2016/9/30にニュースで「脱獄iPhone」の販売したとして、商標法違反容疑で逮捕者が出たと報道がされました!
脱獄iPhone自体は、appleの利用規約に違反するためサポートは受けられなくなるものの、自己責任で勝手に利用する範囲では許容なのではないかと思っていたので、今回のニュースを機に調べてみることにしました。
商標法違反での逮捕って?
偽ブランドやコピー商品が該当するものとばかり思っていたので、「商標法違反」での逮捕は意外でした。
個人的にはiPhone脱獄を行うと、動作不良のリスクはあるものの、同じアプリを入れてSNSやゲームの複数のアカウントをひとまとめにしたり、ホーム画面をより使いやすく変更できたりといったメリットがあり実施されているものと思っていました。
一方で、脱獄でゲームのチートに利用したり、有料アプリを無料でインストールしたりといった不正行為にも利用されているようでした。
ここまでであれば、詐欺とかもっと別の犯罪に該当しそうですね。
ここからが本題で、販売すると商標法違反になる理由はなぜ?という当初の疑問に関しては、「apple社のiPhone本来の機能を有していないものを、iPhoneとして販売した」ために、偽物やコピー商品と同じ扱いになったからと言えそうです!
脱獄した場合システムを含めて、「iPhone」としてappleが認めていない製品になります。
「改造」によって「iPhone」ではなくなった製品を、”「iPhone」”と認識できるまま販売するのは問題があると考えると、今回の逮捕の件がスムーズに理解できました。
ヤフオクとメルカリを調査!
流通先としてネットオークションと書いてあったのでほぼ間違いなくヤフオク!で販売されていたのではないかと思います。
また個人的にメルカリでiPodを購入する際にサービスとして脱獄品の案内をされたことがあったので、2つのサイトでどのような商品が流通しているか調べてみました!
メルカリでの「脱獄iPhone」
脱獄 iPhone で検索すると半年くらいの間で数10件ほどヒットしました。
専用出品やすでに出品画面を削除している場合があるので正確な数はわかりませんが、一定数流通しているようです。
中には明らかに脱獄用の端末にも・・・というコメントもありましたが、あまりお勧めできない表現ですね。
かつて取引中止になった端末の画面と似たような色をした画面があり、「脱獄端末」が自分のところにも回ってきてたのでは?と疑いたくなってしまいました!
ヤフオクでの「脱獄iPhone」
こちらはヤフオクの落札相場検索を利用して絞ったところ、120日間で600件ほどの取引実績がありました!
直近で9/29に逮捕ニュースが流れるまで9/18-9/28までで50件前後の落札実績があったようですが、10/1現在では1件たりとも出品されていませんでした。
もちろんすべて個人出品者で、現時点で直近の数件を見る感じだと半数くらいはアカウント停止になっていました。
継続して通常iPhoneを出品している方も、見かけましたがそのうちアカウント停止になりそうです。
また脱獄品を出品している方の評価は比較的悪いように感じました。
あと1つ検索してみて、脱獄 iPhone メルカリというキーワードが出てきて120日で90件ほど落札されていました。
気になったので最後に調べてみることにしました。
メルカリ入り脱獄iPhoneを調査!
メルカリアプリ10個入りの脱獄iPhoneといったものが出品されていて、相場からすると結構いい値段で落札されていました!
10個も何に使うの?と一瞬思いましたが、出品のページを見て無在庫転売用ということが判明しました。
自身の記事では後々紹介していきますが、アカウントを買ってきたりして、こういったものと一緒に運用しているそうです!
一緒に認証用の番号の量産方法を解説していたり、塾の案内をしていたりでしたが、詐欺だったり犯罪まがいの行為や迷惑行為のもとになるような内容と感じました。
最終的にSNSアカウント量産まで調べましたが、上記の内容と合わせて犯罪に近い行為と感じたのでここまででとどめておきます。
今回の脱獄iPhoneのニュースで自身の書いた記事の裏側を知り・理解を深めることになりました!