最近、メルカリ無在庫転売が大人気で、気軽にできる副業としてwebサイトやyoutubeの動画で頻繁に動画がアップロードされていますね!

私事ですが、2016/7より正式に事業主としての立場でネットショップ運営を始めました。同じネットでの販売を行うものの観点から、最近話題の「メルカリ無在庫転売」を解説します。

メルカリ無在庫転売

続編記事を作成しましたのでよろしければご覧ください!

少し前に、メルカリ無在庫転売の原理解説を行いましたが、今回はさらに踏み込んで無在庫転売の手法を教える立場の意図と商品の見分け方について紹介します! <参考記事> https://

メルカリ無在庫転売(販売)とは?

メルカリ無在庫転売は、ざっくりいうと「メルカリ」上で行う「無在庫転売(販売)」のことです!
メルカリの部分は解説不要と思いますので、初めに「無在庫転売(販売)」について解説していきます。

自身のイメージでは無在庫転売(販売)≒ドロップシッピングという関係が成り立つと思いますので、まず広く知れ渡っているドロップシッピングから解説していきます。

ドロップシッピングの概要

ドロップシッピングとは、商品をwebサイト訪問者が購入(注文)した際、ネットショップ等のショッピングサイト運営者(ドロップシッパー)に代わって、製造元や卸売り業者が商品の訪問者(購入者)へ商品を直送する取引方法の名前である。

さらに、ショッピングサイト運営者と商品を提供する業者のほかにDSP(ドロップシッピングサービスプロバイダー)と呼ばれるサービス提供業者が間に入り、ショッピングサイト運営者に代わって代金支払いの管理をする場合も一般的です。

また、ショッピングサイト運営者は直接商品の発送を行わないので、個人的にはアフィリエイト感覚で取り組んでいる場合がほとんどという印象があります。

ドロップシッピングの代表的なイメージは以下の通りです。

メルカリ無在庫転売2

通常の商取引は2者間で直接行う方式(スーパー、コンビニ、家電店などでお買い物するイメージ)、またはネットショップやヤフオク!のかんたん決済やフリマアプリなどで代金をいったん運営が預かるなど、3者間でお金の方式取りに関して代行するサービス会社が加わる方式の2通りが一般的と思います!

ここに発送の部分を担当する部分を分離させたのがドロップシッピングになってきます。

ドロップシッピングのメリット・デメリット

最後に稼げる稼げないの部分を除いたドロップシッピングのメリットデメリットは以下の通りです。
(一部自身の主観が入る部分があるかと思います)

メリット デメリット
①在庫の保管スペースが不要
②発送作業が不要で価格に反映可能
③資金的なリスクがない
④アフィリエイト感覚で実施可能
⑤運営者情報の開示が不要な場合もある
①発送に時間がかかる
②質問への回答が困難
③トラブル時の対応を行う必要がある
④在庫切れの可能性がある
⑤信頼性に欠ける(特に匿名に近い場合)

色を付けてあるところが、ドロップシッピングの特色ではないかと思います。
特に在庫保管なし、発送なし、資金リスクなしで誰でも簡単に実施できそうな条件がそろっているのがドロップシッピングの特徴で一時期人気になった理由と思います。

逆に赤字の部分がヤフオク!の評価など見ていてトラブルが起こりやすいと感じる部分であり、評価の比較的悪いIDの場合には、この3点でもめていることが多い気がします。

特に最後の「信頼性に欠ける」という部分ですが、原理上個人的な規模であれば匿名かそれに近い形でも運営できてしまうでできてしまう場合がありますので、「トラブル防止のため電話での受け答えは一切致しかねます」といった形で、お問い合わせも含め、事業者としての責務を一切放棄している方も見られ、あまり印象はよくないように思います。

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メルカリ上での無在庫転売(販売)の仕組み

先ほどのドロップシッピングのDSP(ドロップシッピングサービスプロバイダー)の部分がメルカリに置き換わり、先ほどの製造元・卸元の部分がそのままの場合と、amazon(FBA等でのギフト発送)に置き換わる場合の2通りあります取引の流れはほぼ同じです!

メルカリ無在庫転売3

流れを箇条書きにすると以下の通りです。

①購入者が出品者の商品ページを確認して購入
②各種お支払方法によって商品代金をメルカリ運営にお支払い(①と同時に完了する場合もあります)
③発送先の個人情報をメルカリ運営がメルカリ出品者へ通知
④発送情報を元に発送元にて注文手続きを行い、購入者宛にへ発送するように依頼
(amazonの場合はギフトラッピング(プレゼント用)での発送として依頼)
⑤発送元が購入者へ商品を発送
⑥購入者・出品者が受け取り評価後、メルカリより出品者への売上反映手続きを実施

大きな違いとしては、購入者からの入金を確認する前に一時的に代金を建て替える必要がある部分のみで、残りの部分は本質的にほとんど変わらないと思います。
また一時的に商品を建て替える部分についても、購入されて代金が入るのがほぼ100%確定しているので、クレジットカード等で注文し後日引き落としされるように出品者が提供する商品を購入すれば、実質資金的にも負担なく実施可能になります。

メルカリ上での無在庫転売(販売)のメリット

メルカリ無在庫転売に取り組む人の目的は、販売利益を得ることなので、最大のメリットは発送費用の削減に伴う利益の向上ではないかと思います。

例えば原価2000円(送料無料)、売値4000円、有在庫で提供する際の送料600円の商品について比較していきます。

商品原価
(①)
メルカリ手数料(10%)
(②)
送料
(③)
利益
(4000円-(①+②+③))
有在庫 2000円 400円 600円 1000円
無在庫 2000円 400円 0円 1600(1000+600)円

上記の表のとおり、無在庫転売したほうが送料分が丸々利益になるので、利益を得るといった観点からは十分にメリットがありますね!加えて、在庫費用が不要との意見もありそうですが、短期間で売り切ればクレジット払いの引き落とし前に費用回収ができると思いますので、ここでは触れないことにします。

ただ次の項目で解説しますが、絶対に手を出してはいけません!

メルカリ上での無在庫転売(販売)の罠

ネット上でやり方や宣伝している人も多数いて、簡単手軽に金銭的にほぼノーリスクで実施できる方法として認知されているようですが、メルカリ上での無在庫転売やる前提の部分で引っかかっています!

手元にない商品を予約・取り寄せで販売する行為
(メルカリ利用規約 第8条 禁止事項 (41))

禁止行為に該当するので、そもそもやっていいかどうかという部分でアウトですね!
商売の基本、「安く買って高く売る」以前の問題と自身は考えています。
あまり厳しく取り締まられていないようですが、発覚した場合は即アカウント停止になるようです。

もともとユーザー間個人の不要になった商品を簡単安心手軽に取引するためのアプリなので、事業とみなされる行為を禁止している側面があるのかもしれませんね。

加えてドロップシッピングは在庫販売と異なり、だれがどう見ても100%営利目的で特商法上の規制対象なので、匿名に近い形で取引が行われるメルカリ上では営業自体が行えないと思いますが・・・

また、キャンセル等でトラブルになりやすかったり、購入者視点からは直接関係のない発送元が絡んでくるため、運営側の業務面からも規制されているような感じがします。

アマゾンから発送地を隠す形でギフト形式で発送される場合は、必然的に個人情報を第3者に伝える必要があるので、個人情報流出という観点からも受け入れられない部分は大きいと思います。

メルカリや他のフリマアプリで買った商品がアマゾンから届いたり、例えば発送地が東京都となっていたのが、別の府県から発送されてきた経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?

お客さんが気付いて納得しない場合は、迷惑行為としてトラブルになるのはもちろんですが、受け取り拒否&返品とアカウント停止が起こり得るので販売側に都合の良い無在庫販売は、販売者自身のサイトを作る以外実践するのは難しいでしょう。

メルカリ無在庫転売(販売)の原理解説まとめ

ドロップシッピングを元に最近話題の無在庫転売の原理を説明しました。
規約で禁止されている、利益優先で取り組まれている転売手法なので、手を出さないようにしてください!
そしてメルカリに無在庫で出品されている商品は必ずどこかのサイトで安く買うことができます!!

無在庫商品の見分け方、転売塾の運営状況などに関しては別の機会に解説します!