北海道など遠方宛に送る場合、引受~到着までの期間が3~4日程度かかる場合もあるので、この間に「届かない」と相手から連絡がある場合があります。

同様に中継履歴が記録されないレターパックでは、引受~到着までの期間が短いため、ポスト投函で発送しても連絡が来ることは少ないですが、クリックポストは上記要因により、印象の部分で未着と認識されやすい傾向にあります。

標準的な日数は「日本郵便 お届け日数」といった形で検索して見つかる日本郵便のサイトで検索できますし、窓口発送であれば、手続きの際に担当の方に聞けば標準的な配達日数を教えてもらえます。

クリックポスト未着原因詳細と解決法

大きさ、重量が既定の範囲外

クリックポストのサイズ・重量制限:34cm × 25cm、厚さ3cm、重量1kg以内

表記上最大と考えられる1.499kgまで許容という見方もできますが、定形郵便、定形外郵便の料金が~25g、25g~、50g~、100g~、250g~という区分で分かれていることから、1kg=1000gちょうど(=1000.5g未満)として見ておくとよいかと思います。

大きさに関しては一般的なポストに入ればほぼ問題ないので、重量が1kg=1000gちょうどを超えてしまうことが未着+返送の原因になるのではないかと思われます。

ただし、サイズに関しては定形郵便の最長辺が23.5cmとなっていたり、かつてポスパケットの厚みが3.5cmとなっていたことを考えると、3.1cm以上の場合には配達されずに返送されてくる可能性もありそうです。

手元にはかり(キッチンスケールなど)、定規やメジャー等を準備しておき、事前に重量を確認して発送することでこのミスは防げると思います。

自身は、はかり(g単位で確認できるもの)、3cm専用の定規、ノギスを利用して規格内で梱包できているかを確認しています。

ちなみに寸法はレターパック封筒の寸法がほぼ34cm×25cmとクリックポストと同じ規格なので、使用済みのものを保管しておき、重ね合わせてサイズを確認しています。

場合によっては、レターパック封筒を(同意を得たうえで)そのまま再利用して、クリックポスト用に利用することもあります。

ラベルが修正されている

自身は体験したことがないので、想定で書いている部分もありますが、住所の番地が抜けていて書き足したり、発送先の住所に変更がありラベルの上に宛名シールを貼ってしまった場合などが考えられそうです。

投函前に間違えたことに気づいた場合は再度作成印刷すればOKです。
投函後の場合には、返送まで待つ以外の方法はありません。

間違えで配達が完了しない伝票分には課金がされないようです。

取り扱い荷物の不適

発送できないケース:現金、信書、貴金属等の貴重品および爆発物・毒劇物等の危険物等がある場合。

基本的に中身を確認することはないので、伝票の記載物が発送できない品目に該当する場合や、異臭、液漏れ、梱包状態の不備(中身が飛び出す恐れがある)など発送に適さない状態であることが原因であると思われます。

禁止物を入れたり、梱包状態に不備がない場合には特に問題ないケースと思います!

印字不良等によりバーコードが読み取れない

自身が経験したのは、インクが切れかかった状態で発送したため、薄くて読み取れずといったものでした・・・
住所が見えればOKと思っていたのですが、バーコード・2次元コード部分が読み取れないとダメなようです。。。

他にも印字が問題なくても、貼り付け時にバーコード・2次元コード部分が波打ってしまったり、バーコード・2次元コード部分の上からOPPテープを貼ったために、光が反射してうまく読み取れないなどのケースもあるようです。

ゆがみなく、普通に印刷できたものを貼れば大きく問題にはならないので、印刷・貼り付け状態に気を使ってチェックするとミスが防げると思います。

専用ラベルの有効期限超過

有効期間は、「Yahoo!ウォレット」でお支払い手続きが完了した日の翌日から起算して7日間となります。

原則発送などでも支払いを確認してから作成する場合では問題になることはほとんどないですが、先に伝票を作成しておいて準備していながら、支払いが遅れたために有効期間を確認し忘れて、発送時には期限切れというケースはありそうです。

7日間もお支払いを待つことは特に個人レベルであれば余り少ないと思うので、この期間に合わせて入金期限を設定したり、入金後に作成して週末にまとめて投函するなど、自分ルールを作成しておくとこの項目に起因するミスは防げると思います。

お支払いが遅い方に合わせてミスをするのはもったいないので、自分の発送のペースに無理のない範囲で合わせてもらうというのも1つの手だと思います!

専用ラベルの記載データ異常

特殊な字体・フォントで印刷時にエラーが出てしまった
入力ミスでお届け先の方の名前と住所が一致しない
住所の入力が不完全で正常にお届けができない可能性がある
 などなど

色々と原因は考えられるかと思います。

システム上・人為上のミスの両方の可能性があるので、追跡番号や発行時のデータなどを確認してみると原因が特定できてくると思われます。

+αで原因を記載してくださる場合もあるので、確認後に伝票再発行等で対処するとよいでしょう。

人為的なミスで投函ができていない(未発送)

これはどちらかというと荷物を受け取る側が未着でトラブルと感じる場合が多いケースではないでしょうか?

メルカリなどの取引に慣れていない出品者の場合、伝票番号を通知しない場合も多いので、発送されたかがわからないままのことも多いかと思います。

また本当に引き受けされていても、到着直前まで発送の途中経過が検索に反映されない場合があるので、伝票番号があっても判断がつかない場合もあります。

おおむね荷物回収日(引き受け日)の翌日~翌々日には配達が完了するので、遠方でない限り伝票番号で配達状況が確認できず、3~4日前後で届かない場合は、物理的に発送していないケースを想定してもよいかと思います。

また、大雨の場合などで物理的に回収が行われない場合も、引き受けがされていないために未発送と同じような状態となるため、正常に届くと思っている方から問い合わせが来ることも。。。

伝票番号等の情報が残るため、出品者が開示すれば最終的にはどちら側に主だった原因があるか、特定すること自体は可能と思います。

配達中にラベルがはがれたり、紛失で行方不明

実際にあるかはわかりませんが、想定できるケースとして記載しています。

追跡番号があるため、ほとんど紛失なく、紛失してもどこまで配達が進んでいたかは特定可能なので、調査対象を絞ることは可能と思います。

ラベルはがれや紛失時も差出時の荷姿がわかれば、調査依頼自体もしやすいと思われます。
解決策は郵便局への調査依頼程度と思われます。

最終的に荷物が出て来なかった場合の対応はお取引次第ですが、一般的には引き受けが済んでおり、伝票が間違いなく作成され発送が行われているのであれば、出品・販売側の責任は免除される場合が多いのではないかと思います。

個人的には、出品者側が伝票の作成情報や荷姿、引き受けを担当する郵便局を開示の上、引き受けを担当する郵便局側には出品者が、配達を担当する側には購入者側が担当するとよりスムーズなのではと思います。

近所への誤配達や家族の方の受け取りで気が付かないケース

これもどうしようもない場合がありますが、多くの場合は気づいて本来の方に届けてくれたり、家族の方が渡してくれたりで解決する場合がほとんどかと思います。

届いていると思われる段階で、一度伝票番号を検索して、配達状況を確認してからの対応を行ってください。

まれに、ついうっかりといったこともありそうですが、確認して見つからない場合は最終的に配達担当局に問い合わせといったことになりそうです。

厳密にいうと未着ではないですが、本来の受け取り人が受け取れていないという意味では、未着といえるのかもしれません。

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伝票番号への反映と配達日数

クリックポストはポスト投函も可能で、厳密には速達サービスではないので、ゆうパックなどどとは異なる部分があります。

伝票番号への反映までの時間

窓口で投函した際には、比較的早い段階で伝票番号検索に反映されると思いますが、ポスト投函の場合には時間がかかる場合があります。

休日や郊外・地方の地域で投函する場合、当日の最終の回収時間が早く設定されていた場合には、日中に投函しても当日ではなく翌日に回収となることがあります。

加えて回収が終わってから引き受け処理が行われるまでに時間差があるため、翌日のお昼を過ぎたあたりでも伝票番号が反映されないことがあります。

正常に発送されるほとんどの場合では夕方(17~19時前後目安)には処理(担当局受付&伝票番号への反映)が行われるので、投函翌日の早い時間帯に伝票番号を検索した場合には、「お問い合わせ番号が見つかりません。」となってしまう場合もあります。

まれに伝票番号が反映されずに、配達局へ届いて配達が完了してしまうケースもありますが、2~3日もすれば中継局・配達局への到着が反映されるので、伝票作成に間違いがなければ少し待つことも必要です。

発送通知後に伝票番号を検索された相手が、「お問い合わせ番号が見つかりません。」と表示されてしまうと不安に思う場合もあるので、伝票番号への反映が発送通知の翌日になる場合には別途連絡しておいたり、逆に伝票番号へ反映された段階で通知を行うとより丁寧な対応となります。

配達日数の目安

配達先にもよりますが、個人的にはゆうパックの配達日数+1~2日が配達日数の目安ではないかと思います。

過去に東京都新宿区より当日の集荷に間に合うように差し出した荷物の到着履歴を紹介します。

差出日や地区(管轄郵便局から配達担当局までの距離)、天候などによっても異なりますので、あくまで参考情報としてお考えください。

<翌日着(+1日)>
東京都内、埼玉県、神奈川県、千葉県、大阪府、愛知県

<翌々日着(+2日)>
山形県、静岡県東部、宮崎県、秋田県、山口県、京都府、鳥取県、北海道(地域によって大きく異なると思われます)

<翌々日以降~(+3日以上)>
広島県(3日)、沖縄県(日数不明)

※航空搭載か船便になるかでも配達日数が異なりますが、自身の最長記録は沖縄宛てに送った場合で、7日間(ポスト投函を加味すると最長8日間)かかったことがありました。

急ぎのお届けには向いていないので、確実に間に合わせたい場合にはレターパック、ゆうパック等を利用するようにしましょう。

未着の場合・事故調査を依頼する場合

基本的にはここまで説明してきた通りで、人的な要因で引受が行われなかったり、サービス内容や標準的な配達日数を確認せずに、未着だと思い込んでいる場合が多くなります。

一般的に考えても、ミスの原因があるのは「知識のない方・利用者≫運送業者」となるので、なんでも未着だと問合せする前に、一度該当しそうな原因を確認してみるのがお勧めです。

それでも未着の可能性が高い場合、相手側へ連絡を行ったうえで、荷物の発送状況を確認するため必要に応じて事故調査依頼を行います。

配達担当局に到着以降は、相手にも協力いただいて発送情報や荷姿を開示した上で、受け取り側で確認いただくのがベストですが、「引受」のままで未着となっている場合、差出人側で確認を行います。

郵便局側で受付してくださるので、最寄り、できれば荷物を差し出した/回収する郵便局へ、必要事項(発送情報)・荷姿等をまとめたうえで、相談しに行きます。

忙しかったり、郵便局が遠方の場合、ネット上でも調査依頼を行うことが可能です。

郵便事故のお申出(日本郵便HP)

クリックポストの場合は自己解決が基本となるので、未着の可能性が高い場合には、依頼者側より直接問い合わせが必要になります。

一方で、ここ最近は匿名発送で、相手方の取引情報を把握せずとも発送ができるようになってきていますが、この場合の問い合わせ先は、メルカリやヤフオク!等の取引サイト上で運営側に行う場合があるので、状況に応じて適切な側へ問い合わせを行ってください。

自身の体験談とまとめ

自身は印字不良(印刷が薄い)で一度差し戻しを食らったり、住所不完全(住所表記ミス)で返送になったものの、旧住所のまま発行・発送していたために、転居前の住所から転送サービスで手元に戻ってきたことがありました。

転居転送サービスは以下のページでも説明しています。

引っ越しの時は何かとバタバタしがちで、引っ越し業者やお手伝いしてくれる友人の方への手配と荷造り~新居の搬入と荷物の整理で手一杯なことも多いかと思います。 旧住所あてに郵便物が配達

いずれも、お金をいただいての取引であったため、ご迷惑をかけることになりましたが、逐一状況を報告することでなるべく時間のロスなく再度発送することができました。

郵便局側のミスというより、何かしら人為的なミスで未着となっている場合が多いので、確認後の発送や、未着・ミスの起こりやすい項目について事前に把握しているとよいと思います!