2018年3月1日より、ゆうパックが値上げとなります。
発送料金を抑える方法の1つである切手を用いての支払いに関連し、以前切手を安く買う方法を紹介しました。
今回は、以前の記事の見直しとともに、最新の情報を追加して整理してみました。
金券ショップ
一番手っ取り早いのが、近所の金券ショップに行くことです。
現行切手であれば、額面の94~96%が目安になると思われます。
シートよりバラ、現行よりも旧柄や記念切手の方が若干安くなる傾向にあり、また地域によっても在庫や価格に差があります。
狙い目は、地方都市にある金券ショップのように思いますが、運営企業によっても価格が異なってくるので、実際には自力でリサーチするとよいでしょう。
ただ単に安く購入したい場合には、記念切手のバラまたはシートが狙い目で、金券ショップの買取価格も踏まえると、50円未満の記念切手や、お年玉記念切手シート・ミニシートが安く販売されやすい切手となります。
自身もかつて近くの金券ショップで、80円切手×10枚のシールタイプの切手が額面の90%で販売されていたことがありました。
ただし、在庫は不安定で取り扱いがないことも多かったので、見つけた時にまとめて購入しておくとよいでしょう。
オンラインショップ・通信販売
ネットで検索すると、金券ショップを中心に、いくつか金券を販売しているサイトが見つかります。
ネットの場合大半はシート単位での販売となっており、極端に安い切手はないものの、額面の95~96%台と、少しお値打ちに販売されています。
・チケットレンジャー(価格は最新のものでない場合があります)
・アクセスチケット(価格は最新のものでない場合があります)
少額だと送料がかかってしまうので、10万、20万単位といったまとめ買いに適しています。
ばら売りで少数入手したい場合には向いていないので、実店舗と使い分けるとよいでしょう。
原則銀行振り込みでの支払いとなるので、クレジットカード決済で支払いができない点については注意しておきましょう。
郵便局のネットショップ
旧切手SHOPが、リニューアルされて現在は、郵便局のネットショップ内の切手・はがき・コレクショングッズストアにて販売されています。
郵便局が販売しているので、100枚シート単位かつ定価販売にはなってしまいますが、一番の特徴は発行元となる日本郵便よりクレジットカード払い(VISA、Master限定)で購入できるという点です。5000円以上購入すればゆうパックの送料が無料となります。
割引率は原則としてカードの還元率に依存するので、キャンペーンなどを活用すると額面の98~99%ほどと、普段よりわずかに安い値段で入手できます。
価格よりも、買いに行く手間が省けるという時間的な部分と日本郵便からカード決済で直接入手できることが主なポイントです。
ちなみに、安く入手することを考えた場合、クレジットカードの入会キャンペーン(5万円利用で5000円分のポイントプレゼント等)でのお買い物先として利用することや、Yahoo!カードのどこでも3倍キャンペーンに合わせてまとめ買いする方法もありますが、定期的に実践できる方法ではありません。
ヤフオク!での購入
ヤフオク!でも切手は人気のジャンルの1つで、あまり値崩れせずに相場が安定している傾向にあります。
1つにTポイントの消化目的として購入されていることがあり、額面そのままで支払いに利用できるので、額面と落札価格にほとんど差がないこともあります。
また最近ではYahoo!マネーのキャンペーンで、支払いにYahoo!マネーを利用することで、最大で5%分のTポイントを獲得できるようになっています。(2018/3まで)
安く買える目安は額面の90~95%付近になっており、即決設定がなくオークション形式で競り落とす必要がある場合が多いのも特徴の1つです。中には数十万、100万円台になることもあり、それだけ需要の多さがうかがえます。
上述のYahoo!マネーのキャンペーン等を活用できれば額面の80%台後半で入手できる場合もあり、取引におけるリスクが許容できるのであれば、おすすめの入手先の1つとなります。
メルカリ・新ラクマでのd払い・楽天ペイ
※こちらで紹介の方法はフリマアプリの規約変更に伴い、2019/7をもって利用できなくなりましたのでご注意願います。
⇒はがきが出品・売買可能なうちは、交換制度を活用することで間接的に紹介している方法は活用可能です。
メルカリ、新ラクマ(旧ラクマ+フリル)でも切手は多数出品されています。
価格はヤフオクと同じくらい(メルカリは少し高めの設定)ですが、大きな特徴はクレジットカード決済で購入できる点です。
未使用切手(形式上は中古品)を額面以下の価格でクレジット払いで購入できるのは、メルカリ、新ラクマといったフリマアプリくらいなので、通信販売でも金券ショップやヤフオクと比較して気軽に支払いできるという点でメリットがあります。
さらに、メルカリ、新ラクマで切手を安く購入できる理由は、以下の3つによるものです。
不定期クーポンによる割引での購入
これらのフリマアプリでは、不定期ではありますがクーポンが発行され、切手の購入時にも利用できる場合があります。
メルカリで5%、新ラクマだと3%割引のクーポンが発行されるので、特に新ラクマの場合には、額面割れで出品されている価格よりさらに3%引きで購入できるので、クーポンの利用だけで額面の90%付近で入手できる場合もあります。
またラクマでは最近のヤフオクに対抗してか、最大20%割引(10000円以上で2000円引き等)となるクーポンが発行されています。(直近で確認したものでは、切手も対象)
こちらもうまく利用できれば額面に対して20%以上安く購入できる場合があるので、クーポンが発行される時期には特に注目です。
d払いキャンペーンによる購入
d払い(旧dケータイ払いプラス)では、年末、春、夏のシーズンごとに買いまわりキャンペーンを開催しており、2017年末~2018年1月上旬のキャンペーンは最大で30%、2018年3月からのキャンペーンでは最大で25%還元のキャンペーンを開催しています。
※最新の買いまわりでは、メルカリが最大18%還元、ラクマ(旧フリル)は対象外となるようです。
ポイントが最大となる条件を満たし、還元率が25%の場合に額面通りに出品されている切手を購入した場合、単純に20%以上安く購入できることになります。
⇒現在は10%前後安く購入できることが期待できます。
普段でもd曜日のキャンペーンで、d払いでのポイント5倍+クレジットカードの還元率で、6%還元で購入するチャンスは常にあるので、お目当ての額面の切手が出品されていればねらい目です。
ちなみに新ラクマ(旧フリル)については、手数料の関係でメルカリよりも安価に出品される傾向にあるので、普段のd曜日でのポイント5倍日は、フリルの方がより安価に購入できます。
メルカリの切手は額面以上か額面通りくらいの場合も多いので、購入する場合はキャンペーンやクーポンを巻き込むとお得に入手できます。
楽天ペイキャンペーンによる購入(新ラクマ)
楽天ペイ(オンライン決済)が対応しているのは新ラクマ(旧フリル)のみとなりますが、こちらもキャンペーンでお得になる機会があります。
ここ最近はエントリーの上で、2つのサイトで各1000円以上購入することでポイントが3倍(3%還元)となるキャンペーンを開催しています。
かつてはポイント5倍、または楽天市場のお買い物マラソンの買いまわりの対象となっていた時期もあり、こちらd払いと並んでお得な支払い手段となっています。
支払いには楽天ポイントが利用でき、先ほどのクーポンも活用すれば、カードの還元率も含めて7%還元に達する場合もあるので、こちらもd払いとともにお得な支払い手段となっています。
未使用はがき・年賀状等の入手&交換
1手間かかりますが、はがきを経由して、切手を安く入手する方法もあります。
目安として、次回以降は62円に値上がりしてしまいますが、2018年用の年賀はがき(1枚52円)を200枚入手することを例に考えます。
200枚・10400円分の未使用年賀はがきを購入すると、お年玉シートに交換することで、576円分の切手が別途獲得できます。
一方で、200枚のはがきは合計で1000円の交換手数料(現金or切手)を支払うことで、10400円分の切手と交換でき、先ほどの年賀切手シート合わせて10976円分の切手を入手できます。
この場合、交換手数料用の切手も10%offで入手できるとして計算すると、はがき1枚当たり45円が10%還元となる目安になります。
実際はヤフオクやフリマアプリにて、支払い手段を駆使して購入し、実質45円ないしはそれ以下の金額で入手することが必要となってきます。
切手を直接購入する場合と比較し、安く買えない場合もありますが、切手を直接購入するのと異なるのは、好きな額面の切手に交換できることです。
代替ルートというわけではありませんが、間接的に欲しい切手を入手したい場合には、切手とともに購入するのもありです。
ただし、交換に時間がかかるのと、枚数が多いと切手が取り寄せになる場合があるので、時間に余裕がある場合におすすめの方法です。
まとめ
郵便局では定価販売されている切手ですが、通販ではクレジットカード決済ができたり、金券ショップでもあまり値崩れすることなくと入り扱われています。
金券ショップでは額面の95%~96%前後で、ミニシートや記念切手であれば90%に近いものがある程度で、あまり安くなることはありませんが、ヤフオクでのキャンペーン、フリマアプリでのクーポン並びにd払い、楽天ペイを利用することで、10%以上お得に購入できることもあります。
高々10%ですが、手元の資金を銀行に眠らせておいて、ほとんど利子がつかないよりかははるかに効率的なので、資産に余裕がある場合にはまとめ買いで、安く入手することを狙ってみてはいかがでしょうか。