引っ越しの際、大きな不用品を処分する機会がある方は多い思いますが、使用期間が長かったり元々が安価な商品のために評価されず、引っ越し屋さんや回収業者に費用を払って処分をお願いする方はゼロではないかと思います。

かつて自身も、まだまだ使えそうな1万円くらいで購入し、6年ほど経過した桐たんすがあったのですが、買取してもらえず、費用を払って廃棄処分してもらったことがあります。(元々の価格が安いので、運んで再販しても人件費の方がかかって利益が出ないのが原因のように思います)

一方で、処分にかけれる時間に余裕があれば、ほかにも色々と選択肢があります。

うまくいけば引っ越し費用の回収は難しいものの、処分費用を抑えるorいくらかの収入にできるので、実践できる方法を紹介していきます。

ヤフオク、フリマアプリでの販売

個人間取引が活発になってきているため、これらのサイト(ヤフオク、メルカリ等)で販売することを考える方もいるかと思います。時間に余裕がある場合、小型の商品であればこれらのサイトを利用するというのも1つの手です。

ただし段ボールに収まる小型の物であれば、急いで処分する必要もなく、引っ越し先で処分することも可能なため、優先度合いは低くしても問題ないでしょう。

一方で大型の商品の場合、発送を前提としているのであれば、商品そのものの価値が送料以上である必要があります。

特に大型商品の場合は送料が高めなので、発送を前提としている場合は安価なものは出品しても売れにくかったり、仮に売れたとしてもほとんどが送料で手間の方がかかる状況も考えられます。

加えてサイズや商品についてある程度の説明が必要であったり、大型商品の送料を調べて値段設定したりと手間がかかるので、普段あまり商品説明をせずにメルカリやヤフオクで販売している場合には若干の敷居があるように感じます。

自転車、ソファや高級家具であればヤマト便、らくらく家財便、佐川飛脚ラージサイズ便といった発送方法が一般的なので、大まかな送料は出品する前に確認しておきましょう。

不用品処分でネットオークションに出品したり、極力自力で引っ越しをする際に宅急便(3辺合計160cm以内かつ重量25kg以内)、ゆうパック(3辺合計170cm以内かつ重量30kg以内

ヤフオクやラクマなど一部フリマアプリでは直接の引き取りも可能ですが、元々は発送での取引を前提にしたサービスであること、キャンセルとなった場合に一から取引相手を探す必要が出て来ることには注意が必要です。

ジモティー等の地元の掲示板サイト利用

ジモティー、アッテなどは、近くの方と会って取引をすることを前提としたサイトなので、元から引き取りに行ってでもほしいという方からの応募があります。

洗濯機、冷蔵庫などの生活必需品類は特に需要が高いので、特に都心部であれば価格設定を間違えない限り(最悪無料であれば)たいていの物は引き取り手が見つかります。

ジモティーの場合、ヤフオクやフリマアプリ同様にキャンセルには注意が必要ですが、希望者が何人か同時に現れた場合には提供者側が相手を選ぶことができるので、質の悪いと感じるユーザーや時間の都合が合わせずらいユーザーを避けて取引することが可能です。

自身がサイトを利用させていただいた中では、車の有無で引き取り手が決まる決まらないがあったので、車で相手の自宅まで配達できればより早い段階での処分につながります。

送料がかからない分、ヤフオクやメルカリで売るよりも手元に残るお金が多くなる、あるいは安価で早期に売却できることにつながるので、処分費は意外とかかるけど1000円、2000円程度でも需要があるものに関しては積極的に利用しても良いでしょう。

個人的には質の悪いユーザーを避けるため、よほど状態が悪いものでない限り、無料ではなく有料(缶コーヒー1本~)で取引すると良いと思っています。

以前に不用品を処分した際の体験談は以下の記事で紹介しています。

引っ越しにあたり、いらなくなった家具や、小物・収納用品、家電類を処分する機会は多いと思います。 リサイクルショップでの買取で値段が付かなそうな古かったり、状態の悪く、安価な商品は

他にもいくつかネットで募集できるものや、地域のコミュニティーなどがあれば同じように利用できます。

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不用品買取業者・リサイクルショップ利用

不用品買取を行っている業者や、リサイクルショップであれば自分で売るよりか安値になるものの、いくらかのお金になる場合があります。

ものによっては無料回収になってしまう場合もありますが、取扱商品であれば状態がよほど悪くない限りまとめて引き取ってもらえるので、時間がない場合や、処分に時間をかけたくない場合にはお得な選択肢となります。

取り扱い対象外の商品で買取がNGとなると時間の無駄なので、気になる場合は事前に対象店舗や出張買取業者へ依頼する商品について確認しておきましょう。

友人・近所の知り合いの方へ売る・あげる

友人・近所の方との関係にもよりますが、良い関係であれば気軽に売る・あげるものの交渉が可能です。

残ってしまったものをリサイクルショップに売ったり自治体に処分を依頼するという選択肢もあります。

引き取った側にとっては、ジモティー等同じように実際にほしいと思っていたものを安価にあるいは無料で手に入れられることになるので、お金を払って処分するよりかは環境的にも有効に活用してもらえることになります。

あまりにひどい状態のものを無理やり押し付けるのは色々と問題なので、あくまで自然な流れで受け入れてもらえた商品のみに留めておきましょう。(押し売りのような形式はNG)

自分自身にとっての不用品は、相手にとっても不用品である場合があります。。。

自治体回収(粗大ごみ)で処分

無料とは行かないものの、比較的安価な値段で粗大ごみを引き取ってもらうことが可能です。

処分場まで持ち込めば、ほとんど料金がかからずに処分できる場合もあります。

申し込む際は事前に自治体に電話して受付を済ませたのち、リサイクル券を購入して回収日合わせて指定場所へ搬出する必要があります。

回収日が2週間に1回など頻度が低いので、時間に余裕をもって依頼することが必要。

間に合わなかった場合には、価値がないようなものでも自分で処分したり、引っ越し先へ持ち込む、あるいは割高になりますが民間の用品回収業者・引っ越し屋さんへ依頼することになります。

ちなみに、衣装ケースなど解体可能な粗大ごみは、最終的に通常のごみとして処分することも可能です。

以前引っ越した際、引っ越し直前で処分に困ったものの1つに、古くなって廃棄する衣装ケースがありました。 新しめであれば譲ったり売ったりも可能で、また時間がある場合には自治体に粗大ご

他にも木製ぼ家具製品など、のこぎりやトンカチなどの工具の利用で解体可能な場合には、「粗大ごみ」に該当しないようにする方法もあります。

不用品回収業者・引っ越し屋さんへ依頼

処分がめんどくさい場合、時間ない場合には不用品回収業者・引っ越し屋さんへ依頼するのが便利です。

費用が高くなったり、使えるものでも無料、あるいは処分費用がかかりますが、特に引っ越し業者に依頼する場合には引っ越しの見積もり時に処分も依頼できるので、とても便利です。

自力で引っ越しを行う場合や引っ越し業者が不用品処分に対応していない場合には、不用品回収業者に頼むとスムーズです。

都会であれば、需要がある時期にチラシが入っていたりするので、価格・相場を把握したうえで申し込みをしましょう。

まとめ

メリットデメリットを整理すると以下のとおりです。

自分で売る:手間はかかる無料もしくはいくらか収入が得られる

処分を依頼:手間はかからない分、処分費用がかかる

今回は値段までは算出できませんが、処分するところを自分で売却に切り替えた場合、1万、2万という単位で費用が浮く場合もあるので、短い時間で売却できれば意外と無視できない収入になります。

どの方法も一長一短なので、引っ越しまでの時間や手間と費用を踏まえて、適切な方法を採用しましょう。