自身は普段ヤフオク等で発送する際にはヤマト運輸を利用していますが、最近引っ越しに伴いヤマト運輸の営業所が遠くなったこともあり、ゆうパックを導入することになりました。
最終的にあまり意図せずではありますがゆうパックの発送契約をすることができたので、元々利用する予定だった契約しない場合のゆうパックを安く送る方法を含めて紹介します!
自身がゆうパックを導入した3つの理由
普段はヤマト運輸を使っていて、対応もスムーズで破損等のトラブルもなく満足していたので、ゆうパックを導入しても使い続けることには変わりありません。
そんな中、自身がゆうパックを導入した理由を紹介します。
持込をする場合、郵便局が一番早い
単純に発送する際に、持込でなるべく早く発送できる営業所を探した場合に郵便局だったので採用を決めました。
これまでは自宅からヤマト運輸の営業所までの距離と郵便局までの距離がそれほど差がなく、また近くの郵便局の窓口が混む日が多かったため、ヤマト運輸を選択したということもあります。
自身の環境では営業所持込の場合単純に20分以上差が出てしまうので、困った場合には自宅から一番近い営業所へ出向いて相談するほうが早いという考えからでもあります。
北海道、沖縄への送料がヤマト運輸より安い
ヤマト運輸の場合、取次手数料がかかるためか沖縄、北海道の送料がゆうパックより高くなる傾向があり、大きなサイズの場合は東京発で1000円以上料金差がある場合がありました。
ヤフオクの場合はヤフネコパックを、メルカリの場合はメルカリ便を利用すれば送料を安く抑えられますが、通常の集荷発送や、郵便局を使わずにメルカリ便・ヤフネコパック・はこBOONを通さずに発送しようとすると、どうしても本州あての場合と比較して高くなってしまいます。
例えば東京発、北海道・沖縄着の80サイズ、140サイズ商品を送付した場合の定価料金を比較してみます。
発送方法 | 東京⇒北海道 | 東京⇒沖縄 | |
---|---|---|---|
80サイズ | 宅急便 | 1404円 | 1836円 |
ゆうパック | 1280円 | 1510円 | |
140サイズ | 宅急便 | 2052円 | 3456円 |
ゆうパック | 1930円 | 2160円 |
これまではヤマト運輸集荷発送で商品を送るため、北海道、沖縄への商品提供は若干あきらめていた部分がありますが、発送方法を変更するにあたりゆうパックの料金表を見ていたところ、特に沖縄への大きな商品はゆうパックのほうがヤマト運輸よりも安いことを知り、定価料金でもいいからゆうパックを使ってみようと思ったことが理由の1つです。
サイズ区分での重量制限が一律で30kg以内
ヤマト運輸や佐川急便の場合、サイズ区分に3辺合計の長さに合わせて重量の制限がありますが、ゆうパックの場合実質的に重量制限がないように取り扱えます(正式には30kg以内)。
オークションの取引でヤマト運輸での発送を始めてから1年半たって気付いたのですが、体積のわりに重たい荷物はヤマト運輸・佐川急便でのサイズ区分より1サイズ程度小さなサイズ区分で発送可能な場合があります。
最終的に送料の節約または落札価格(販売利益)に反映されるので、取引数が少ない場合には商品に合わせてゆうパックを選択して送料節約につなげられる場合があります。
主に重量でサイズ区分を行うはこBOONとともに、比較的大きい、比較的重いといった場面で活用できる場合があります。
自宅に眠っていた20kg+αの古米を送ったことがあるのですが、ヤマト運輸重量制限で160サイズのところをゆうパックでは体積での制限で、1~2サイズ小さく発送可能な場合がありました。
いまは重たい商品を送ることは少ないですが、ゆうパックの重量制限は普段は使わなくても知っておいて損はないと思います。
ということで、ゆうパックは使おうということになり、導入を検討してみました。
他の発送方法は以下のページにまとめてあります。
ゆうパックで活用できる節約術
当初、持ち込みや沖縄・北海道限定で利用するつもりだったので、契約なしで安く発送できる方法を調べていました。
ゆうパック送料を安くする方法についてまとめます。
持ち込み割引
ゆうパックの場合、持ち込むことで1個につき120円割引になります。
全国の郵便局ならびに大手コンビニではローソン、ミニストップで発送可能と覚えておくと良いでしょう。
24時間営業局のゆうゆう窓口やローソン、ミニストップでは時間を気にせず発送できるので、副業で発送する場合には都合よく利用できて、割引送料で発送できます。
コンビニの場合セブンイレブン、ファミマ・サークルKサンクスはヤマト運輸のみになるので合わせて覚えておくと便利です。
同一あて先割引および複数口割引
適用になる場合は少ないですが、定期的に荷物を送る機会がある場合や、1度に2、3箱まとめて同じあて先へ発送する場合に割引になるサービスです。
以下の条件を満たす場合、それぞれ荷物1つにつき60円ずつ割引になります。
同一あて先割引:1年以内に発送した住所へ元払いで発送する場合
(発送後1年以内のゆうパックラベルの控えが必要)
複数口割引:同一あて先宛の荷物を同時に複数個発送する場合
複数口割引は160サイズ近くの大きな荷物がある場合になると思われますが、これまでの持込割引と合わせて3つの条件をすべて満たすと、ゆうパック1つあたり240円割引になります。
ゆうパック料金の切手払い
ゆうパック料金の節約に使える方法として、持ち込み割引とともに有名なのが切手払いをするというもの。
金券ショップや、ヤフオク、フリマアプリで安く購入できればその分割引が利きます。
金券ショップの場合は、現行の82円切手などではなく、一昔前の80円切手シートが狙い目で、都内など人口の多いところでは販売価格が高くなる傾向にありますが、地方部では額面の90%前後で販売されている場合も。
現行の82円切手等はあまり割引率が高くないので、ゆうパック用であれば額面はあまり気にしなくても大丈夫です。
フリマアプリでも1万円前後以上であれば、ほぼ額面通りか少し安めに出品されている場合があるので、キャンペーンなどに合わせて買うと額面の95%程度で購入できる場合があります。
ヤフオクのキャンペーンなどでうまく10%以上ポイント還元が受けられれば、ゆうパック代金がその他割引サービスを考慮した金額よりさらに1割引で利用できるので、支払いをする機会が多い場合には他の定形外などの支払い用と合わせてまとめてストックする手もあります。
コンビニの場合は切手払いの代わりに電子マネー、クオカード、クレジットカード払いが可能なようですので、少しでも節約したい場合には準備しておくと良いでしょう。
数量割引
同時に10個以上差し出された場合に適用する運賃のようです。
対象となる量を定期的に発送する場合は、発送契約をした方がお得になると思われるので、普段契約を結んでいないものの、一時期にまとめて発送する場合に有効な発送方法のようです。
ミカンなど農作物の栽培に合わせて発送する場合や、事務所の移転でゆうパックを使ってまとめて送る場合といった場合が主な用途かと思われます。
東京⇒大阪の場合10個まとめて差し出すと1500円⇒1200円で集荷でも料金が変わらずに発送できるので、まとめて大きな荷物を送る場合に向いているようです。
ゆうパックで活用できる節約術まとめ
一般的に実践できる節約術を集約すると以下の3つにまとめられます。
・持ち込み割引
・複数・同一あて先割引
・切手払いによる割引(支払い方法による割引)
試しに、以下の条件で料金がいくら安くなるか計算してみます。
東京⇒大阪、140サイズ×2個(定価:1720円×2=3440円)
・持込・複数・同一あて先割引適用
・切手払い(1割引扱い)
(1720-240)×0.9×2=2664円(定価より776円引き)
この払い方の場合は1回で800円ほど安くなりました。
実際は持ち込む手間や個数によってできる範囲で実践すればよいと思いますが、うまくサービスを活用すれば定価より20%近く割引を受けられる場合もあります。
郵便局が近くて持ち込みができる場合はこの方法が実践しやすいと思います。
ゆうパックとの後納契約(発送契約)による節約
ゆうパックの発送契約を結ぶことで持込等割引+切手払いよりもお得な料金で発送できる場合があります。
管理人自身の申し込み事例をもとに発送契約までを紹介します!
発送契約を申し込んだ理由
通常はお得な料金で発送するために申し込みをされるのが目的と思います。
自身の場合、ゆうパックで自身の名前を書いたのが1回のみで、月に5、6個程度の発送だったため最初から運賃に関しては期待していませんでした。
目的は送り状印字ソフト(ゆうパックプリントR)を利用して、パソコンで伝票を自動印字するためのシールがほしかったからです。
送り状自体は発送契約しなくても、ゆうパックプリントというサービスを利用すれば印刷して発行できるのですが、送り状用の普通紙を自分自身で用意して、手動で貼り付けるかシール用紙を準備する必要がありました。
作業が面倒で是非とも印刷用の伝票用紙を準備してもらいたいということでゆうパックプリントR(≒ゆうパック発送契約)の申し込みをしてみました!
ゆうパック発送契約の申し込み方法
申し込み地域の集荷・配送を担当している大きな郵便局に申し込みを行います。
簡単な調べ方は「ゆうゆう窓口があるかどうか」でほぼ間違いなく該当します。
確実な方法は、自宅宛または自宅から発送するゆうパック等の伝票番号検索や、郵便局の検索ページより調査可能です。
申込時は代表電話番号宛に、「ゆうパックプリントR」の申し込みをしたいと受付の方に伝え、後ほど営業担当の局員より連絡をいただく形でした。
理想的なのは、物販業など仕事関連でゆうパックを月に○○件発送するので、発送契約の申し込みをしたいと伝えればOKです。
自身の場合は後日、営業担当の局員に自宅に来ていただいて、大まかな個数や発送実績(他社での発送実績)、多く出荷する商品のサイズ・特徴を説明し、数日後に必要書類を仕上げて営業担当の局員に提出する形でした。
当初、月間5、6個で北海道・沖縄のみの用途に利用したいと伝えたところ、「ゆうパックプリントRは発送契約(後納契約)が必須」、「月間10個以上が最低ライン」と言われたので、発送実績の根拠となる画面などを見せたりして、直近の実績数(大体月間で50~60個)を見せたり、併用して月10個は出荷できるようにすることを伝えたこともあり何とか契約できたという感じでした。
料金は書けませんが、実際の出荷数よりも多めの出荷数で見積もりしてくださり、メルカリ便よりお得に発送できる場合もある料金に設定してくださいました。
最初に打ち合わせをして約1か月、必要書類を提出してから約3週間後に再度営業担当の方が印刷用の伝票や承認書類・ゆうびんビズカードを持ってきてくださり、割引送料で発送できるようになりました。
(※画像はマスキング加工後のもの)
たくさん(自身の地域では月に10個以上)送る場合は、契約してもらえる場合があるので一度郵便局へ電話してみるといいかもしれません。
取引履歴や、これまで郵便局での取引・発送実績があるとスムーズだと思います。
ゆうパック発送契約の注意点
簡単に箇条書きでまとめます。
・集荷担当局および事前に申請した郵便局以外では取り扱い不可
・プリンターでの印刷環境が必須
・利用数が少ない場合には承認が取り消される場合がある
・持込発送時はゆうびんビズカードが必要
加えて地域によって、集荷可能な時間や集荷に都合の良い時間があるので、なるべく事前に確認しておくと良いでしょう。
ゆうパックの送料節約術まとめ
ゆうパックの送料を安くする方法について可能な限りまとめてみました!
今回はあくまでも1個人の例なので、地域や実績などによってもお得な方法、発送契約の条件は変わってくると思われます。
安さ、評判のよさ、発送までにかかる時間などそれぞれにメリットデメリットがあるので、住んでいる環境などに合わせて最適な方法を採用してみてください!