先日更新のタイミングだったので、iPhone6からiPhone7へと機種変更しました。

実際にかかった&今後かかる費用や、安いといわれる格安SIMとの比較した2017/2時点の結果をお伝えします。

機種変更を安く行うための3つの準備事項

機種変更の費用も、総務省のスマートフォンの過剰な値引きを規制するガイドラインが発表されて以降、高くなったイメージがあります。

2017年でもお得に機種変更を行うためにできる方法を紹介します。

使用中の古い端末の下取り

自身はauでiPhone6 16GB⇒iPhone7 32GBの機種変更を行いました。

前回は下取り金額が安かったため、古いiPhone5を自分で売りましたが、今回の古いiPhone6は少々難ありで、水没ではないものの水がパネル内に侵入してしまっており、自分で売っても高く売れない・・・といった状況でした。

一方で端末の下取りに出した時の価格を見ると、24840円になっていました。

自分で売ると15000~18000円程度手元に残るくらいなので、結構お得な価格で下取りしてもらえました。

画面割れや今回の用ように水の侵入、傷等があっても、「電源が入らない」、「充電ができない(充電ランプが点灯しない)」、「水濡れシールに反応がある」といったような状態にない限りは、額面通りの価格で買い取りしてもらえるそうです。

付与された金額はそのまま次の端末代金の割引にも利用できるので、機種変更時の支払い費用を少なくすることも可能です。

割引クーポンチケットの入手

昔ほどではないかもしれませんが、機種変更時に利用できるクーポンチケットが別途利用できる場合があります。

色々探した結果、シダックスがシダックスクラブケータイ会員向けに発行している、auの機種変更時にも利用できる5000円割引クーポンがありました。(契約時に誰でも割・誰でも割ライト申し込み必要)

無料会員登録すれば入手できるようなので忘れずに行いましょう。

他にもいくつかクーポンがあるようで、入手したい場合はヤフオク!等で探してみましょう。

MNP引き止めポイント(コジ割):2017/2でも可能

MNPに多くのボーナスを支払っていた時期には、3万ポイントもらえるケースもあったようですが、現在は1万円~1万5000円分のポイントで推移しているケースが多いようです。

中には5000円やもらえなくなったという声もあり、ポイントが付与されるかは人それぞれなようです。

<auの引き止めポイント(コジ割)の確認方法>

1.auの総合案内に電話

157で発信⇒音声案内に従って3、2の順番で入力
(待ち時間に本人確認などの手続きを行います)

2.オペレーターと通話交渉

本人情報確認後、「他社へMNP転出を考えていること」「サービスで機種変更時に利用できるポイントが付与されるのであれば継続利用を考えたいこと」の2点を伝えました。

自身の場合、契約情報などを確認していただき、iPhone7への機種変更であることなどを伝え、最終的に機種変更限定で利用できる1万円分のポイントを発行してもらえました。

3.ポイント付与の参考情報

もらえるもらえないが分かれているようなので、参考までに今回の契約情報を載せておきます。

契約期間:10年6か月、契約機種:iPhone6⇒iPhone7、機種代金支払い:一括のみ

以前は3万ポイントもらえたときもありましたが、2017/2時点では1人当たり1万円~1万5000円分のポイント、2人の場合3万円分(一人当たり1万5000円分)のポイントが上限のようです。

元々が広告費の還元のようなものなので、ポイントが付与されればラッキー程度の感覚で十分だと思います。

機種変更前後の準備事項

機種変更で一緒に下取りを出す予定でしたので、下取り前後で行ったことをまとめます。

LINEの引き継ぎ設定

「設定」より事前に引き継ぎのためメールアドレスを登録しておきます。

「アカウント引継ぎ設定」より「アカウントを引き継ぐ」をタップして引継ぎを有効にしておきます。

24時間有効なので、下取りに出す際は出発する前に設定しておくと良いでしょう。

データ・電話帳のバックアップ

店頭でデータを移してもらえたので不要でしたが、念のためiTunesにデータをバックアップしてから向かいました。

詳細は省略しますが、必要な場合には各キャリアの説明を参考にバックアップしておきましょう。

iCloudや引継ぎ用アプリも利用できるようです。

ケース・フィルムの準備

フィルム・ケースは基本的に同じ大きさなので、形状が合えば使用可能です。

フィルムは手持ちのiPhone6用の物が流用可能でした。

ケースはカメラの位置などが合わなかったので、やすりで加工して無理やり使うことにしました。

詳細は以下のページで紹介しています。

最近ようやくiPhone6からiPhone7に機種変更を行いました。 お店で機種変更と下取りを行ってもらった際、iPhone6のケースはiPhone7に合わなくなるということで、

機種変更の費用

空いてる時間を狙って、近所のau shopへ行き手続きを行いました。

端末の変更だけだったので、手続き自体は1時間程度で完了しました。

下取りは初めてだったのですが、データの移し替えはショップのほうでやってくださるということでしたので、バックアップは行わなくても大丈夫のようでした。

一括で支払ったので手続き時の費用は以下のとおりです。

端末代金定価:79200円
下取り端末割引:-24840円
クーポン割引:-5400円
ポイント割引:-(10000+1105)円
※1105円は手持ち分
合計:37855円

別途事務手数料が2160円かかるので、合計4万円くらいが機種変更時にかかる費用ということになります。

格安シムとの比較用に、端末代金を別にした料金を算出します。

<契約プラン>
カケホ:2700円
LTE NET:300円
データ定額3:4200円
小計:7776円

端末代金割引:-2445円
ユニバーサルサービス料:2円
合計:5333円

auスタープログラムなど、獲得できるポイントを反映すると実質5000円ほどが端末の料金を別にした月額の料金です。

auスマートバリュー(ネット回線に合わせた割引サービス)が適用されれば1000円引き、スーパーカケホにすればさらに1000円引きになるので、条件を合わせさえすれば実質の月額費用は3000円ほどで運用できてしまいます。

格安SIMもピンキリですが、auで相当するサービスをピックアップすると月額料金は以下のとおり。

<mineo>
音声通話プラン3GB:1510円
通話定額(5分まで):850円(2017/3より)

約2520円(端数はクレジットカードのよる還元等で調整)

<IIJ mio>
音声通話プラン3GB:1600円
通話定額(5分まで):830円

約2600円(端数はクレジットカードのよる還元等で調整)

端末代金を除けば、月額料金の差は1000円前後まで縮めることも可能です。

スーパーカケホ、データ定額3で契約したauの代金と、端末部分の費用を除いた場合で比較してみます。

キャリア(au) mineo IIJ mio
 契約内容 スーパーカケホ
データ定額3(GB)
iPhone7 32GB
通話定額
データ通信3GB
iPhone6 16GB
通話定額
データ通信3GB
iPhone6 16GB
 端末代金 38000円前後
(下取り反映済み)
iPhone7を個人で調達する場合の費用
キャリア未使用品:60000円前後
SIMフリー版新品:78624円
iPhone6売却収入:18000円前後
月額料金 約4000円 約2520円 約2600円
割引サービス
/割引時料金
auスマートバリュー
/約3000円/10回線
なし:eo光など回線契約特典は有 IIJ mio光(光コラボ)
/約2000円
その他 別途@nifty光で通信費-540円引き等有 ↑IIJ mio光1回線につき1契約分まで

割引サービスなども含めて料金を算出すると、最安値は2000円~3000円の間での戦いとなります。

格安SIMの場合2年おきに端末を買い替えると、キャリア契約の場合との価格差が詰まることになるので、キャリア契約の場合と同じ条件でのプラン契約をするとあまり差が出なくなってしまいます。

計算した上記の結果から、格安SIMの節約効果が大きいのは以下のとおりです。

1.音声通話機能または通話定額が不要な場合

2.2年(25か月)を超えて端末を使い続ける場合

3.古めの中古端末を入手し、回線のみを契約する場合

最後に、上記の表を利用し、auとIIJ mioで最安の料金で1回線を契約した場合の24か月間の料金を算出します。(簡略化のため、更新、MNP転出手数料は無視し、プラン変更翌月からを対象に計算します)

<au>
端末代金:38000円
通信料(24か月):72000円(3000×24)
合計:11万円+中古iPhone7(2年使用)

<IIJ mio>
端末代金:なし
通信料(24か月):48000円(2000×24)
合計:4.8万円+中古iPhone6(4年使用)

単純な価格差は62000円ですが、iPhone6とiPhone7の価格差が現在のiPhone6の下取り価格とiPhone5の中古相場から比較して18000円なので、その差は実質44000円といったところでしょうか。

スマートバリューの割引は複数の回線に適用可能なので、IIJ mioの割引を適用しなかったとすると、両サービスの価格差は29600円、毎月1200円ほどになり、格安SIMの宣伝でよく見る数千円安くなるといったほど大きな差はありません。

格安SIMはただ単にお得なのではなく、中古・古い端末を使用し、サービスの内容をキャリア契約する場合よりも悪くした場合に大きな費用の節約が可能というサービスであることを覚えておくと良いでしょう。

費用の節約だけが焦点になっている個人・企業運営のサイトは多いですが、格安SIMは費用とともにサービスも削られていることを把握しておきましょう。

機種変更まとめ

自身がiPhone6⇒iPhone7に機種変更した場合に費用の紹介と、格安SIMとの料金・内容比較を行いました。

メイン端末用には格安SIMは安くても使いませんが、端末を古いので我慢したりサービスを削ることで大きく節約でき、価格相応なサービスなのが格安SIMの特徴です。

現行制度では分割で端末代金を支払うと高額な利用料金のようにも見えますが、約2年周期で上手に機種変更していけば、極端に月額費用が高いわけではないので、サービスの内容に応じて機種変更or格安SIMへの乗り換えを選ぶと良いでしょう。

近くのケータイショップへ行くのが面倒な場合は待ち時間がなくて済むオンラインショップもおすすめです。