2017年3月1日よりApple Payに対応するカード会社が増え、国内の86%のクレジットカードがApple Payに登録可能となりました。

個人的にはSuicaとしてしか使い道が無かったのですが、1.5%と常時高還元率のREXカードや漢方スタイルカードのを発行するJACCSカードやP-one Wizカードが対応したことにより、高還元率の電子マネーとして利用できる魅力が出てきました。

Apple PayはSuica・iD・QUICPayで支払い可能なサービス

Apple Payを簡単に説明すると、3つの電子マネーSuica・iD・QUICPayをiPhone7をはじめとした手元のApple系デバイスで支払い可能なサービスということができます。

Suicaへの対応が一番の魅力!

Apple Payの魅力の大部分を占めるのが、Suicaに対応したことではないでしょうか。

Androidスマホではおサイフケータイ機能が搭載されいるため、カードをスマホに集約することができましたが、iPhoneユーザーの場合はカードを財布に入れて持ち運んだり、パスケースに入れたり、専用のカードホルダー付きケースを購入して使用したりと工夫する必要がありました。

Apple Payが登場したことによって、手元にあるiPhoneで改札を通過できるようになりました。

お財布やパスケースをカバンにぶら下げたり、カバンから取り出したりする必要が無くなります。

モバイルSuica機能を使いこなすことになり若干ややこしい面がありますが、設定が完了すれば便利に利用できます。

設定に関しては以下の記事で解説しています。

Apple Payが登場によりSuicaがiPhone7・年会費無料で使えることが大きく話題となりました。 クレジットカードのオートチャージ機能が便利なのがビューカードで、自身

iD・QUICPayは便利でもお得でない場合も

Suicaの場合、Suicaが無ければスムーズに改札を通れないので需要は比較的高いと思いますが、iD・QUICPayのメリットはSuicaと比較して劣るように思います。

ポイント還元率を見る限り、期待できる還元率が1%付近とさほど高くなく、ほかのプリペイド式電子マネーのほうが還元率が良い場合が多いので、Edy派の場合活躍の機会はあまりありません。(キャンペーン時に楽天ポイントからEdyチャージして使用することで合計3.5%還元となります)

なので、iD・QUICPayに関しては少額の支払いを後払いにできるくらいがメリットで、その他の面ではお得な面があまりないように感じています。(dカードなど提携先でのキャンペーンがある場合を除く)

ただし2017年3月1日のApple Payサービスに対応するクレジットカード会社が増え、高還元率なカードも対象となっていることで、電子マネーとしての価値が出てきたように思います。

困る方が多いのはマクドナルドでEdyもiDもwaon持っていないケースくらいな気もします。

元々のクレジットカード機能に、後払い式電子マネーとしての利用方法を追加できるようになったことで、支払い時の利便性が高まったことに変わりはないと思います。

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対応のクレジットカード会社が拡大へ

サービス対象のカード会社が増えたことにより、より使いやすくなった印象があります。

高還元率のJACCSカードやP-one Wizカードを発行するポケットカードが対応したことはうれしいです。

対応しているカード会社と主なカードをまとめます。

対応しているカード会社・主な発行カード一覧

 カード会社(略称) 主な発行カード
◎アプラス Tカード プラス、新生アプラスカード
◎アメリカンエクスプレス アメリカンエクスプレスカード(アメックスカード)
イオン イオンカード、イオンカードセレクト
◎エポス エポスカード
au au wallet クレジットカード
オリコ Orico Card THE POINT
クレディセゾン セゾンカード、ロフトカード、パルコカード等
JCB JCB一般カード
◎JACCS REXカード、漢方スタイルクラブカード、リーダーズカード
◎セディナ セディナカード、OMCカード、エディオンカード
ソフトバンク ソフトバンクカード
 TS Cubicカード (TS3) TOYOTA TS CUBIC CARD、ENEOSカード
dカード ドコモ dカード
 ビューカード ビックカメラSuicaカード、VIEWカード
◎ポケットカード ファミマTカード、P-one Wizカード
三井住友カード 三井住友VISAカード
MUFGカード MUFGカード、リクルートカード(JCB以外)
◎ライフカード LIFEカード
楽天カード 楽天カード
UCS(※対応予定) UCSカード

◎:2017/3/1より対応開始

対応していない主なカード

YJカード、ダイナーズ、SBIカード、DCカード等

同じカードでも国際ブランドが違えば利用できるケース(リクルートカードなど)もあり、選ぶ際には個別にカード会社へ確認するのが無難です。

今後、これらのカードでもApple Payへ対応していく可能性があります。

Apple Payの利用も考えて申し込みをする場合には、利用予定のカードがApple Payへの対応を開始しているかチェックしてからの申し込みを推奨します。

Apple Payの使い勝手は良い?悪い?

自身の環境では、Suica以外のApple Payの機能はほとんど必要ないと感じます。

Edy、waon、nanacoなどのプリペイド式全種類制覇となると利便性が向上するのですが、現状は一部の利用者で盛り上がっているだけな部分も。

プリペイド式の電子マネーのチャージが面倒という場合には、現在でも十分便利な機能だと思うので、使い勝手は利用者次第となるでしょう。

財布に入れるカードが減ることはメリットがあるので、使い勝手が良いと感じるのはSuicaユーザーが中心だと思われます。

また、REXカードなどの高還元率のクレジットカードがiD・QUICPayに対応したことにより、プリペイド式の電子マネーとの還元率の差が解消される傾向にあるので、これまでチャージ環境がなかった方にとっても電子マネー決済が利用しやすくなっています。

iPhoneユーザーでもSuicaが利用しやすくなり、実質1.5%の高還元率で利用できる電子マネーが増えたので、この機会に支払方法を見直してみてはいかがでしょうか。