先日引っ越しのごたごたもあり、本体届いているはずの株主優待券1か月遅れでようやく受け取れました!ようやく原因・状況が確認でき受け取れたので、解決までの手順を紹介します。

株主優待が引っ越しが原因で届かない原因と確認方法

届かない原因はいろいろあると思いますが、郵便物の場合転居届の出し忘れや提出遅れで、前住所に届いてしまったという場合が多いのではないでしょうか。

ついつい忘れがちになってしまいますが、現在はインターネット上でも「e転居(郵便局のwebサービス)で手続きを行うことが可能です。

通常はあまり問題ないのですが、転居届(e転居)サービスはリアルタイムで転送を開始してくれるサービスではないので、前住所から新住所への転送が開始されるまで手続き開始から3~7日かかります。

自身の場合は提出後3日ほどで転送が開始されていました。

問題だったのは提出した時期で、引っ越しの予定を2日早めたために荷造りに追われてしまったので、web上で転居届を提出したのは引っ越しで荷物の積み込みが終わって引っ越し前の住居を離れる直前でした。

そのため、確率が一番高いのがこの期間に前住居に配達されているという可能性です。(優待取得が確実な場合)

配達時期は株主優待によっても異なりますが、自身の経験では概ね権利確定月より2か月ほど過ぎた時期に送られてきます。

より正確な時期が知りたい場合は、ヤフオクやメルカリなどで出品が開始された時期を調べると高い精度で到着日が確認できます。

通年で利用でき、期限がないなどで到着した時期が判別できない優待の場合は、個人ブログやSNSなどを探すと良いでしょう。

自身の場合は吉野家の優待券で発送された時期が期限でわかるためヤフオクで確認できました!

ちょうど転居した日の翌日~翌々日に届いた可能性が高まりました。

現地まで行くには遠く、前住居の不動産屋が敷金の清算や清掃の際に確認するとは思っていましたが、どのように扱うかが知識がなく不明でしたので敷金の清算が完了するまで約1か月待ってから対応することにしました。

届いていない株主優待の調査と受け取り手続きまで

敷金の清算に関して書類とともに、転送が間に合わなかった書類も入ってる可能性もありそうでしたが、送られてくることはありませんでした。

盗難されていない限りはどこかしらに保管されているか、誰かの手元にわたっている可能性が高いと判断し、まずは調査箇所をピックアップしてみました。

<ピックアップした調査箇所・可能性>
・管理担当の不動産屋(処分の有無)
(次の住居人に使用されている)
(配達担当郵便局に保管されている)
・保有株の会社(IR担当)
・保有株を管理している証券会社

→見つからなかった場合は、自己処分・未着・誤配のいずれかということで捜索断念のつもりでした。

実際に確認すると、不動産屋→保有株の会社(IR担当)という順番で、太字部分の2か所で確認ができました。

管理担当の不動産屋への連絡

個人的に気になったのが、転居後の転送開始前に旧住所に届いた郵便物の扱いです。

電話して聞いてみると、該当の郵便物があれば郵便局へあて先不明で差出人あてに返送済みであることで、大まかな処理日とともに教えてもらいました。

通常すぐにクリーニング・修繕をして次の入居者へ貸し出すので、次の住居人に使用されている可能性はなく、配達担当郵便局から差出人へとすでに返却されていることが確認できました。

手続きが遅れたり、問い合わせのタイミングによっては、すでに次の住居人の手にわたっていたり、返却途中の可能性も考えられるかと思います。

保有株の会社(IR情報)へ問い合わせ

保有株を管理している証券会社か保有株の会社か迷いましたが、今回は株主優待の提供元である企業側(株式会社吉野家ホールディングス)に問い合わせを行ってみました。

あまりIR情報を見る機会はないと思いますが、吉野家の場合は店舗のホームページとは別に企業としてのホームページがあるので、お店側の問い合わせ先にではなく投資家向けの情報を提供しているIR情報のあるページよりお問い合わせするのが確実です。

ちょうど休日だったので、メールフォームより権利確定時点での登録内容(個人情報+前住所での情報)を連絡しました。

後日電話がかかってきて、無事受取人不在扱いで返却されて保管されていることと報告を受け、無事に見つかりました。

最終的に前住所に送っていただき、転送扱いで転居先へ届き受け取りが完了しました。

2回目の発送時は、簡易書留扱いで元々の郵便物がさらに封筒にくるまれており、返戻郵便物送付のご案内という用紙が同封されていました。

最終的に1か月ちょっと遅れての到着になり、使う機会を逃してしまったのが残念なところ。

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株主優待届かないことを防ぐには?

できれば引っ越ししてもすんなり受け取りたいところですが、どうしても権利確定後に引っ越しとなるケースは避けられないので、対応が遅れると受け取り損ねの状況が発生してしまいます。

届かないことを防ぐために実行可能な対応をまとめてみました。

郵便局への転居届を転居日より数日前に提出する

一般的に転送開始まで3~7日かかるといわれています。

転居日に提出しても間に合わない場合があるので、少し早めの提出を心掛けると良いでしょう。

ヤマト運輸の宅急便転居転送サービスへ申し込む

圧倒的に日本郵便(郵便局)で発送される場合が多いですが、自社商品といった形で大きな荷物を送付される場合、ヤマト運輸で発送される場合もあります。

こちらも合わせて申し込みしておくことで、引っ越し後の住所へ無料で転送してくださいます。

ただし、郵便局の転送サービスを利用して手続きを行うため、引っ越し後2週間ほどかかる場合があるので、郵便局ほど早く転送開始されないことにはご注意ください。

各社のIR担当へ事前に連絡する

全部の企業が対応しているかは確認できていませんが、優待の権利確定月以降に住所変更がある場合は企業側で連絡を受け付けている場合があります。

IR情報に記載されていることもあるので、必要な場合には事前に問い合わせをすると良いでしょう。

転送可能なものはそのまま転送で受け取りした方がスムーズだと思いますので、転送開始時期に合わせて必要な場合のみ問い合わせしましょう。

まとめ

株主優待が引っ越しが原因で届かなかった場合の解決法と、事前対策を紹介しました。

引っ越しをした場合、優待が届かない問題からは逃げられないことがあるので、手続きを確実に行って受け取り損ねないように注意しましょう。