メルカリをはじめとしたフリマアプリを使いだしたころ、「○○様専用」や、「@プロフ必読」をはじめとして、それってルールなの!?と思った経験があります。同じ個人間取引のヤフオク!では決してみられない独自の文化として目にすることも多くなってきています。
2、3か月すると大体の意味は理解できましたが、良い面もあることながら、一部の利用者にとってはトラブルや不快な思いをする原因になっているのではと思います。(お取引は先着順のため規約違反となる場合もあります)
今回はよくある事例とその意味、出品者・購入者両面でトラブルにならないための対応を紹介します!
項目はメルカリを事例に紹介しますが、ほかのフリマアプリでも同様に活用可能です。
専用出品、○○様専用
特定のユーザーのみを対象に出品することで、利用規約では禁止されている行為です。
それでもそういった出品が絶えないのは、購入側は欲しい商品を時間先延ばしで確保できること、売り手は評価の悪くない人を避けて売りたい人に売れることが大きなメリットになっているからだと思います。
出品の内容は第3者から見ると商品と関係ないと思われる画像で、特に具体的な内容なく出品されている商品や、タイトルまで変わっている商品までさまざまです。
考えられるケースをまとめます。
<1.取り置き>
目的・理由:資金準備や売り上げ反映までほかの人に買われることを防ぐため
規約違反のため原則として、依頼しない、依頼を受けない、横取りしないというのが鉄則です!
横取りでの購入は規約上問題ないのですが、出品者や元々の購入を予定してい利用者の間でもめるケースが多いので避けたほうが無難と思っています。
<2.送料等の差額精算>
目的・理由:購入者に合わせての対応が必要なため
これはシステムの関係上、仕方なく専用出品にしている部分があると思いますので、必ずしも専用出品が悪いとは言い切れないと思います。
ゆうパックなどの地域別送料や、複数購入での同梱により価格変更する場合は、○○様専用とするよりも、発送地域や同梱等の取引環境に合わせて価格を変更していることのみ記載するほうが、ほかのユーザーからの印象は良いと思います!
<3.出品内容のカモフラージュ>
目的・理由:意図的に不具合を隠すため(実際よりも状態をよく見せて購入させるため)
残念ながら専用出品にする際に、商品内容をごまかすために画像や説明文を消してしまうケースがみられる場合があります。自身も、実際に取引した際に、傷の誤魔化しのための小細工みたいに感じた時があります。
もちろん、お互いに取引商品がほかの方にわからないようにという面もあるかと思いますが、後々受け取り時に商品に問題があった場合厄介になるので、説明文や画像を残したままでの購入、もしくは予防策としてスクリーンショットなどで情報を残して購入するとトラブルになりにくいと思います。
@プロフ必読
よく見かけますが、これには「必ず」という強制力はありません。
ただ、ここに返品不可に近いようなことや、発送までの日数や対応など、出品側の都合で発送方法「未定」であっても定形外郵便を使用する場合もある等々、通常商品ページに書いておくべきことが書かれているので、「トラブルを防ぐ」という観点からは、読んで従うかorお取引を避けるという対応をするほうが無難です。
本当にほしいものがあっても、トラブルになってまでは買いたいと思わない方が多いのではないでしょうか?
身勝手なマイルールは逆に悪い印象となってしまう場合もあるので、「取引での一般的な注意事項はプロフィールに記載しています」といった形で、本文に一言書いて必要に応じて確認してもらう等、印象を損ねないような記載をするとベターだと思います!
個人的にはプロフィールに書くべき内容は挨拶・取扱商品等を除いて、「発送・メッセージ返答までの期間・理由」、「複数購入時の同梱などの取り扱い」、「お取引での注意事項(商品に問題がない場合のキャンセル不可・コンビニ払い時のお支払い期期限)」等、商品ページに個別で書く必要が無い項目で、読まれなかったとしてもお取引に影響を及ぼさない内容であるべきと考えています。
即購入禁止・購入前のコメント必須
それぞれ単独で記載されていることもありますが、大体が同じ意味でセットで記載されていることが多いのではないかと思います。
良い点は、発送方法や送料を相手に合わせて設定したい場合に見受けられる記載で、購入者応じてコメントでやり取りをしながら柔軟な対応をするという点で、フリマアプリ特有の部分と思います。
取引の相手を出品者側も選びたいという側面も反映されているのではと思いますが、その点はメルカリのように先着順で取引するアプリもあれば、フリルのように購入申請が必須の場合もありますので、必ずしも悪い行為ではないと思います。
一方で、マイルールとして多いのが「他サイト同時出品」のため在庫確保を行っていないという理由です。
メルカリの場合即購入禁止・購入前のコメント必須というのは規約にはないマイルールで、また同じ商品を2重に他社のサービスで出品していることも禁止のため、頻繁にあると規約違反で利用制限がかかったりといったことになるようです。
個人的には他サイト同時出品と書いてあったら、トラブルを避けるためほぼ購入を見送ります!
(わざわざコメントするのもめんどくさいというのもあります)
購入側:購入見送りorコメント後、同意を経て購入
出品側:規約通りの出品・説明文
とするのが理想だと思います。
今後も残念ながら他サイトとの同時出品は減らないと思いますので、購入側の場合は記載内容・過去の評価より判断しましょう!
いかなる場合も返品不可・発送事故責任を負わない
メルカリだけというわけではないのですが、特に個人間取引に慣れてないメルカリでも多く見かけるので項目に挙げています。
文面を悪くとらえると、実質的なノークレーム・ノーリターンと同じような記載内容となります。
商品に不具合があった場合でも、いかなる場合も返品・および返品交渉を受け付けないことは、規約にも違反します。
「いかなる場合も~」という文言の場合、出品者側に非がある場合も責任を負わないという内容も含まれてしまっていますので、意図せず書いてしまっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
出品者側は、「出品者側に非がない場合限定」であることを、購入者側は購入を見送ることも選択肢の1つ、どうしても買いたい場合は追跡・保証の受けられるメルカリ便・宅急便を利用することでカバーが利くと思います。
(未着が無ければ少なくとも、出品者による不具合があった場合も交渉できる余地があります)
普通郵便(定型・定形外)の場合は厄介で意見の分かれるところなので注意してください!
<参考記事>
最後に~取引でのトラブルを避けるには~
メルカリに多い謎のマイルールの意味と、トラブルを避けるための対応方法を紹介しました!
根本的に購入側からするとお取引を避けなければいけない場合もありますが、記載方法を修正したり、質問することで解決できる場合もあります。
トラブル防止のため~と書いてあっても、「その内容のほうがトラブルを招くんじゃないか?」と思うことも多々ありますので、かえって普通に買うよりも難しい判断が求められるケースもあります。
(自身は出品者側に一方的に都合の良い書き方や、極端なマイルールがあった場合には、お取引を避けるようにしていました)
気軽に取引ができる反面、慣れていない利用者やマイルールを優先してくる利用者も多いですので、トラブルにならない・購入を避けられないような対応を心掛けるとよいでしょう!