引っ越しにあたり、いらなくなった家具や、小物・収納用品、家電類を処分する機会は多いと思います。
リサイクルショップでの買取で値段が付かなそうな古かったり、状態の悪く、安価な商品は、逆に自治体の粗大ごみや引っ越し業者への処分費用がかかるため引っ越し時の余分な出費になってしまいます。
一方で、古くても問題ないという方にとっては、無料でも安価でも譲ってほしいと考える方も多く、欲しい方を探すための方法の1つとして、「ジモティー(http://jmty.jp/all)」というサイトを利用する方法があります!
メルカリの姉妹アプリの「アッテ」と同じように利用でき、なおかつサイト自体の運用期間が長いこともあり、今回はジモティーを利用してみました!
代表的な処分品と、想定処分価格
初めに今回処分できたものと、そのざっくりとした処分費用をまとめてみます。
処分した商品一覧
小ラック×1(小さな木製棚)
中ラック×5(3段カラーボックスおよび同程度の本棚、靴箱)
折りたたみテーブル×2(長辺1m以下の小型サイズ)
2口ガスコンロ×1
キッチンラック×2(高さ1m弱)
オフィスイス×1
ペットボトル水60L分
計12点+お水60L分
こんな感じの商品を処分しました。
1点1点撮影したものなので、物量のイメージはつかみにくいですが、ガスコンロ以外を分解しないまま平置きすると、一畳分程の荷物になるのではないかと思います。
想定処分費用
引っ越し前で実際に処分を行った新宿区での場合を想定します!
項目 | 行政(新宿区) | 民間(回収業者) |
---|---|---|
小・中ラック、ボックス | 1800円 / 6個 | 6000円 / 6個 |
折りたたみテーブル | 600円 / 2個 | 2000円 / 2個 |
ガスコンロ | 300円 / 1個 | 1000円 / 1個 |
キッチンラック | 1400円 / 2個 | 4000円 / 2個 |
オフィスイス | 300円 / 1個 | 1000円 / 1個 |
水60L | 1000円(自身で処分する際の手間賃) | |
出張費 | 不要 | 3000円 |
合計金額 | 5400円 | 17000円 |
新宿区の粗大ごみの区分までは自己判断ですが大まか5000円程の費用がかかる量の処分量と思われます。
一方、民間の回収業者に依頼した場合には、出張費+個別の手数料や、積み込み放題などで総額1万円~2万円台の費用が掛かる場合もありそうな量です。
今回は良心的な業者に依頼した場合を想定して算出しましたが、日にちや条件によっては算出価格の変動がある場合もございます。
新宿区の場合は定期的に回収業者のチラシが入ったりするので、3社分ほど集めて算出すると大まかな料金が把握できるかと思います。
急いでいる場合や、引っ越し業者に処分を依頼する場合には、民間料金での出費を考えておいた方が無難です。
民間業者に委託した場合、合計で1万円~2万円もかかるのであれば、無料で欲しい方にあげても結果として、引っ越しに伴う処分費用を大きく節約をしたことになりますね。
続いて実際にジモティーを利用して処分させていただいた状況を紹介していきます!
実際にジモティーで処分した体験談
今回はスケジュール的にギリギリでの引っ越しだったため、引っ越しの1週間前~2日前まで売れ残り覚悟で募集を開始しました。
出品時の募集条件
過去の取引の経験や、処分品目、処分までの期間を踏まえて以下の通り募集しました。
(今回は引き取り限定での募集とのこともあり、お問い合わせでの無駄なやり取りが必要のないように工夫しています。)
自宅への引き取り限定
発送に適さない大型商品、かつ安価な商品が多かったため、近所で受け渡し可能な方のみに限定して募集しました。
提供商品は簡単な拭き掃除を済ませた状態
処分品、ジャンクに近い商品もあったため、なるべく失礼にならないようにと思いつつも最低限の掃除を行って提供させていただきました。
商品説明に必要事項を盛り込んで記載
普段は簡単に書くのですが、今回は期限があることもあり、時間が合えば連絡くださいのスタンスで説明を書きました。
具体的な項目は以下の通りです。
・商品状態(汚れ、傷、動作確認、サイズor型番、注意事項)※商品説明を丁寧に書く代わりに、質問での追加説明を行わないことを記載
・引き取り場所目安(自宅から2分ほどの公共の場所を記載、距離把握のため)
・引き取り可能時間(随時更新)※こちらの都合に合わせてもらうため
・お問い合わせの形式(引き取り希望時間の記載を依頼)
→合意後に自身の住所、電話番号を開示
・上記内容・条件に同意いただける方とのみお取引を行う旨を記載
→金額や受け渡し方法の変更は対応しないことを明記
代金設定
処分品のため0円でもOKなものでしたが、ドタキャンする方や無用な連絡が多くなる傾向にあるた、一部商品を除き、1対応につきワンコイン(500円)ということで設定させていただきました。
無料ではなく、車が必要になったり、休日は土曜日のみの条件でしたが、処分予定の商品に関してはすべてお引き取り予定になりました。
続いてお取引の結果と、お問い合わせのみのユーザーを含め利用させていただいた体験談を紹介していきます!
お取引結果
今回は以下のような内訳になりました。
まとめて引き取ってくださった方もいたので、出品数とお問い合わせ数は一致しない形式にしています。
**************
お問い合わせ数:12
取引成立数:6(収入2500円(500円×5)、1人は0円にて提供)
お取引不成立:6(返信せず1、先着の方と取引1、返事無し3、ドタキャン1)
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歩きで来られる方もいましたので、1個だけという場合もありましたが、車でお越しいただける場合はセット分を無料にしてサービスしたりで、なるべく少ない回数で処分できるように対応してみました。
結果としては処分費や余分な手間がかかるところ2500円の収入になりました。
実際のところ、出品作業+メール応対+当日対応で合計6時間くらいはかかっているので、労働収入としては割りに合わないですが、特に民間業者への処分費用も考慮すると、大きく家計の節約に貢献しているのではないでしょうか?
急ぎであまり時間の取れない場合、量が多い場合には行政の粗大ごみ回収日に合わせて廃棄するほうが逆に効率的な場合もあります。
リサイクル券を買いに行ったり、廃棄の区分を調べたり問い合わせたりするのも意外と手間になるので、処分する量や、引っ越しまでの時間を踏まえて譲るor廃棄を決めるとよいと思います!
お取引させていただいた感想
お取引させていただいた方は皆さん丁寧な方で、元々の出品時の説明文の関係上、とてもスムーズにお取引が完了しました。
以下のようにメール2~3往復で話がまとまるようにしたので、その商品1件目のお問い合わせで決まる場合も多かったです。
<取引例>
1.条件の合う方に引き取り希望時間を記載いただいてお問い合わせ
2.当方が名前とご希望の時間での取引OKの連絡を返答(メール返答を依頼)
3.取引承諾の返信
4.当方の住所、連絡先を開示・商品確保
5.当日指定時間に引き取り(直接or電話で呼び出し)
一方でお問い合わせいただいたのに、お取引成立とならなかった方も、お取引させていただいた方と同数おられました。
(返信せず1、先着の方と取引1、返事無し3、ドタキャン1、計6名様)
先着の方と取引が決まった件はどうしようもないですが、その他3つの事例について紹介していきます!
返信する必要のないお問い合わせへの対応
安価に提供するため一言、二言お問い合わせの場合も多いです・・・
今回も、「残っていますか?」のようなお問い合わせが来ましたが、説明文を読んでないお問い合わせのため今回は返信も行いませんでした。
自身のように早く引き取ってほしいと思われている方は多いと思うので、商品の状態に関してのお問い合わせでなかれば、引き取り可能日・希望日(+時間帯、場所)を記載しておくと、出品側としては印象が良いように感じます。
もちろんきちんと対応できる方もいるとは思いますが、自身の経験上は時間がかかる場合が多いので、今回は門前払いのような形にさせていただきました。
全品無料にするとこういったお問い合わせが増えると思ったので、一部商品を除いて有料にしています。
返信するも音信不通に
今回の場合、返事後24時間以上お返事のない取引をこのように分類させていただきました。
条件が合うからお問い合わせが来るように、こちらが時間を合わせさえすれば問題なくお取引が成立するように説明文を書いていますが、それでも返事が返ってこないケースがありました。
もしかしたら忙しくてお返事ができていない可能性も考えられそうですが、本当にお取引希望の方は返事を返すと思いますので、お取引意思のない、嫌がらせに近い行為のようにも思えてしまいます。
自身がジモティーユーザーに質の悪い方が多いと感じる一因です。
連絡なしのキャンセル・ドタキャン
大したものでないためか、また直接の取引が多いこともあり、キャンセルが起こっている場合もあります。
今回も1件だけ連絡なしのキャンセルがありました。やり取りの内容から後日引き取りを希望されていましたが今回は廃棄処分の関係上お断りさせていただきました。
逆に自身も端末が遠く電話やメール連絡に気付かずに・・・インターフォンを押していただければ気付けたのに・・・ということはありました。
こういった行為が多いのか少ないのかは不明ですが、最近ジモティーにも評価制度が導入されることになりました!
ジモティーでの不用品処分まとめ
ほとんど手間賃で、直接引き取りで半数以上のものは無料または実質無料で引き取っていただき、わずかながら収入を得ることができました!
民間業者に引き取ってもらう場合と比較して、時間はかかりますが、単純計算で2万円ほど節約できたことになります。
浮いた分は引っ越し先での家具購入や、引っ越し料金の低減、引っ越し屋さんへのお祝儀、挨拶の際のお土産代などに活用していただければと思います。
今回はユーザーを選んで取引させてもらえたこともあり、無事にお取引が完了できました。
一方で、書き込み方によってはなかなか引き取り手が見つからなかったり、手間のほうがかかってしまうため、時間が取れる場合や、引き取り手が見つからなくても大丈夫な場合には積極的に活用しても良いと思います!
都市部でのお話なので、人口の少ない地方部では厳しいですが、無料もしくはわずかばかり代金をいただいて不用品が処分できるので、大きく安価な商品が不要になった場合には利用を検討してみてはいかがでしょうか?
別途人気があり売れやすいもの、売れにくいものはまとめてみたいと思います!
また本記事に関連して、引っ越し時の費用を安くするためのコツは以下の記事で紹介していますので、良かったら参考にしてみてください。