仕事でのPC作業効率向上や、転売・せどり関連の作業・調査、ブログ等での文章作成、株やFX・仮想通貨取引等、あらゆる場面で欠かせないのがPC上の作業スペースです。

自身の現在の運用環境をもとに、作業効率アップの方法を紹介します。

マルチディスプレイ環境の構築方法

単にPC作業するための画面を増やす方法を考えると、選択肢は以下の通りです。

・複数台のPCを並べて使用する
・ノートPCに外部ディスプレイを接続する
・デスクトップPCに複数台のディスプレイを接続する

どの環境を採用するかは手持ちのデバイスや、スペースの問題もありますが、一般的にはPC1台+複数台のディスプレイの組み合わせでマルチディスプレイ環境がほとんどではないでしょうか。

ここでノートPC、デスクトップPCそれぞれでマルチディスプレイ環境の構築方法を紹介します。

ノートPCでのマルチディスプレイ環境構築方法

ノートPCの場合、単純に映像出力端子の数までは容易にディスプレイを増やすことが可能です。

例えば、D-sub端子とHDMI端子を搭載したノートPCの場合、それそれの端子にて外部ディスプレイを接続すれば、3画面環境が構築可能です。

一方で、PCによっては、映像出力端子部分が干渉するため、片方の端子しか利用できない場合もあります。

こうなると、デュアルディスプレーどまりになってしまいますが、実はUSB端子とUSBディスプレイアダプターを利用することでも外部ディスプレーを増やすことが可能です。

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4000~5000円ほどしますが、余っているUSB端子やUSBハブを活用してモニターを増設できるので、PC側の性能に余力があれば、USB端子だけでもマルチディスプレイ環境を構築することが原理的には可能です。(写真のものであれば、システム上は6台分まで増設可能です)

ただし、静止画を表示させるのにはあまり問題ないですが、動作が遅れがちになったりするので、ノートPC画面を含めて4画面を超えるようであればデスクトップ環境にしたり、複数のPCでの運用を前提にする方が無難です。

デスクトップPCでのマルチディスプレイ環境構築方法

デスクトップPCの場合、パーツの増設・構成変更等でも接続可能なディスプレイ枚数が異なります。

基本的には、マザーボード(2~3枚)+グラフィックボード(2~4枚)の組み合わせで、接続するディスプレイ枚数に合わせた構成にしておく必要があります。

6画面マルチディスプレイで運用していたころの株取引環境について紹介します! 最新の環境並びに2~7画面まで試した結果は以下の記事を参照ください! https://space-az

先ほどのようにUSBディスプレイアダプターを活用するよりも、グラフィックボードの枚数・スペックで接続可能なディスプレイ枚数を調整するのが大きな違いです。

スペック等は株やFX用にカスタマイズ販売されているPCや、ゲーミングPCなどを参考に自作することも可能です。

ちなみに23インチ前後のワイドモニター、2×2での4画面用のモニターアームで設置する場合、安価なものをセールなどを狙って購入すれば5万円を切るくらいの価格で準備可能です。

設定方法等の詳細は以下のページにて紹介しています。

株・FXなどの取引用にはもちろんのこと、仕事用の資料作成などでも便利なマルチモニター環境の構築・設定方法について画面数別(2~8画面)に紹介していきます! 2画面・デュアルディス

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せどりでのリサーチや出品時の作業効率アップに

せどりに限らず、ヤフオク!やメルカリで不用品を出品する場合、どのくらいで売れるのかを調べるために、価格検索や他出品者の価格を調べながら値段を付ける場面は少なくありません。

スマホアプリで2~3行程度の簡単な説明文で出品する場合には気にしなくてよいですが、そこそこの価格で販売したい場合、出品先吟味したり、十分な説明を行うことが欠かせません。

例えば、自身がヤフオク!への出品を行う際にPC上で行う作業は以下の通りです。

1.ヤフオク!やメルカリでの出品状況・取引価格調査

2.取引された商品説明文・状態詳細の確認
(出品予定価格の決定のため)

3.入手元やメーカーサイトでのスペック調査
(必要に応じて、情報やURLを説明文にコピペ等で記載)

4.画像編集、出品テンプレートのコピペ

5.出品商品の説明文作成

これらの作業を出品商品の説明作成時に同時に行うのですが、その都度表示するタブを切り替えたり、最小化と最大化を繰り返して操作をしていると、意外と時間のロスが発生しています。

この部分がマルチディスプレイ環境を導入する最大のメリットで、画面切り替えに要する時間を最小限にすることで作業効率アップが可能となります。

なので、最低限出品商品の画面は開いたままで、マルチディスプレイの残りの画面を利用して取引相場の調査や画像の編集を行っています。

Amazonに出品する場合や、フリマアプリで出品する場合には状況が異なる場合がありますが、普段から商品売買を行う場合、最低でも2画面、できれば4画面で作業できる環境があると理想的です。

また普段は活用しなくても、せどりのためにリサーチしたり、出品でPCを使用するタイミングで2画面⇒4画面へするといったように、電源のON・OFFだけで容易に切り替えできる環境を準備しておくのも有です。

1時間で3分程度、1日3時間の作業で10分位程度の時間短縮効果があるとすれば、比較的早期に費用回収は可能ですので、副業等でもPC利用機会が多い場合には、早期の理想的な作業環境構築をお勧めします。

株やFX・仮想通貨取引や文章作成にもおすすめ

株を1銘柄のみ、FXでも通貨ペアを固定して取引する場合には、スマホ端末のみでも十分かもしれませんが、情報収集を行うにはより多くの画面か、より大きな画面を利用することが必要不可欠になってきます。

自身は元々株取引のために6画面以上で利用できるPCを購入・整備したので、これまで様々な枚数のマルチディスプレイ環境でPCを利用してきました。

ここ最近は、常時6画面表示が必要な場面は減ってきているので、枚数はいつでも増やせるようにしているものの、普段は4枚で、必要な時だけ縦置きしたディスプレイを使って5画面にしており、さらに追加となる場合には3台のノートPCを活用するといった運用にしています。

例えばブログ等で文章を作成する場合、コピぺ作業や情報収集するための検索、スクリーンショットおよび画像編集が楽ですし、縦型で配置しているディスプレイを利用することで文章の確認、Excelの数値チェックなど事務的な処理がより効率よく行えるようになりました。

実は4+1画面で運用しているうち、縦型ディスプレイが一番高価なのに1週間に1回程度の出番になっているので、今後は活躍の機会を増やせることが1つの目標です。

最終的に、ディスプレイは2枚で十分という方もいれば、8枚以上ほしいという方まで様々なので、作業効率アップのために必要な枚数を各自の用途に合わせて準備してください。

せどりや仮想通貨取引に使用する場合も、最低でも常時2画面、最大で4画面以上で使用できるPC環境を準備できるのが理想的です。