ヤフオク!やフリマアプリでお買い物をすると、宅急便コンパクト(@サイト連動発送サービス)で商品が届くことがありますが、きれいな状態だとネット通販での段ボールと同じく再利用したくなります。

一方でヤマト運輸側で再利用は禁止されており、再度宅急便コンパクトの発送には利用できません。

今回はコンパクト専用BOXの再利用法について紹介します。

宅急便やゆうパックへの利用

単純に段ボールの1つとして再利用するだけです。

専用ボックスのサイズは20cm × 25cm × 5cmでちょうど3辺合計50cmとなります。

宅急便コンパクトとしては発送できませんが、宅急便やゆうパックの60サイズとして発送可能です。

ただし、1点だけデメリットとなるのは、送料へのクレームが起こりやすいという点です。

特にヤフオク!のように宅急便(60サイズ)で送料を別途支払う場合や着払いの場合、同じ会社のわざわざ高いサービスを利用して送ることになってしまいます。

なので、保証額上限の関係で宅急便を選択せざるをえない状況であることを事前説明したり、あえて誤解を招く発送方法を利用しないといった選択肢も場合によっては必要になります。

逆にきれいな内側面を梱包した商品と段ボールの隙間に入れ、スペースを調整するという役目では問題なく利用可能です。

クリックポストへの利用

クリックポスト、ゆうパケット、ネコポスなどの発送にも利用可能です。

厚みの規格があるため、薄いものに対して巻き段ボールのように利用する形となり、場合によっては段ボール箱のカットも必要にはなりますが、逆に厚みの薄い段ボールのため加工はしやすくいという利点もあります。

お勧めは、金券類であったり、スマホケース・フィルムなどの薄い商品で、商品の保護という意味では変に薄手の紙封筒に入れるだけよりも効果的です。

※写真はサイズ感の確認のためiPad Air2を内部に入れて撮影

念のため1枚ビニールに包んだものを、リサイクルした専用ボックスで包むとともに、可能であれば見栄えが悪くなることについては説明するとよいかと思います。

定形外郵便への利用

段ボール箱をそのまま利用しようとすると、商品抜きで100g近い重量になります。

なので、3cm未満の場合には、クリックポストやゆうパケット(サイト連動サービス)の方が安価に送れるので、メリットが大きいのは箱をそのまま利用して発送する場合になります。

箱をそのまま利用する場合、郵便局に出向く必要はありますが、150g以内は290円、250g以内は340円で発送可能なので、条件に当てはまる荷物があればそのまま利用するのはありです。

見た目を多少気にする場合、ビニール袋や宅配袋などで覆ってあげれば多少マシにはなります。

レターパックプラス内箱への利用

一番お勧めなのが、レターパックプラスの内箱として利用する方法です。

現時点ではメルカリ便やヤフネコパック+専用箱の送料よりもレターパックプラスの方が送料が高いですが、郵便局で手続きするためにレターパックプラスにて発送する場合、宅急便コンパクトの方が安価に発送できるとのクレームは起こりにくくなります。

またヤフオク!で持ち込みを行えない場合、郵便局のみで発送をする場合、レターパックプラスの方が安いという優位性があるため、先ほどの宅急便に利用する場合と比較して送料関連のクレームは起こりにくくなります。

専用ボックスはレターパックプラス用の内箱としてはジャストサイズに近いので、コンパクト専用BOXに普段通り梱包した商品を詰めてそのままレターパック内に収めればよく、余計な手間は最小限に抑えることができます。

実際に利用する際の注意点は2つあります。

・組み立て前の開封用ミシン目のある面はカットが必要
(サイズがギリギリとなるため)

・レターパック封筒の線が隠れるように封をする必要がある

宅急便コンパクトの箱を押し当てながら、レターパックを箱型に成型します。

(面積の小さい側面より成型すると失敗しにくいです)

その後、形を整えていき、点線がベロ部分で隠れるように封をします。

点線部分の余裕は2~3mm程度とギリギリなので、事前に封をできるか確認後に実施してください。

他にも、レターパックを閉じる際のベロ部分が破れないように注意が必要だったり、テープ部分が開かないように必要に応じてOPPテープで止めるなど対応が必要な場合がありますが、問題なく利用することができます。

コンパクト専用BOXをうまく内部に収めるには多少コツがいるので、使用済みレターパック封筒を利用して一度練習しておくと確実です。

まとめ

宅急便コンパクト専用ボックスは制度上再利用が不可能なため、梱包資材としての再利用がお勧めです。

レターパックプラス内部にギリギリ収まる大きさのため、単に段ボール箱・段ボール片としてではなく、レターパックプラス用内箱としても活用してみてください。