会社員を辞めて自営業者(個人事業主)として独立を行う際、週末や平日の仕事終わりの時間を使って、準備を行うことも多いかと思います。

就業規則にもよりますが、自主都合で退職する場合、「2週間~1か月前に申し出」をすることが条件と記載されていることが一般的です。

実際は引継ぎなども考慮して、2~3か月前または半年ほど前から申し出をする場合もあり、自身の会社員時代は退職の半年ほど前に退職の申し出を行い、引継ぎのタイミングを踏まえたうえで退職時期を話し合いの上で決定しました。

自身はこの半年の間の準備の1つとして、会社員時代の信用力を活用してクレジットカードを複数枚発行し、支払全般における節約になるように準備していました。

会社員時代の発行申し込み結果、個人事業主となったのちのクレジットカード申し込み結果を元に紹介していきます。

退職準備までに保有していたクレジットカード

自身の場合、2015年頭より準備を開始することになりました。

当時保有していたカードより、利用機会が多かったものを紹介します。

楽天カード(通常カード)

社会人になって初めて発行したカードであり、現在もグレードアップして使い続けているのがこのカードです。

ネット通販のほとんどは楽天で頼んでいたので、楽天カードがメインカードとして大活躍していました。

インターネットや携帯電話代も最終的に楽天カードに集約するようにしていました。

携帯会社提携カード・au wallet

スマートフォン代の支払いに携帯会社の発行しているカード(auじぶんカード)を利用していた時期があります。

edyチャージなどでもポイントが付与されるので、主にこれらの用途としてのサブカードになっていました。

その後、後継となるau walletクレジットカードのプリペイド版であるau walletカードに乗り換え、キャンペーン期間中であったため常時5%還元のカードとして1年ほど活躍していました。

ただし、独立を考え始めた時点ではキャンペーンも終わっていたため、メインカードにはならず終いでした。

イオンカードセレクト

近くにイオン、マックスバリュがあったので、買い物用のカードとして意外と活躍する機会は多かったです。

現在は利用機会が少なくなってしまいましたが、買い物場所限定で利用していました

過去はお買い物に合わせたカードを保有

自身の持っていたクレジットカードを整理してみると、いずれもお買い物に特化したカードであることがわかりました。

これから個人事業主になるにあたり、支払全体を通して節約につながるように最適なカードを探して申し込みしたのが、現在のクレジットカードの活用につながっています。

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退職準備で申し込んだクレジットカード

自身の場合はパソコンや、ソフトウェア、家具類などの他に、仕入れ代金の一部、交通費等々幅広い支出が予想できたので、基本の還元率が高いカードを中心に選ぶことになりました。

頻度は退職後も含め、1~2か月に1回の頻度で行っていたように重います。

また、一時的な建て替えなど支出増にも対応できるように、クレジットカードのショッピング枠の増枠申請も合わせて行うようにしていました。

REXカード

申し込み時は1.75%の還元率がありましたが、現在は少し下がって1.5%の還元率となっています。

開業のためにあれやこれや買い物をしていくと、毎月10万、20万単位の支出になってきていたので、メインカードをREXカードに切り替え、高還元率の恩恵を受けることで節約につながっていました。

メインカードにしたことで毎月10万、20万単位の引き落としがあったので、その後の増枠申請は比較的通りやすかったです。

現在は、必要と思える枠が確保できたのでそのままにしていますが、50万円のショッピング枠が申し込み後1年半までで120万円まで増える結果になりました。

増枠申請することには会社員ではなくなっていましたが、会社員時代の年収を利用して申し込めることや、返済実績があったことから個人事業主であっても増枠を認めてもらえました。

開業後、車を運転するようになった関係でETCカードを追加発行したのですが、こちらに関しても高還元率で追加費用もかからずお得でした。

REXカードの詳細は以下の記事を参考にしてみてください。

日々の節約や資金のやりくり、支払いに欠かせなくなっているのがクレジットカードですが、種類が多くあり、どのカードが一番良いのか分かりにくくなってきています。 クレジットカードを作る

Yahoo!JAPANカード(JCB)

こちらもヤフオクやYahoo!ショッピングでの買い物に便利と思い、申し込みすることになりました。

REXカードの翌月に申し込みを行ったので、発行できるか不安になりましたが、無事に審査が通過してくれました。

Yahoo!のキャンペーン時はもちろんですが、nanacoへのチャージ用としても考えていたので、JCBブランドで発行していて正解でした。

間接的にではありますが国民健康保険料や住民税の支払に利用でき、高還元率カードを中心にnanacoチャージへの付与ポイント改悪が続く中、1%還元率を維持しているカードです。

期間限定でポイント2倍キャンペーンを実施していたりするので、サブカードでも十分に使い道があります。

セゾンカード

手元に残っていましたが、あまり使用した形跡がなく、発行した理由が良く分からないままになっています。

おそらく、SEIYUでの買い物を想定して、ウォルマートカードセゾンに入会したつもりが、間違えて入会してしまったためではないかと思います。

種別は間違えてしまいましたが、これで3か月連続で新規カードを発行できたことになります。

楽天プレミアムカードへの切り替え

1か月間隔をあけて、今度は楽天プレミアムカードへ楽天カードからの切替で申し込むことになりました。

年会費はかかってきますが、払った年会費以上にポイントが付与される見込みがあったので、会社員のうちに申し込みしてみました。

メインカードはすでにREXカードに切り替わっていましたが、キャンペーンや特典も含めるとSPUプログラムが始まる前であっても十分にお得な機会がありました。

現在はSPUプログラムで圧倒的にポイントが貯まるようになってきています。

「楽天市場のお買い物でもっとポイント貯まる!」でおなじみのスーパーポイントアッププログラムについて、利用実績を交えながら紹介していきます! スーパーポイントアッププログラム(SP

年会費のことを考えると楽天ゴールドカードの方がメリットがあるような利用状況ですが、楽天プレミアムカードならではの特典や、利用限度額が切替に伴って引き揚げられたこともあり、現状維持で保有し続けています。

P-one Wizカード

色々とカードを発行してきましたが、REXカードの還元率が良いわりに利用限度額が低かったため、楽天プレミアムカードの2か月後に予備のカードとしてP-one Wizカードを申し込むことになりました。

こちらも審査は問題なく通過し、REXカードの還元率が改悪で1.5%と同じになったことから、増枠がひと段落するまでのサブカードとして、その後は食費などの支出にのみ使うようになりました。

こちらも知らない間に利用限度額が高くなっていましたが、活用する機会のないまま終わりそうです。

還元率は申し分ないので、REXカードをはじめとしたjaccs系列カードの申し込みが通らなかった場合や、利用限度額が足りないと感じる場合には一緒に申し込んでおくとおすすめです。

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切替も含め、6カ月で5枚のカードを発行

退職を申し出てから約半年で、月に1枚ほどのペースで、独立後のことを考えてクレジットカードを発行できました。

会社員時代の信用があってのことだと思いますが、審査落ちがなく通過してくれたので、買い物をする際、ちょっとしたものを仕入れる際に役立ってくれています。

現在、高還元率カードを中心にお勧めできるカードは以下のページにて紹介しています。利用機会に応じて還元率が一番高くなるカードを申し込むのが一番ですが、様々な場所で一般的に使えるものをピックアップして紹介しています。

簡単にできる節約術として効果があるのが利用者にとってお得なクレジットカードを利用することです。高還元率のクレジットカードを選べば、還元率が2%近くになるため、うまく使えば月々5万円

退職後のクレジットカード申し込みは不利?

退職後は、前年度年収こそしばらく同じままで申し込みできますが、職業が会社員→自営業と変わった影響は大きいと感じています。

手始めに、SBIカード、リクルートカードプラスを申し込んだところ、両方とも属性が悪いためか、敷居が高いためかはわかりませんでしたが審査落ちになってしまいました。

これまで審査落ちを経験したことがなかっただけに、自営業になったことが直接の原因かは不明ですが、何となく会社員と自営業者の間で信用の差を感じることになりました。
(独立直後では自営業者としての年収が反映されないため、数字だけで審査すること自体が難しいように思います)

ここまでであればただの推測なのですが、翌年に以前申し込んだYahoo!JAPANカードを、使用するYahoo!IDの関係でいったん解約し、別IDから再度新規申し込みすることになりました。

その結果、審査は通ったものの、同じ年収であってもショッピング枠が減っていたので、一概に会社員→自営業という影響とは言えないものの、退職後のクレジットカード申し込みは不利と感じる結果となってしまいました。

カード会社によっても異なると思いますが、発行できないまたは発行できても利用可能額が下がると考えておき、独立後の支払いに合わせてカードを準備しておくことが無難に思います。

まとめ

個人的な印象も含めて、クレジットカードの作りやすさ、審査通過時の利用可能額は会社員の方が有利なので、できる限り会社員時代に作成しておくと良いでしょう。

独立後は、発行が難しいまたは発行できても利用可能額が希望に届かない可能性もあるので、作り損ねた場合には還元率の低い発行しやすいカードを選択したり、プリペイド式のカードを利用するなど対応が必要になってきます。

会社を辞めてからでは取り返せない場合があるので、節約のためにも最低1枚、できれば複数枚のカードを準備するようにしておきましょう。複数申し込む場合は、今回書いたように時期を分散させることも忘れずに。