近年は銀行にお金を預けても利息が増えるどころか、振込みやATM手数料を取られてマイナスということも珍しくありません。

その一方で、銀行をうまく活用すれば手数料が無料になったり、利用状況に応じた銀行独自のポイントの獲得により、間接的に利率を高めるといったことも可能です。

管理人が現在メインバンクにしている楽天銀行の活用術について紹介します。

ハッピープログラムで手数料が無料に

かつて知識が無いころに、銀行で毎月数百円~千円前後のATM・振込み手数料を払っていた時期もありましたが、現在では手数料を払わずにATMや振り込みを利用しています。

楽天銀行でも手数料が無料となる制度があり、「ハッピープログラム」と呼ばれています。

ハッピープログラムの優遇内容と条件

「ハッピープログラム」の特典を大きく分けると、お取引内容に応じて楽天ポイントを獲得できることと、ATM利用・振込手数料が無料になることの2つになります。

取引回数や預金残高にもよりますが、ATMは毎月最大7回まで、振込手数料も毎月最大3回まで無料になります。

「ハッピープログラム」におけるステージ名と、条件、手数料無料回数などを表にまとめます。

会員ステージ  ATM利用
手数料
銀行振込
手数料
楽天ポイント
倍率
スーパーVIP
(残高300万以上or取引30件以上)
7回/月 3回/月 3倍
VIP
(残高100万以上or取引20件以上)
5回/月 3回/月 3倍
プレミアム
(残高50万以上or取引10件以上)
2回/月 2回/月 2倍
 アドバンスト
(残高10万以上or取引5件以上)
1回/月 1回/月 1倍
 ベーシック
(エントリー
1倍

「ハッピープログラム」の特典は、楽天会員IDと連携させる手続き(エントリー)を実施すれば、毎月会員ステージに応じて自動的に適用されます。

会員ステージは、預金残高および取引件数より判定されるもののうち、より上位のステージが適用され、取引実績は前々月26日~前月25日のものが、預金残高は前月25日終了時点のものが会員ステージに反映されます。

会社員で給料日が25日の場合、預金残高が最も多くなるタイミングで会員ステージを反映してくれるため、より上位のステージに到達しやすくなっています。

さらに「ローンの借入+楽天銀行口座を返済口座」としている場合には、自動的に会員ステージが1ステージアップします。

なお、給料や年金を楽天銀行で受け取る場合、自動的に振込手数料が3回無料になる特典があり、VIP以上の会員ステージではなくても振込手数料の無料回数が優遇されます。

会社からの給与振り込みは、2つ以上の口座へ振り込んでもらうことも可能な場合もあるので、メインバンク・サブバンクとして組み合わせる口座とうまく使い分けるという方法もあります。

取引件数のカウント対象サービス

預金残高で会員ステージを上げて手数料無料回数を増やすのが一番ですが、預金残高以外で会員ステージを高めたい場合、会員ステージに応じた取引件数が必要となります。

これまで自身が楽天銀行を活用してきた中で、取引件数に貢献してきたサービスを中心に、取引件数のカウント対象サービスを紹介します。

振り込みによる入金(1日1件まで)

他行口座からの振込があった場合、1日に1件までが取引件数としてカウントされます。

オークションなどで個人的にお金をやり取りする場合など機会は限られてきますが、様々な機会で振込してもらう場合の受け取り先を楽天銀行にしておくと自動的に取引件数が増えることになります。

なお、証券会社、FX会社、クレジットカード会社等、一部の法人からの振込は対象外となっています。

給与受取や楽天銀行法人口座からの振込入金(1件ごと)

給料の受け取りや、楽天銀行の法人口座からの受け取りは、先ほどの振り込みによる入金とは別に1件ごとに取引件数として加算されます。

楽天銀行法人口座からの振込入金は、主に法人からお金を受け取る場合が対象となっており、大企業を中心に楽天銀行あての振込には、同行間での振り込みにして手数料を抑えるため、楽天銀行法人口座を利用されている場合が多くあります。

例えば、ヤフオク!で商品を販売した際のYahoo!かんたん決済代金の受け取り時や、メルカリなどフリマアプリで出金申請した場合の振り込みが該当します。

ヤフオクの場合、最低1件から自動的に振り込みしてもらえるので、落札されるものが多ければ取引件数が稼ぎやすくなっています。

口座振替による自動引き落とし(1件ごと)

クレジットカード代金や公共料金等、口座引き落としでの支払いを行っている場合にも、取引件数がカウントされます。

自身も毎月7、8件近い支払いを行っているので、取引件数を稼ぐのに貢献しています。

他にも、楽天バンク決済やペイジー、他行口座へ手数料を負担して振込を行う場合、ATM取引で手数料を負担する場合などでも取引件数を稼ぐことは可能ですが、自身の場合、ほぼ上記の3つのサービスで取引件数を獲得しています。

手数料無料による節約の効果

他行への振込、ATM取引における手数料は以下のとおりです。

<振込手数料>
3万円未満:165円
3万円以上:258円

<ATM手数料>
出金:216円 or 270円
入金:216円 or 270円(※3万円以上の入金は無料)

ここで、毎月手数料のかかる振込、ATM取引を各2回ずつ行い、合計4回手数料を支払っているケースを考えます。

各取引において手数料が違う場合を考えると、4回の利用で合計909円にもなります。

ただ単に銀行を利用していた場合、年間では10908円と1万円以上の手数料を支払うことになるので、ハッピープログラムを活用するメリットが十分あります。

この場合、預金50万円または取引件数10件が必要となりますが、それほどハードルは高くないので、楽天銀行を活用する場合には、条件を満たす利用法を考えておきましょう。

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利用に応じてポイントが獲得できてお得

ハッピープログラムのもう一つのメリットは、お取引内容に応じて楽天ポイントを獲得できることです。

他にも、随時開催されているキャンペーンでもポイントが獲得でき、利息以上にポイントが貯まるので合わせて紹介します。

振込入金などで1回あたり最大3ポイント獲得

先ほどの取引件数と会員ステージにも関連しますが、楽天銀行ではお取引内容に応じて1回につき最大で3円分の楽天ポイントが獲得できます。(楽天カードの口座引き落としに限り、ポイント3倍で最大9ポイント獲得できます)

小さな金額でも楽天銀行の口座へ振込を受ける場合が多い場合や、各種代金の自動引き落とし口座に設定している場合、会員ランクに応じて勝手にポイントが貯まるので、ポイントが貯まらないゆうちょ銀行などと比較してお得に利用できます。

件数が少ないと毎月数十円程度、多くても100円程度にしかなりませんが、ポイントともに楽天会員のランクアップ対象にもカウントされるため、手数料無料とともにお得でメリットのある部分です。

キャンペーンの活用でさらにポイントが貯まる

楽天市場などでおなじみのキャンペーンは、楽天銀行でも規模は小さいながら開催されています。

過去には抽選に当たって500円分の現金が獲得できたこともあり、形は違えど何かしらのキャンペーンを用意してくれています。

2017/8現在開催されているのは、対象サービスの利用でポイントが獲得できるキャンペーンと、株式の配当受け取りで現金が獲得できるキャンペーンの2つです。

自身は、上記の対象サービスに応じてポイントが獲得できるキャンペーンでは、他行からの振込入金5件を満たしているので、毎月150ポイントが獲得できています。

現在は金利が低くほとんど利息が見込めないため、金利の代わりにポイントが獲得できるだけでも十分魅力的です。

株式配当の受取では、1件につき10円が獲得できるので、こちらも優待株など保有する銘柄が多い方を中心にメリットがあります。

楽天ポイントの場合、楽天市場などのネットショッピングや街のお店で消費しやすいので、現金を獲得したように利用しやすいのもメリットです。

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楽天銀行はメインにもサブバンクにもおすすめ

管理人が楽天銀行をお勧めする理由の1つは「ネットバンク対応かつ資金移動が便利であること」です。

おすすめのネットバンクとして、様々な銀行が紹介されていますが、個人的にヤフオク等でのお取引を通じて利用者が多いと感じるのは、ゆうちょ銀行版ネット銀行であるゆうちょ銀行ダイレクト(プ

楽天銀行の特徴の1つに、ゆうちょ銀行から手数料無料で入金可能なことがあります。

ゆうちょ銀行は口座振替や給料の振込先に指定される場合もあり、全国各地の郵便局にゆうちょ銀行のATMが設置されている関係から口座保有率も高く、メインバンクであれサブバンクであれ利用者が多いです。

一方で、利用時に手数料無料となるのは、郵便局でのATM利用やゆうちょ銀行あての振り込み時となり、ゆうちょ銀行の口座保有者同士で利用する分には問題ないのですが、他行口座へ振り込む場合や、コンビニや銀行ATMを手数料かからずに利用したい場合には、ゆうちょ銀行以外の銀行を組み合わせて利用する必要があります。

そんな時、ゆうちょ銀行と組み合わせて利用しやすいのが楽天銀行で、両方の口座さえ保有していれば、楽天銀行側で手続きすることで、「ゆうちょ銀行⇒楽天銀行」という方向となりますが手数料無料で預金を移動できます。

逆に、楽天銀行からゆうちょ銀行へ移したい場合には、手数料無料回数を活用したATM・振込で行うこともでき、楽天銀行だけで2つの銀行の口座残高をコントロールすることも可能です。ゆえに、メインバンク・サブバンクのどちらとしても活用しやすくなっています。

さらに、ゆうちょ銀行-楽天銀行間の資金移動は、証券会社の入出金機能を活用することでも可能です。

給料を受け取る口座と、家賃や公共料金の引き落としがある口座が異なるため、毎月ATMを使っての預金の移動が必要な方は案外多いのではないかと思います。 加えて手数料がかかる場合もあり

証券会社への入金サービスに対応している銀行は限られていますが、ゆうちょ銀行、楽天銀行は多くの証券会社で対応しているため、より証券会社のサービスを利用して資金移動しやすい印象があります。

楽天銀行の活用術まとめ

銀行利用時の手数料が無料になったり、ポイントが獲得できるハッピープログラムを中心に、楽天銀行の活用術について紹介しました。

うまく活用すれば、手数料の節約+ポイントの獲得で毎月1000円以上お得になることもあるので、銀行で手数料を支払っていたり、ポイントをお得に貯めたい場合には利用する銀行を再検討してみてはいかがでしょうか。