会社員の中でも副業への関心が高まっており、企業が副業容認へとシフトしている方針もあって、取り組む方が増えている印象です。
直近の調査結果には会社員の3人に1人が実施しているとのデータがあるようで、その主な目的は自由に使えるお金を増やこと=収入アップがメインになっているようです。
本業とは別に収入を得る方法として、誰でも気軽に実践できる不用品販売(+売却)、株主優待で収入を得る方法を紹介します。
不用品販売・売却は部屋も片付き一石二鳥
第一に、このサイトでおすすめするのが不用品販売・売却です。
自分自身の所有物は中古品であっても自由に売買が可能で、なおかつ生活用動産の譲渡による所得は非課税となるため、貴金属や宝石、書画、骨とう品など、1商品の価格が30万円を超えない限りは税金の支払いは不要です。
かつ、厳密な副業には該当しないので、公務員など副業が禁止されている方でも実施できます。また基本的には在宅でできるため、隙間時間の有効活用にもなります。
給与所得者が、副業で飲食店などでアルバイトをすると、原則として副業収入にも本業と同じように税金がかかってきますが、不用品販売では同く労働したように時間をかけて収入を得ても税金がかからないため、効率の良い労働収入とみなすこともできます。
最近ではメルカリをはじめとしたフリマアプリ等、販売に対する敷居は下がってきているので、時間をあまりかけずに売却することも可能です。
加えて、時間が無い場合には買取業者へ引き取ってもらう選択肢もあります。
人気の商品は高く買い取ってもらえる場合もあるので、時間を重視する場合には、副業という感覚は薄れてしまうものの、時間をかけない方法もあります。
不用品だけでも月々1~2万円ほどの収入になる場合もあるので、簡単・確実な収入を得たい方にはおすすめです。
さらに、売却することで不用品の保管スペースが空くため、部屋を以前より広く利用できたり、新たな物を買い入れたり、レンタル倉庫を解約して保管にかかる費用を減らすことにもつながります。
初心者の方も実践しやすいのは事実ですが、一方でフリマアプリを中心に素人売買によるトラブルも多いので、販売して収入を得る以上はルールなどを守って行う必要があります。
管理人がフリマアプリ。ヤフオクで実際に経験したトラブルは以下の記事にまとめているので、出品時にも参考にしていただければ幸いです。
1.メルカリ、ラクマで体験!フリマアプリでの10のトラブル事例集と対処法
2.ヤフオクでの実体験!出品側でのトラブル・対応に困った事例と対処法
株主優待はリスクを抑えて安定した運用が可能
株式投資は、その性質上、元本割れして損失(or含み損)が出てしまう場合もあります。
一方で、株主優待+配当での利回りでの運用に着目した場合、優待内容の改悪や配当額が低下しない限り、毎年安定した収入が期待できます。
現在、銀行での定期預金金利が0.1%を下回る中、株の配当+優待(換金)利回りは3%を超えることも多く、中には5%を超える銘柄も存在します。
配当+優待での利回りが高い銘柄は、株価が相対的に下落しにくく、逆に株価が上昇した場合には配当増額によって高利回りの金融商品に化ける可能性も秘めています。
こういった優待株は10~20万円程で買えるものが多く、副業初心者であっても気軽に開始でき、手元の預金資産を活用して、比較的低リスクで収入を増やしていくことが可能です。
管理人自身は購入時の利回り5%前後を目安に、10年~20年の長期保有前提で購入しています。
2つに共通するのは課税を避けられること
タイトルのとおり、不用品販売と株主優待をすすめるのは、確実な収入ができかつ、課税対象(≒確定申告が必要)となるケースが少ないため実践しやすいことです。
不用品販売は生活動産品の処分となるため、購入時から売却までトータルで見ると赤字の場合がほとんどですが、家計的にはプラスになるため、副業で稼いだという印象を持つことも間違いではありません。
元手ゼロと見なせばリスクなく実践できる副業であり、確実に収入を生んでくれます。
株主優待は元手となる資金こそ必要になりますが、資金さえあればそれを利用して簡単に収入を生み出すことが可能です。
配当には一律で課税がなされますが、株主優待に関しては雑所得という扱いになるので、20万円未満であれば確定申告が不要となります。
ここにはグレーな部分も含まれますが、実際には所得の実態や価値が換算できない場合も多く、課税対象として申告されている事例は少ないそうです。本来であれば課税対象となりますが、事実上の非課税所得となっている側面があります。
また、基本的には最低単元株数が最も利回りが良くなるので、一家で揃って証券口座を開設し、最低単元で株を購入すれば効率の良い運用を行いつつも、課税対象(≒確定申告が必要)とならないように所得を調整可能です。0歳からでも株を保有する証券口座が開設可能で、株主優待の雑所得を一家へ分散させるという方法もあります。
こういったことより、不用品販売、株主優待による副収入は簡単に収入を得ることができ、また課税を避けることも可能なので、確定申告を行う煩雑さもなくて済みます。
同じ収入を得るにも、課税対象となるかどうかでも手元に残る金額は異なるので、不用品販売や株主優待による収入アップから始めるのが個人的にはお勧めです。
転売業には資格が、株取引にはリスクの許容が必要
少し進んで、元手を活用してより稼ぎたいとなった場合、選択肢として不用品販売を中古品転売へ、株主優待を株取引へ格上げすることが思いつくかと思います。
副業としても行うことが可能ですが、それぞれ注意しておきたい点を述べます。
中古品転売には古物商資格が必要
同じ中古品でも自分のものはOKですが、他人から仕入れたもの、使用のために取引された物品と販売して利益を得る場合には、立派な営利活動となります。
そのため、厳密にいえば古物商資格が必要な取引となります。
おそらく、自分のものと偽って、生活動産品の処分扱いでヤフオクやフリマアプリに中古品・新古品を出品している場合があるかと思いますが、厳しく取り締まられていないだけで法律的にはNGです。
最近だとチケット転売で逮捕者が出ていますが、取引対象となったのはチケット販売者が購入した「新品状態」のチケットです。
新品、中古品の定義に関しては以下の記事を参考にしてください。
Amazonでも明らかに卸で入手してないであろう商品を出品している個人出品者が、未開封の商品を新品として出品しているケースが多々ありますが、古物商許可がない出品者が大半なので、特に個人の方は未取得で転売を行っている方も多いかと思われます。
副業として行うのであれば、法律に従って正しく稼いでほしいので、許可を取る気が無い・許可が取れないのであれば中古品転売以外の方法で収入を増やすことを推奨します。
古物商許可に関しては以下の記事を参考に。
株での売買差益はリスクへの許容が不可欠
会社員であっても、株価の推移を予想して株を買い、1週間ほどの短期から半年~1年以上の中長期的なスパンで収益を得ることも可能です。
一方で、悪いニュースが出たときに株価が急落して、損切りが必要になるなど、損益が出る場合もあります。
会社員としての業務での知見も踏まえて、業績が良く株価が上昇しそうな株を狙って購入することになると思われますが、思わぬ株価の下落はつきものです。
その結果、投入資金を失い赤字になることもあるので、確実志向なのであれば、株主優待を狙った投資までにとどめておくと良いでしょう。
また投資方法や銘柄によっては数十万円~100万、200万円単位で資金が必要になるので、ある程度の元手が求められます。
自身は会社員時代、普段は1週間~1か月前後でのスパンでの売買差益を狙い、有給や長期休み前などで平日に自宅PC前に向かえる時は、副業としてデイトレードをしていた時もありました。
稼げるときは1時間に数万円~という収入になることも珍しくないので、リスクが許容できる場合には、副業として行ってみるのも良いでしょう。
副業での収入アップまとめ
本業とは別に収入を得る方法として、誰でも気軽に実践できる不用品販売(+売却)、株主優待で収入を得る方法と、さらに本格的に中古品転売や株取引を行う場合の注意点について紹介しました。
副業での収入アップといっても、課税対象となるかどうかや、必要な資格・資金が異なってきますので、これから始めてみたり・効率よく確実に収入を得たい場合には、不用品販売(+売却)や株主優待を狙った投資から始めてみてはいかがでしょうか。