引っ越しをする際、運びにくい代表的な荷物が冷蔵庫・洗濯機です。

家族用の大型冷蔵庫やドラム式洗濯機であれば、他の荷物とともに引っ越し会社に依頼する機会が多いと思いますが、単身用の小型の冷蔵庫・洗濯機であれば色々と選択の余地があります。

引っ越しの費用を抑えることを念頭に、費用を抑えるために活用できる、トラックを貸し切る引っ越し以外のサービス、ないしは自力で引っ越しをする場合の費用について紹介します。

単身用洗濯機・冷蔵庫の寸法や価格について

単身用冷蔵庫・洗濯機の寸法

家電量販店で販売されている新生活用の家電セットをもとにすると、単身用の冷蔵庫・洗濯機の寸法の目安は以下の通りとなります。

洗濯機(4.5~5.5L):幅52~54cm
※メーカーによっては55cmを超える場合があります。

冷蔵庫(90L前後):幅約48~49cm

洗濯機・冷蔵庫ともに奥行きは55cm前後、高さは90cm前後となります。

単身用洗濯機・冷蔵庫の新品価格と買取

ビックカメラ.comの価格を参考にすると、おおよそ3.5~4万円が安い価格帯の単身用洗濯機・冷蔵庫の目安となります。

一方で、買取価格については出張による作業や、買取後のメンテナンスが必要なことからスマートフォンやパソコンなどの家電類と比較すると値段はつきにくい印象です。

年式でいうと5年落ちまでが買取で値段が付く目安となりますが、2、3年も使用すれば冷蔵庫・洗濯機合わせて5000円も値段が付けばよい方で、5年以上経過している場合には逆に処分費がかかる場合もあります。

買取価格が安い理由の大半は運搬費がかかるためなので、古くても確実に引き取ってもらえることの方がメリットとして考えておくと良いかと思います。

実際に130L前後の古い冷蔵庫を2018年3月に処分する際に、家電量販店持ち込みで5000円ほどの費用が掛かったので、0円で引き取ってもらえるだけでも十分価値があります。

動作しているものであれば需要自体はあるので、時間があればジモティーなどで近くの方に引き取ってもらうのも選択肢の1つです。

引っ越しは不用品を処分するよい機会となりますが、特に大変なのが大きくて安いものの処分です。 大きな不用品は荷物増加による引っ越し費用への影響や、引っ越し業者・不用品回収業者・自治

話は逸れましたが、費用がかかりすぎる場合には、現地で新しく調達した方が安上がりになる場合があるので、引っ越し時に運搬しない場合の費用についても、比較対象として把握しておくとよいです。

自家用車で引っ越し|主な費用はガソリン代

(軽1BOXに冷蔵庫・洗濯機を積み込んだ場合)

引っ越しで一番費用を抑えたい場合に有効なのが、自宅の自家用車(軽トラ・軽1BOX・ミニバン・軽トールワゴン)を活用する方法です。

単身用の冷蔵庫・洗濯機であれば1人でも運搬可能なので、一人、もしくは家族に手伝ってもらえば、必要な費用はガソリン代だけで済ますことも可能です。(別途毛布などの緩衝材は必須となります)

燃費が1リッターあたり10kmくらいとしても、片道50km程度であれば2000円未満のガソリン代負担で済みますので、時間と場合によってはお手伝いしてくれる方を確保できれば一番安上がりです。

問題は洗濯機・冷蔵庫の寸法と、自家用車の積載容量になるので、手元にある自家用車のデータ(寸法)とともに紹介していきます。

実際に自宅にある軽トールワゴン(ダイハツ タント)、軽1BOX(ホンダ バモス)、軽トラの3台の積載スペースを手動計測してみました。(測り方によって若干の誤差があります。軽トールワゴン、軽1BOXは2列目座席を収納しています)

幅×奥行き×高さ
(単位:cm)
備考
軽トールワゴン 90~100×130×100 サイズによっては2台同時の積載が不可の場合有
軽1BOX 124×160×115 座席を前方につめれば奥行き170cmまで可能
軽トラ 140×190×110
※高さは車高-荷台底面高
積み方次第では、高さ180cm、奥行き220cm付近まで可能

ちなみに、ミニバン(トヨタ ヴォクシー)の積載容量は、3列目の跳ね上げ式の座席収納の影響により見た目の大きさほど収納ができるわけではなく、軽1BOX(ホンダ バモス)と積載容量にはあまり差はありません。(過去に両方の車に、洗濯機・冷蔵庫・骨董品等を積み込んで運搬した機会があり、体感した容量とも一致していました。)

レンタカー

基本は自家用車を使用する場合と一緒なのですが、費用面で異なるのはレンタカー代が追加でかかることです。

加えて引っ越しとともに移動する場合(レンタカーを返却しない場合)、遠方ではレンタカー代以上の乗り捨て料金がかかってしまう場合があるので、短距離の引っ越しを中心に利用する場合にメリットがあります。

1日借りてもガソリン代を除けば10000円以内になるケースが多いので、ほかの荷物とともに2,3往復すれば、費用対効果も高くなります。

3月末~4月初旬の引っ越しシーズンは、レンタカーの割増料金の対象時期にこそならないものの、引っ越し費用の高沸によりレンタカー需要も高まっているので、引っ越し時期に合わせて予約も重要になってきます。

また今回参考にさせていただいた日本レンタカーのサイトの引っ越し用車両には、積載スペースの寸法が明記されていたので、レンタルする際の参考になります。

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らくらく家財便

洗濯機・冷蔵庫のみを送りたい場合に非常にコスパが良いのがらくらく家財宅急便です。

基本のサービス内容は以下の通りで、梱包はもちろんのこと開梱設置まで対応してもらえますので、一人で引っ越し先の家具類を動かす場合にも大変便利です。

①梱包
②搬出
③輸送
④搬入
⑤開梱設置
⑥廃材回収

単身用の冷蔵庫・洗濯機の場合、3辺合計で200cm未満(Bランク)のものが多く、東京ー大阪間でも1つ5000円ほどで送れるケースもあります。(冷蔵庫は100L、洗濯機は5.5L付近までがギリギリBランクとなる目安となります)

東京⇔東京、東京⇔大阪の2つの場合で3辺合計で200cm未満(Bランク)および250cm未満(Cランク)の荷物を送る場合の料金を表にまとめます。

東京⇔東京 東京⇔大阪
Bランク 4320円 5292円
Cランク 7398円 8694円

Bランクに収まる場合でも、処分費と同じくらいの送料がかかってきますので、比較的新しく長く使えそうであれば、送料を払って送る価値があります。

一方で、処分費並みの送料がかかってくることから、安くでも買取やジモティーなどで処分し、新居で現地調達する方がメリットになる場合もあります。

買取対象となる製造から5年以内であるかどうかや、買い替えの費用も含めて判断するとよいでしょう。

単身パック・単身引っ越しサービス

サービスを提供する会社によってサービス名称、サイズは異なりますが、専用ボックス単位で料金が決まり、事前の見積もりが不要であること、並びに混載で荷物を運ぶことで料金が引っ越しを利用する場合よりも安くなっています。

また洗濯機、冷蔵庫のみではスペースが余る場合がほとんどなので、ほかの荷物も一緒に送ることで、引っ越し全体の費用を抑えることが可能です。

積み残した荷物は宅急便・ゆうパックなどの宅配サービスを利用したり、ヤマトホームコンビニエンスの単身サービスの場合にはらくらく家財便を併用することも可能なので、荷物量に応じて調整可能です。

ヤマトホームコンビニエンス単身引っ越しサービス1BOX(1.04m×1.04m×1.70m)について、東京⇔東京、東京⇔大阪の2つの場合での費用(WEB割適用時)を表にまとめます。

東京⇔東京 東京⇔大阪
シーズン割増 21680円(同一市区内)/24920円 33480円
平日最安値 12960円(同一市区内)/16200円 24840円

料金は引っ越しシーズン時(3/20~4/10)には5400円の割増となりますが、シーズン以外の平日に引っ越しを行えば、最安13000円での引っ越しも可能です。

大阪の同一市区内の場合は、最安で1万円を切る場合があるようです。

洗濯機と冷蔵庫だけを運ぶ場合にはらくらく家財便の方が若干安くなりますが、別途段ボール15箱等、空いたスペースで他の荷物を一緒に運搬できるので、運搬する荷物のトータルの費用で考えるとお得になる場合があります。

ちなみに1BOX(1.04m×1.04m×1.70m)につめる量は、軽1BOXに積める量と同じくらいで、洗濯機+冷蔵庫の他にも、以下の荷物が積載できることがHPで紹介されています。

・電子レンジ1個
・段ボール(120サイズ)10箱
・衣装ケース(140サイズ)3個
・布団袋1袋
・スーツケース1個

特に近距離で引っ越しする場合、宅急便の送料ベースで考えると、段ボールや衣装ケースのみの送料とほとんど変わらない料金で依頼できてしまうので、引っ越しシーズンを避けて利用すると、自家用車やレンタカーを借りる場合と並んで、お得に引っ越しすることが可能です。

PickGo|軽貨物配送マッチング・サービス

個人ドライバー(個人事業主・軽貨物運送業許可取得者)による運送マッチングサービスで、軽貨物版UBERともいわれており、2018年3月現在は東京近郊、大阪近郊を中心とした一部地域でサービスが提供されています。

荷主が直接個人ドライバーに依頼する形式で、安価かつ引っ越し直前の依頼や時間の融通が利きやすいのが特徴です。

今年2018年には引っ越し難民を救うサービスとしてメディアでも紹介されており、近場であれば最低価格5000円(軽1BOX)からの依頼も可能なようで、単身引っ越しの依頼件数も増加傾向にあるとのことです。(Abema TVでは軽1BOXでの神奈川⇒東京の40kmの引っ越しで6500円という事例が放送されていました)

場合によってはレンタカーを借りるよりも安上がりなので、費用を重視する利用者目線からは依頼する価値は十分あります。

個人ドライバー側にとって空いている時間を活用できることは大きなメリットになりますが、引っ越しについては繁忙期のスポット的な依頼が予想されることから、軽サイズの引っ越し専門というわけではなく、兼業で行っている方が多いのではないかと思います。

今後ドライバーへの十分な報酬とともにサービスが普及していくようであれば、とても面白いのではないかと思います。

まとめ

主に単身用の冷蔵庫・洗濯機がメインの引っ越しの場合、工夫次第でトラックを貸切る引っ越しよりも大幅に費用を抑えての引っ越しが可能です。

大きな荷物は送料も割高になるので、買取・処分費用、新たに買い替える場合の代金も踏まえて最適なサービスを選ぶことで、引っ越し全体での費用節約につなげてみてください。

またトラック貸し切りの引っ越しを依頼する場合、冷蔵庫・洗濯機以外の大きな荷物を送りたい場合には以下の記事も参考に。

荷物の量や依頼する時期・方法・引っ越し会社によっても大きな差があるのが引っ越し費用です。 各社のサービスも様々なので、「単純な比較は難しく、相場があってないようなもの」というイメ
不用品処分でネットオークションに出品したり、極力自力で引っ越しをする際に宅急便(3辺合計160cm以内かつ重量25kg以内)、ゆうパック(3辺合計170cm以内かつ重量30kg以内