福袋が人気でPR合戦・争奪・ネタバレ合戦が続いている中で、個人的にピックアップしたいのが、ちょくちょく福袋の返金騒動が起こったり、中身や販売時の説明文（○○円相当）に対して不満を持ったりといったケースがあることです。

普段はお得な面、ネタバレがこぞってPRされる福袋について、別の側面から紹介します！

福袋を販売するお店の事情

福袋はお得なアイテムとして、特にアパレル関係の製品の場合は5万円相当が5000円といったように普段より安価に販売されているイメージがあります。（もちろん福袋だけではありませんが・・・）

家電など元々価格が下がりにくい商品は販売価格が3万円コースなどと設定されていて、実際は3~5割程度お得に購入可能な場合があるといった感じでしょうか。

ネット上で紹介される際も、読んでもらうためにお得さをPRする場合や、中身を紹介しているところも多いですが、買った人にとって価値があるかどうかは額面ではなく「その商品が利用できるかどうか」という点が重要になってきます。（転売の場合はいくらで再販できるか）

全く利用しない商品だったり、デザインが合わなかったのであれば定価相当額がいかに高くてもただ単に価値のないものになり下がってしまいます。

一方で福袋を販売するお店では、売れ残った在庫処分、PRもかねて商品を取りそろえて販売している等、目的がそれぞれあるので、特に前者の場合は買う方にとって必ずしも金額以上の価値がない場合もあります。

近年は福袋用に商品を調達する場合もありますが、いくら定価5万円相当といっても5000円といった具合に安価に買えるのであれば、人件費も含め赤字か利益がほとんどない原価に近い形で販売されているのではないでしょうか。

売れ残りの在庫を抱えている場合は、保管するためのスペースと費用がかかるため若干赤字でも処分してしまった方が運営上はメリットがある場合もあり、その処分先の1つが福袋なのだと思います。

販売側の処分品は購入する側にとっても同じく処分品であることもあるので、5000円の価値もないのか1万~2万円分の価値があるのかは人それぞれでしょう。

福袋への不満・微妙感はなぜ起こる？

色・デザインが合わない、欲しいものがない、ゴミ袋（鬱袋）etc・・・

実際にこういった感想のある福袋もあります。

原因の多くは、「お値段以上を期待している場合」が多いためではないかと思います。

中身が自分の用途に合えばお買い得で不満・微妙感はあまり起こらないと思いますが、合わなければただのゴミ袋（鬱袋）と認識されるからに思います。

何が入っているかわからっていないものを開封して楽しむ部分や、苦労して並んだり、最近ではSNSなどにアップするためのネタとしても用途があるので、買い方・お得面もPRされるケースも多いですが、その反面不満・微妙感を抱くケースもあるようです。

商品以外の部分も含めて「袋」になっていて、当たり外れもあるのが一般的ですが、買う方にとって損になってしまうと悪い印象になりがちです。

個人的には袋の部分を楽しむのであれば福袋もありですが、確実性を求めるのであれば、欲しいものを個別に買った方がお得な場合も。

不用品がついてくるから買わないという方もいるので、不満・微妙感を持つ方は欲しいものを個別に買うのも1つの手です。

福袋への不満・苦情が殺到して返品になった例も

過去には、内容に不満で返品返金になった事例もあるようです。

とはいえ、事前に入っていると告知のあったものが入っていないといった場合、ほかで販売されている福袋と内容が一緒といった場合で、極端に苦情が殺到した場合がほとんどのように見えます。

他にも中身が破損していたり、洋服であれば破れているものがあれば交換や返品ということはあり得ますが、中身が完全にわかっていないものに対して不満を言うのであれば、買わないという選択肢でいいと思います。

最近は中身が見える福袋が増えてきていますが、福袋でも確実性をとるのであればこういったものや、食品系など中身が安定しているものを選ぶと良いでしょう。

個人的には損得で不満を持つのは疑問に思いますが、PRでお得さが目立つ関係上、仕方のない部分もあるように思います。

価格表示・広告の仕方に問題のある福袋には問題があるかもしれませんが、欲しいものはそれなりの対価を支払って入手してみてはいかがでしょうか。