近年、企業が副業を認めることも増えてきており、スマートフォンの普及の影響もあって以前にも増して副業を始めやすい環境になってきています。

自身もこれまで、物販関連を中心にいくつか副業に関する相談を受けたり、副業を考えている方との意見交換を行ったことがあり、FXも興味を持っている方が多いと感じる副業の1つです。

たまに相談を受ける機会があるのですが、その際に自身がアドバイスすることをまとめてみました。

副業の1つとしてFXで都合よく稼ぎたい

副業相談や副業の意見交換を行っている際、給与所得となるアルバイト等を除き、よく聞いたり・目にするのが以下のような内容です。
(物販、アフィリエイト、投資関連の話が中心です)

・本業に+αの収入を時間をかけず楽に稼ぎたい
・物販業や投資を行うのに必要な資金がない
・副業での稼ぎ方がわからないのでできれば無料で教えてほしい
・様々な事情で働きに出られないので自宅で稼げる副業をしたい
・リスクを背負うこと、面倒なことはやりたくない

会社では指示を受けた仕事・立場上必要な仕事をすることが多くても、副業となれば、特にはじめのうちは指示役・実行役共に一人でこなすことになります。

会社勤めやアルバイトでは労働力を提供し、その分給料を得ることになりますが、副業で稼ぐことを考えた場合、労働力に加え、方針を考えたり、副業内容に応じた資金を準備する必要が出てきます。

そして副業では必ずしも稼げる必要はないので、教える側に何らかのメリットが無い限り、無料、場合によっては有料であっても教えてもらえることは少ないでしょう。

つまり、最初に挙げた5つの項目のような発言・考えをしている場合、自力で稼げるようになるには難しいので、給与所得となるアルバイト等やランサーズといったクラウドソーシングで依頼された仕事をこなして収入を得る方が向いていることになります。

FXで稼ぐことを考えた場合は以下の要素が重要になってくると考えています。

・自己資金
・トレードの経験、スキル、知識
・資金を失うリスクが許容できるか

そのため、自身はまずこの3点について相手に伝えます。

少額の資金でもOK?目標に応じた投資資金が必要

FXの魅力の1つはレバレッジをかけて自己資金の最大25倍の金額を運用できることです。

各FX会社の一般的なところであれば1万通貨を1lotとよび、取引の最小単位としている場合が多いです。

円-ドルで取引する場合、1ドル110円で考えると、最低でも4万4000円が必要になります。

レバレッジ5,10,25倍の3つのケースで円-ドル1万通貨で取引した場合の差益を表にまとめます。
(スプレッドや税金は説明のため無視しています)

レバレッジ 変動値幅0.2円 変動値幅1.0円
5倍 400円 2000円
10倍 800円 4000円
25倍 2000円 1万円

FXの場合、レバレッジがかけられる魅力を生かすには短期売買を行う必要がありますが、レバレッジをかけたところで自己資金がなく収益があまりないのであれば、副業としてFXに取り組むよりも、他のことに時間を割いた方が良いでしょう。

1時間のうちに相場が1.0円以上変動する場合もありますが、自身の感覚は10分前後~1時間で0.2円前後の変動があり、約定となるともう少し小さな値幅になります。

2017/6/15の円-ドルのチャートは以下のようになっています。

このチャートは15分ごとの変動を示したもので、大幅に相場が動いているときもありますが、連続しているわけではありません。

長期的な流れを見てFXを行う場合には問題ないかもしれませんが、例えば会社での仕事終わりに1、2時間程度取引する場合、大きな値幅が取れるケースは限られてくるので、毎日数千円~1万円(≒残業時給×取引時間)の利益を出そうとすると、数十万円~100万円以上の資金がある方が、少ない利幅でも利益額は大きくなるので確実性は高まります。

資金が無い場合がダメというわけではありませんが、稼ぐ目標・費やす時間に見合った資金が必要になってくることは覚えておきたい。

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まずは10万円未満から経験を重ねることも重要

初心者といっても、FXを始めれば注文、決済の判断をするのは自分自身です。

本で事前に学習していたり、世の中のニュースで相場の変動が予想できても、思い通りに動いてくれないのが相場の世界です。

事前に勉強して知識を得た後は、少額からでも経験を積むことが重要になってきます。

デモトレードや、1000通貨単位での少額資金からの取引にも対応している証券会社を利用して練習することもできますが、慣れてきたらすぐに数万円~10万円ほど、円-ドルでいえば1万、2万通貨単位当たりで取引をすることをお勧めしたい。

エントリーするタイミングはもちろんですが、チャート上の変動幅と実際の差益の違いや、利益確定がうまくできるか、損切り設定など色々なことが学べます。

また、1万、2万通貨単位での少額取引であれば、損になったとしてもそれほどダメージは大きくなく、DMM FXをはじめ、証券会社によっては取引通貨単位数(取引lot数)に応じて1万円~2万円の入会特典を用意してくれる所もあるので、たとえ損失が出てしまっても影響は小さくすることができます。

こういった制度もうまく使いながら数十回以上取引すれば、だんだんと慣れてくると思います。

投資スタイルとあっているかが重要

数十回取引すれば、FXでの取引がどのようなものかがつかめてきます。

自身が取引を行って感じたのは、相場が損失の方に変動した場合、ロスカットがうまくできないと資金を失いやすいという点です。

以下の記事にて紹介していますが、余剰金がほとんどない条件で取引を行う場合、レバレッジをかけた条件でいったん損失を確定してしまうと、次にエントリーする際にスケール(lot数)を下げなければいけないケースが生じてきます。

テレビや雑誌などでもたびたび話題になるのがFX投資での成功者で、うまくいけば少ない元手で大きく稼げるという印象があります。 管理人自身も興味本位ではありますが、過去にわずか3日で

自身はこのレバレッジをかける点が合わずに、FXで取引を行ったのは3日になったのですが、早い段階で投資スタイル・FXのシステムに合っているかは見極めが必要です。

他にも、損失が出るのがイヤで感情的になり、ロスカットがうまくできないことも相性を判断する1つの要素なので、合わないと思ったらきっぱり撤収することも必要です。

ビギナーズラックでうまく勝ち続けたものの、その後稼いだ金額をほとんど失うということも聞くので、勝ち負けだけで判断しないことが重要になります。

項目タイトルのように、副業FXで都合よく稼ぎたいと考えるのは自由ですが、時間面以外は必ずしも都合が良いとは限らないので、個人的には少し足を踏み入れ、必要な要素を踏まえてから判断することを推奨しています。

他人の情報は参考程度に!自力で取り組むことが重要

FXに関する情報収集をネット上で行うことも多いと思いますが、詐欺まがいの情報商材や、極端な成功体験が選ばれて発信されているケースが多く、かえって参考にならないと考えるのが自然です。

その背景にあるのは、FXに関するアフィリエイト報酬が高めに設定していること、少ない資金で開始でき大きく稼げる場合があるため、販売している商材へ誘導しやすいことといったことです。

そしてFXの宣伝サイト・記事を作成している場合、本人はFXでのトレードで安定して稼げていなため、サイトでのアフィリエイトに流れている可能性があります。

良いといわれている情報商材であっても、情報商材の内容通りの取引ができるわけではないので、最終的には自分自身のスタイルを見つけていく必要があります。

現役のトレーダーに学ぶのであれば問題はあまりないかもしれませんが、その他ネット上の情報は取捨選択が必要になります。

また、オプザイルをはじめ高額なトレードツールに関するトラブルもあるようなので、情報を鵜呑みにするのは危険な場合も。。。

このような経緯より、自身がアドバイスするときは本を1,2冊買って仕組みを覚え、すぐに実践して自力で取り組むこと、セミナーに参加するのであればはじめのうちはFX会社主催のもので十分であることを伝えています。

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ロスカットのタイミングには注意

自身がFXの取引で失敗してしまったと感じた点は以下の2点です。

・エントリー(取引)を放置して寝落ち
・利益確定、ロスカットのタイミングを逃し含み損が増加

夜間取引するのは良かったのですが、損切りするほどではないものの、プラス収支にならない状態であったため、もう少し様子見しようと数十分放置して再び相場をチェックしようとしていたのですが、疲れて寝てしまったことがありました。

朝方おそるおそる確認すると、無事にプラス収支にはなっていたものの、寝ている間に円-ドル相場が1.0円を超えて変動しており、レバレッジ25倍かつロスカット設定が50%(約2円までの変動まで許容)で行っていたので、下手すると強制終了で資金を失っている可能性がありました。

円-ドルの場合、米国の市場の開催時間の関係から、日本の深夜から明け方にかけて相場が変動しやすくなっています。

自身は、なるべく1回の取引による収支がプラスになった時点で取引を終了するようにしていたのですが、持ち越した場合取引の仕方によっては大きく資金を失う場合があるため、決済するタイミングは難しいと感じています。

また、含み益が出ていたのでそのまま放置していたところ、いつの間にか相場が急に変動していて、一気に含み損が出ていました。。。

結局自身は決済のタイミングを覚える前に3日坊主になってしまったのですが、含み損が出ている場合にうまく対処できるかがFXでは重要になると感じています。

そのため慣れていないと資金を失うことに対して対処できないこと、自動でロスカットの設定をしたり、取引ルールを決め、それに従った対応ができるかどうかがポイントになることを伝えています。

まとめ

副業FXで稼ぎたいと相談を受けた際に、話している内容をまとめてみました。

自身は現役でFXトレードを行っていないので、詳しい部分までは答えることはできないのですが、簡単に大金を稼げると思ってFXを始めようと考えている方も多いので、必要な要素やデメリットの部分も伝えて判断してもらうように心がけています。

会社員の副業としては仕事終わりにも実践しやすく小資金から開始できるメリットもあるので、実践してみる場合は10万円程度資金を準備して、あまりリスクの無い範囲で100回前後の取引を行ってから副業FXに取り組むかどうか判断してみてはいかがでしょうか。