以前メルカリの無在庫転売やツールまとめをした際、他のフリマアプリ向けツールはほとんど存在していませんでしたが、2016/12現在は、メルカリの規制強化に伴い、徐々に他のアプリでも販売できるように対応するツールが出てきました。

フリルは最近楽天グループ入りして、ラクマとともに楽天系列のフリマアプリとして、メルカリを追撃する立場にいます。

先月ごろからフリルにも対応するツールが増えてきたということでしたので、最近の無在庫販売の状況とともに調査してみました。

メルカリ、フリル、ラクマの無在庫出品状況

現在無数に出品されており、人力での調査は困難なため、以下の方法で大まかに調査してみました!
(不確実性があるので参考程度にお考えください)

各アプリのiPad版よりアクセスし、「レディース」のカテゴリを表示させて、表示される9個の画像をより白抜き加工やモデルを使った業者風の写真を無在庫販売としてピックアップ。(+商品ページにアクセスして発送方法が未定となっていたり、同様の商品を多数出品している方の商品を無在庫としてみなしています)

調査の様子は以下の通り。(2016/12/10の19:30前後)

メルカリの出品状況調査

左上の赤丸があるのが、実際に在庫しているものを販売していると思われる商品です。

見た目ではほとんどが無在庫販売の商品になっていて、フリマアプリというよりかは1つのショッピングモールのようになりつつあるような印象でした。

ツールがたくさんあるのもうなずける内容になっています。

ラクマの出品状況調査

こちらはややメルカリよりかは無在庫販売の割合が下がって半分に行くか行かないかといった状況でした。

全体での出品数自体がメルカリほど多くないので、すぐに埋もれてしまうほどではありませんでしたが、メルカリと同じように出品されているようでした。

フリルの出品状況調査

こちらはラクマよりかはやや下がる印象で、業者風の画像を使っていても実際は、買ったけど未使用だったり、1回使用したのみのきれいな状態の商品で画像が使われている場合もありました。

ばらつきはありますが、半数近く無在庫のような出品の時もあれば、ほとんどが写真撮影した画像を載せている場合もあり、ラクマと比較してあまり無在庫の出品は進出してない印象を受けました。

無在庫出品状況調査結果

簡単にですが調査結果をまとめます。(レディースカテゴリに出品されている商品)

メルカリ:無在庫販売が半数以上(画面の7割以上の場合も)
ラクマ:無在庫転売が3割~半数に届こうかという状態
フリル:無在庫転売の割合は2割程度

※正確な調査ではないので数値も含め参考程度にお考えください。またカテゴリーによっては無在庫販売がほとんどされてない場合もございます。

フリルの場合は1枚目にショップの画像を引用+保管している商品の画像という出品形式が多かったため、正確な算出が困難でしたが、ラクマよりは少ないものの若干数あるイメージでした。

メルカリはツールが充実していることもあり、無在庫転売が増えすぎたせいで通常の自宅の不用品が、トップページから埋もれてしまう結果になっている部分もあります。

自身が調査している際は、9つの商品画面すべてが無在庫販売と思われる商品で埋まってしまう場合もありました。

出品数の多くは無在庫の商品と思われ、また会員数のうちの一部はアカウントを購入してまで無理やりメルカリを使っている場合があるので、実際のダウンロード数とユーザー数のかい離が気になるところです。

メルカリの無在庫出品者が増えすぎた?

2016/10時点では紹介しているだけで18個、実際は20以上の自動出品ツールがあるものと思われます。

自身はツールも無在庫転売もしませんが、一度機会があってメルカリ出品ツールの利用者(もちろん有在庫です)にお会いしたことがあります。

お話を聞かせていただいたところ、動作も軽く使いやすいが「メルポン」とのことでした。

そこで久々にメルポンを調べてみたら利用者が1万人を突破したとのこと。(メルポン紹介ページ参照)
正確な時期は確認できていませんが1万人越えになったのは2016/10~11前後と思われます。

1利用者当たり10品/日出品するとしても、メルカリの2016/5時点での出品数50万商品を基準にして考えると、1日に出品される商品のうちの2割程度は無在庫で空売りされている在庫になります。

規約違反で出品されている商品分の利益や、メルカリが余分に得る手数料も無視できない規模になっていそうで、在庫を持たずに販売する場を荒らしてまで利益を巻き上げる行為は、直近で話題となったDeNAのWELQ、MERY問題をはじめとする、キュレーションメディアに通じる共通点のようなものを感じます。

もちろん、ツールを使って効率よく利益を上げられるのも事実だと思いますが、商品ページがすべて無在庫と思われる商品で埋まってしまう場合もあるなど、規約に従ったユーザーの販売の邪魔をする結果となっていることもまた事実です。

※ツール自体は明確な禁止はされていないので、有在庫で自宅の不用品を繰り返し出品するといった用途には現状利用できるようです。

直近ではメルポンやメルルンを中心としてアフィリエイトが可能なツールがいくつかあるので、今後も無在庫販売が禁止であっても稼げる方法としての紹介自体は続いていくものと思われます。

部分的に悪質なネットワークビジネス(または悪質な情報商材販売)のような感じに思える部分があるので、いつかツール自体の使用が前面禁止されたりして被害者側になる立場の方が出現しなければと思っています。

無在庫販売(出品)を行うユーザーが増えすぎた面はあるので、購入側も意図せず無在庫販売された商品にあたる可能性が増えてきていると思われます。

購入側も明らかにアマゾンから届いたり、商品ページ記載の発送地と実際の商品の発送地が違う場合には、理由を確認したり必要な場合には受け取りを拒否してみてください。

詳細は以下のページにまとめています。

メルカリや他のフリマアプリで買った商品がアマゾンから届いたり、例えば発送地が東京都となっていたのが、別の府県から発送されてきた経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
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フリル、ラクマにも無在庫転売が増加傾向

メルカリの無在庫販売者が増えてきたり、規制が強化された結果、次に大きな市場を持つフリマアプリであるフリル、ラクマが狙われてきているようです。

2016/12現在、フリル、ラクマに対応しているツールは以下の通り。
・メルポン
・フリマシュッパー2.0(フリルのみ)
・メルゾウ(フリルのみ)
・ペライチ
・スイセイ(フリルのみ)
・キッカ(フリルのみ)
・メルチープ(導入準備中)

メルカリで調べたときの20件ほどと比較すると半分以下ですが、現在徐々にメルカリ以外のアプリにも自動出品ツールが対応してきているようです。

メルカリ版の自動出品ツールに関してはこちらを参照ください!

メルカリの便利な出品ツールがたくさん出てきていますね。 ヤフオク!みたいに無料で提供されているツールではありませんが、便利さから人気があるようです。 最近ではPCから出品可能にな

ツール自体は問題ないかもしれませんが、宣伝方法が無在庫商法とセットになっているので、じきにラクマやフリルでもメルカリ無在庫の水平展開という位置づけでメルカリと同じような出品が増えていくものと思われます。

これまでツールが対応していなかったり、ユーザー数が圧倒的に少なかったりでほぼメルカリだけが無在庫出品の対象になっていましたが、今後さらにフリルやラクマが伸びる場合には、メルカリと同じように無在庫販売の出品であふれかえるかもしれません。

簡単な見分け方は以下のページを参照してください。

少し前に、メルカリ無在庫転売の原理解説を行いましたが、今回はさらに踏み込んで無在庫転売の手法を教える立場の意図と商品の見分け方について紹介します! <参考記事> http

確実に在庫を確保してから発送する各アプリの定額発送サービスであれば比較的安心かもしれません。
(といってもID共用など若干の抜け道はあると思います)

いずれ、メルカリと同じような状況になるのは目に見えているので、ツールとともに実践される無在庫転売対策をどうするかが今後のフリマアプリの課題の一つになりそうです。

ユーザー自身がこういった無在庫転売が流行していることを把握するとともに、運営側でも規約違反の販売が行われていることを具体例としてマニュアルや注意点として例示し、ユーザーへの周知を促すと良いかもしれません。

フリル、ラクマの無在庫転売まとめ

現在はメルカリほどではないものの、徐々に対応するツールもリリースされてきており、今後メルカリと同じように無在庫出品が増えてくるものと思われます。

出品者側の行動は防ぎようがないですが、購入する側はアマゾンをはじめとした元々と異なる発送地から届く場合や、個人情報を悪用されるリスクも踏まえ、特に新品の商品は怪しいと思ったら購入を控え、楽天やamazon、Yahoo!ショッピングを探すことをお勧めします。

注意していてもamazonや他のネットショップから届いてしまった場合には、受け取り拒否&運営での通報で、規約に従った対応ではないことを理由に取引中止にするとよいでしょう。

無在庫転売・無在庫販売に誘われる方も稼げるのは事実だと思いますが、手法自体は規約違反の使えないもので何かしら紹介側が報酬を得ることが目的になってしまう部分になっている側面があるので、メルカリ同様手を出さないことをお勧めします。

どうしても自身でリスクなしの無在庫商法を実施したい場合は、各アプリの規約変更を待つか、自分自身の無在庫販売用のショップを立ち上げて販売してみてください!