メルカリでの無在庫販売≒形式的なドロップシッピングや、ヤフオク!での無在庫販売の可能性がほぼ間違いない出品を見かける機会が多くなりましたが、ドロップシッピングであることを明記していなかったり、システム的な面もあって評価・印象はとても悪いですね!
メルカリではもしかしたらシステム上、お取引がキャンセルになった経緯が公開されなかったり、アカウント停止処分を受けて、新しいアカウントで出品していることもあってあまり「悪い」評価が見当たらないかもしれませんが、ヤフオク!は個々のお取引の評価が消されることはあまりないので、履歴が確認しやすいと思います。
今回はそんなヤフオク、フリマアプリでの無在庫販売・ドロップシッピングについて紹介していきます!
悪い評価が多い事例と理由
無在庫販売・ドロップシッピング形式での出品のため、出品者に悪い評価がついていることが多いケースは以下の通りです。
個人の出品物がamazonの別のショップから届いたり、伝票番号で検索すると発送地域が違ったり(住所の偽装とも取れるため不信感が残る)、在庫がなくキャンセルになり出品者側の勝手な都合でのキャンセルが起こることに対する不満が現れた形だと思います。
また、勝手に第3者に個人情報が渡っているので、現在取扱件数が低い個人レベルの出品数であれば、それを禁止する法律は無いので、あまり良い顔をする方はいないのではないでしょうか。
現在は改正中ですが、個人情報保護法の改正法案がすでに2015年に成立しており、成立後は1件の情報からも第3者へ同意なく個人情報を提供できない状況になるようですので、特商法と合わせての違反行為になってしまうようです。
最初の2例は受け入れられたとしても、最後の在庫がなしでのキャンセルは、購入者の商品の調達予定が狂ってしまい迷惑がかかってしまうので、評価のヤフオク!で行うと悪い評価がのこり印象がすこぶる悪くなってしまいます。
もちろんヤフオク、フリマアプリとも無在庫販売・ドロップシッピングは規約違反なので、アカウント停止になったりといった後々の処罰はあるようですが現状では、再度何らかの手段でアカウントを作成して出品するといったいたちごっこ状態です。
フリマアプリ版での原理原則は以下の記事でも解説しています。
無在庫販売・ドロップシッピングのルール
自身が把握している今回の内容と関連性の高い無在庫販売・ドロップシッピングのルールは以下の通りです。
1.事業者扱いとなるので特定商取引法に基づく表記が必須
フリマアプリでは原則不可ですし、ヤフオク!の個人出品者でも実践できている方は皆無だと思います。
現時点でヤフオク、フリマアプリでは規約にも反しており、法律にもそぐわない出品形式ということになります。
2.許可されているショッピングモールや自社サイトのみで実践可能
もちろん、在庫が確実に確保できる仕入れ先があったり、取り寄せできなかった場合にはキャンセルになることや、あらかじめお届けまで時間がかかることを明記して販売されているショップがほとんどです。
ヤフオク、フリマアプリでは到着まで購入者の想定以上に時間がかかったり、責任の所在が不明確になりがちなので、後々トラブル時の対応に時間がかかるなんてことも考えられそうです。
<補足>
無罪庫販売で直接購入者へ商品を発送したり、購入された後に一度卸問屋から仕入れて自宅や営業所へ届いた商品を購入者へ発送する場合には古物商許可は必要ありません。
一方で、一度小売りされているものを購入して、自宅や営業所へ届いた商品を購入者へ発送する場合には、厳密には新古品(古物)の取引となります。
1回のみの場合や反復しない場合には不要ですが、継続して行うには古物商許可が必要になります。
古物営業法違反で取り締まりがあるのはチケット転売がほとんどですが、同じく注文を受けて買い付けを行い商品を発送するBUYMAでも、運営より新古品の出品時にも古物商許可が必要な場合には資格取得を行うことが求められています。
もちろん販売時には古物商番号の記載は必要ないですが、同じ商品の取引でも、直送するかしないかで必要な資格が異なる場合があります。
無在庫販売・ドロップシッピングに関係する迷惑行為
焼き増しになる部分も多いと思いますが、最後に個人的にお伝えしたい項目をまとめます。購入時は、信頼のおける出品者の方のみから購入したいですね。以下のような出品には注意してください!
在庫がないためキャンセルになり予定していた時期に届かない可能性がある
使用予定が決まっていた場合は迷惑になる場合も多いケースですね!
個人情報の流出
気になる方にはとことん気になる項目ですよね。逆に気にするようであればネットでものを買うなといった反撃もされてしまいそうですが・・・
いい加減、無責任な出品になりがち・・・
個人的な思い込みがあるかもしれませんが、ただお金儲けのためにコピペでアフィリエイト感覚で出品がされているようなので、質問に回答しないのはいいとして、出品側が責任を負いませんなんて書いてある出品もありますので、出品者が出荷状態がわからない以上、後々対応がややこしくなってきます。
ツールで大量に出品されて邪魔(フリマアプリのみ)
もちろん、悪質なものはメルカリでアカウント停止など罰則がありますが、評価ゼロで2000個も似たような商品を出品していたり、加えて規約を守らない検索ワードの羅列で商品と関係ないことが書いてあるので、特定のジャンルでは探したい商品が見つかりにくいといった状況になってきています。
大元はこういったコンサルをしている方(たいていはyoutubeに動画をアップしている・・・)の指導によるものと思いますが、実践されている方も教育されていたり、利益優先で出品してくるので迷惑そのものです。
そして消えたと思ったら別のアカウントで同じように出品・・・
ただ一番迷惑と思っているのはコンサルタント料や商材、ツール代で初期投資を行っている無在庫販売・ドロップシッピング実践者の方なのかもしれません。
コンサルタント料や商材、ツール代も大体規約違反等で金額ほどの価値のないと自身は認識していますので、いくら利益が出せたとしても自身は実施したい方法とは思えません。
<参考記事>
良かったら上記記事も参考にしてみてください!