おすすめのネットバンクとして、様々な銀行が紹介されていますが、個人的にヤフオク等でのお取引を通じて利用者が多いと感じるのは、ゆうちょ銀行版ネット銀行であるゆうちょ銀行ダイレクト(プラス)、次いで楽天銀行、その先にSBIネット銀行、ジャパンネット銀行、三菱UFJ、少し離れて三井住友、みずほ・・・といった印象です。

口座数でいえば、三井住友銀行や、みずほ銀行もゆうちょ銀行を除く3行+1行(UFJ)と同じくらい開設されているようですが、自身の場合、特に個人の方との取引ではあまりみかける機会はありません。

たまに地方の信用金庫や自宅からの最寄りと思われる地銀はありますが、その場合でも大体、今回紹介するゆうちょ、楽天、SBIネット、ジャパンネットのいずれかの口座は保有している場合がほとんどです。

ランキングでは前述までの銀行以外の他行が上位に来る場合がありますが、自動引き落とし以外の支払いや入金確認用の口座として設定されている方はお取引においてあまり見かけることはありません。

今回はラーメン屋さん以外ではほとんど現金を使用しない自身がヤフオク等でのお取引や個人事業主として活用したり、お取引相手が使用していることが多いメインバンク向けにもお勧めできる銀行(ゆうちょ、楽天、SBIネット、ジャパンネット)を紹介します!※今回は紹介しませんが三菱UFJ銀行も口座数・利用者が多く、上記4行と並んで人気の銀行でネット対応銀行です

ゆうちょ銀行ダイレクト

郵便局、ゆうちょ銀行版のネット銀行というと話は早いと思います。
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通帳有無でゆうちょ銀行ダイレクト、およびゆうちょ銀行ダイレクトプラス(通帳無し)という2種類のタイプが存在します。

メリットとして考えられる部分を箇条書きにしてみました。

メインバンク向けな主な理由

圧倒的な保有者数(率):国民の半数以上の方が口座保有
全国各地に簡易郵便局も含め24000箇所の営業拠点があり便利
→郵便局に寄ったついでに手数料かからず現金が引き出せて便利
・ゆうちょ銀行口座向けには月5回まで振込手数料無料
・ほぼすべての業者が口座引き落とし契約に対応している(引き落とし口座の集約が可能)
・口座の引き落とし口座として指定されている
・通帳とネット銀行が併用できる
・融資の際に通帳確認できる口座が必要になる場合に必要
・基本的にすべてのATMで利用可能

ネット等で売買する際は、ゆうちょダイレクト間であれば、夜間休日ほぼ時間差なく入金反映可能で、ネット接続可能なパソコンがあれば即時の確認が可能ですので、スムーズな取引を行う際にもとても便利です。

自身はヤフオク等で取引する際、銀行口座は楽天銀行を指定・開示しているのですが、たまに記載のない「ゆうちょ銀行」口座へ払いたいとお申し出いただく場合がございます。

今はヤフオクの場合かんたん決済の手数料が無料化されたので銀行振り込み自体が減りましたが、地方や離島で行動圏内に郵便局しかないという方もおられるようで、依然としてゆうちょ銀行(郵便局)以外の金融機関を活用しない(できない)という方もおられるようです!

一方でデメリットは、預金額の制限があったり、特に地方の郵便局は早く閉まるために手数料無料で引き出しできる時間帯・ATMが限られてしまうこと、他行への振り込みが無料にならないことと思っています。

資金移動・支払いの便利さ

・全国各地の郵便局で手数料がかからず現金の出し入れができるので、地域を気にせず利用できる
引っ越しなどの住環境の影響が比較的少なく、コンビニのない地域でも利用可能

・ATMの併用で振り込みが最大8回まで無料に
ゆうちょ銀行のATMの振込無料回数3回(2016年10月までは何回でも無料でした)を追加すれば、合計で8回までゆうちょ銀行口座へ振り込み可能です。仕送り回数が多い方にはうれしいですね!

・ファミリーマートでも手数料かからず入出金が可能
2016年にATMからの入出金手数料も無料になったので、夜間深夜早朝の郵便局が閉まっている時間帯にも手数料がかからず現金の出し入れができる点も大きいと思います。
※現在は都市部限定で全店のうち500店舗ほどが対応しているようです。

・楽天銀行の同一名義口座へ手数料無料で送金できる
入金まで1~2日余分に時間はかかりますが、手数料かからずに楽天銀行に資金を移すことができます。(回数制限無し)

楽天銀行間の振り込みや、楽天銀行から他行への振り込み時も手数料無料になる条件があるので、うまく活用すれば日々の支払いの振込手数料なく銀行を使いこなすことも可能になります。

自身のお取引させていただく際、楽天銀行とゆうちょ銀行を併用されている方は割と多いように感じました。

楽天銀行

楽天グループ企業で、旧イーバンクの吸収合併に伴い2010年に名称変更して誕生しました。
歴史は古く、国内最初のジャパンネット銀行に次ぐ2番目のネット専業銀行として2001年7月に開業しています!
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自身は取り扱いの良さや、他行への振込手数料の関係、ゆうちょ銀行からの資金移動の件も含めて、楽天銀行を現在のメインバンクにしています。

こちらも同じくメリットとして考えられる部分を箇条書きにしてみました。

メインバンク向けな主な理由

・楽天銀行口座向けへの振込手数料が無料
・振込件数や預金残高に応じて振込手数料やATM手数料が無料になる
※振り込みは毎月最大3回、ATM手数料は最大で7回まで無料化できます。(ハッピープログラム)
・スマートフォンアプリ(+touch ID事前登録)利用で、スマホ端末のみで振り込みが可能
→自身は知り合いから出先で商品を購入させていただいた際、多額の現金を持ち歩かないため、楽天銀行口座へ即入金していました
・振込件数やサービス利用に応じて楽天ポイントがたまる
・逆に振込手数料に楽天ポイントを利用可能
・SBI証券・楽天証券への即時入金システムと連携させて、資金を集めることが可能

デメリットは、通帳がないことや、引き落とす側(viewカード、東京都水道局等)の都合により自動口座引き落としの対応行から外れてしまい、支払いのための口座を一括で管理できない点にあります。

自身の場合は、その他のメリットの方がデメリットに打ち勝っているため、ここ4年ほど就職に合わせてメインバンクを切り替えて以来、楽天銀行をメインに使っています。

楽天証券も合わせて口座開設すると、マネーブリッジでの優遇金利が適用され、普通預金金利が常時0.1%になるので、単純に短期の預金先としても利用可能です。

資金移動・支払いの便利さ

・楽天銀行間の送金手数料が無料、リアルタイムで完了
ゆうちょ銀行は月5回まで無料でしたが、楽天銀行では回数制限なく送金できます

・ゆうちょ銀行から手数料無料で楽天銀行へ入金可能
先ほども紹介した通り。この2行は組み合わせてどちらもメインバンクとして活用しやすいです!

・利用状況次第でコンビニ・各種銀行ATMやで手数料無料での入出金可能

振込での入金回数が多かったり、預金残高が多い場合には場所に関係なくATM利用料が無料になって便利です。
現金が必要になった場合も、同じく手数料無料で引き出すことも可能です。

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住信SBIネット銀行

SBIグループ運営のネット銀行で、個人的には証券会社と連動した銀行というイメージが強いです。
2007年とほかのネット専業の2行と比べて開業が遅いですが、現在は関係なく安定した人気を誇っています。
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メインバンク向けな主な理由

・楽天銀行口座向けへの振込手数料が無料
・サービス利用状況や預金残高に応じてATM手数料、振込手数料の無料回数が増えたりします。
※振り込みは毎月最大15回、ATM手数料は最大で15回まで無料化できます。(スマートプログラム)
・SBI証券への即時入金システムと他行を連携させて、SBI銀行へ資金を集めることが可能

実質的なところでは振込手数料の無料回数は3回または7回に落ち着くのではと思われます。

デメリットは、楽天銀行と同じく通帳がないことや、自動口座引き落としの対応行から外れてしまい、支払いのための口座を一括で管理できない点にあります。

資金移動・支払いの便利さ

こちらも基本的には楽天銀行と同じように利用できます!

ゆうちょ銀行からの無料送金はできないので、SBI証券経由(+ハイブリッド口座)で資金を移動すると、日数は少しかかりますが、費用はかからずネット上で資金移動が完了します。

他行と比べて振込手数料が無料になる回数が多いので、余剰分をサブバンクへの振込に利用したり、SBI証券の無料出金機能を利用して自身の他の銀行へ資金を移動させることが可能です。

楽天銀行でも同じようなことができますが、振込用に資金を集める場合には住信SBIネット銀行のほうが有利な場合もあります。

またこちらもほぼすべてのATMで利用可能で便利に利用できます!

ジャパンネット銀行(JNB)

ジャパンネット銀行はネット専業銀行として国内で初めて2000年10月に開業しています!
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以前は預金残高が少ない場合には口座の維持費がかかりましたが、2012年7月より「口座維持手数料」が無料になったことや、ヤフーかんたん決済と連動するようになったため、利用者が徐々に増加し現在に至っています。

自身も2013年か2014年に口座を開設したのみで眠っていたものの、ヤフオクの取引や不動産関係の入金で使用するために、現在も使用しています。

若干癖のある銀行で、利用できるATMに制限があったり、振込手数料が無料にならなかったりします。

一方で、現金主義の方でヤフオクをよく利用する方とは相性が良く、かんたん決済の支払い口座の場合は、手数料かからずに銀行払いが可能です!

そして、振込をするには向かないものの、入金も出金も3万円以上であれば毎回手数料が無料になるので、振込はせず3万円以上の大きな単位でのお金の出し入れを頻繁にする場合に優位性があると思われます!

支払いも口座振替で済ませている方にとっては、振込の手数料がかかる点に関しては問題ないかと思います。

他行に資金を移すときは同じくSBI証券口座を利用したり、ATMで3万円以上の単位で利用すれば、ほかのネットバンクと同じように利用可能です。

おすすめのネット銀行比較&まとめ

最後に今回紹介した4行の比較・まとめを行います!

振込手数料 ATM手数料 おすすめポイント
ゆうちょ 自行:113円 ※月5回まで無料
他行:216円/432円(5万円以上)
ゆうちょATM:無料
提携金融機関:108円/216円:平日8時45分~18時、土曜9-14時以外)
圧倒的な口座保有者数・店舗数でゆうちょATM、仕送り・家賃でのゆうちょ銀行への送金費用は月5回まで無料で使いやすい!
楽天 自行:0円
他行:165円/258円(3万円以上)
(※無料回数有)
入金3万円以上:無料
その他:216~270円(※無料回数有)
他行あて振込無料回数やATM手数料の無料回数増加条件有り。ゆうちょ銀行から費用かからず資金移動ができ、預金の集約にも便利。
SBI 自行:0円
他行:154円(※無料回数有)
引き出し時のみ
108円(※無料回数有)
他行あて振込無料回数やATM手数料の無料回数増加条件有り。手数料も安くSBI証券を併用することでネット上だけで資金移動がしやすい。
JNB 自行:54円
他行:172円/270円(3万円以上)
3万円未満:162~324円
(※預金・出金共に無条件で月1回無料)
3万円以上:無料
振り込みをせずに、現金での出し入れ回数が多い方向け。ネットではなくATM操作で資金を動かす方に有利。

このように4行ともそれぞれに特色がある結果となりました!

振込するしないや、振込先、銀行の利用頻度によっても使い勝手のいい銀行は変わるので、利用環境や一番近くのATMに合わせて決める形でもよいと思います。

個人的には、楽天銀行、ゆうちょ・SBI、ジャパンネットという順で金額・利用頻度が多くなっていますが、自身が紹介し田中で一番使用していないジャパンネット銀行も、利用方法によっては十分メインバンクとして活用できるので、紹介内容や、各種ランキングサイトの情報に関係なく、自身に合ったものを利用してください!

うまく活用できれば毎月1000円、2000円単位で支払っている無駄な手数料も削減できて節約にもつながります。

なお、ローン等の関係で地銀のネットバンキングを利用されている方も多いようですので、今回の4行やUFJ銀行などと合わせて5~6行検討してみるとよいかと思います!

地方や過疎地域は郵便局一択な雰囲気もありますが、今回の3行であればメインでもサブバンクとしてでも十分に活躍したりできるので、検討の価値はあると思います。