ヤフオクやメルカリなどフリマアプリの取引でヤマト運輸の宅急便や、メルカリ便で商品を発送させていただいておりますが、何度か伝票を貼り間違えて本来の荷物ではない商品を相手の方へ送ってしまったことがあります。
自身のやらかしてしまった事例も交えながら対処法を紹介していきます!
購入者応対と誤配送の範囲の特定
在庫と取り違えて(貼る伝票が間違った状態で)商品を送ってしまった場合、複数送る際に別々の伝票を貼ってしまった場合(※今回は自身が2つのあて先に送る荷物(2個)に対して伝票を貼り違えて送ってしまった事例)について紹介していきます!
連絡を受け誤配送が発覚した直後の対応
自身の場合、発送した荷物の到着直後に明らかに違う荷物が届いたと電話やメール、メッセージ機能により連絡が入ったことにより、誤配送に気付きました。
まれに、本来の荷物が手元に残っている場合など発送途中で気付くこともあるかと思いますが、多くの場合到着後に発覚するかと思われます。
電話がかかってきて応対できる場合は、相手からの主張を聞き、相手へお詫びの言葉を述べたうえで以下の内容に関して確認・連絡していました!
・誤って届いた荷物の確認(取り違えた本来の荷物の行先調査のため)
別々の住所へ同時に発送している場合、誤って送ってしまった荷物の本来の行き先には、ほぼ間違ったものを送付していることになるので、確認しておくと他に間違えて送ってしまったあて先が特定しやすいです。
また自身が送付したものであるかの確認という意味合いもあります。
・再発送予定日、代替品(ストック品)送付可否の連絡など
本来の商品・代替品を発送する目安日程を伝えるか、間違って送付した荷物を確認次第連絡を入れる等
この時点では先に本来送るべき荷物の確認が優先になると思われますので、可能な範囲でOKと考えています。
・着払い返送の依頼と、返送先の連絡
これも手間がかかってしまうことに対して謝りながら、指定の返送先へ着払い等での返送を依頼します。
返送先・返送方法などは、本来お届け予定の荷物を確認した後に、別途連絡するようにしていました!
メールでの連絡の場合には、文章によりますので、必要な場合は電話したりメッセージを送ったりして確認してください。
副業で取引している場合には電話が取れない場合も多いので、メールでの連絡になる場合も多いのではないかと思います。
誤って発送した荷物が1つのみの場合は、自分自身に返却してもらうとともに本来送るべき住所へ商品を発送すればOKです。
※ここの時点で誤配送が原因となり、商品の提供が大幅に遅れる場合にはキャンセル対応を行ったり、送料の関係上処分を依頼するなど、状況に応じて必要な対応は異なってきます。
複数送る際に別々の伝票を貼ってしまった場合
同時に発送した他の荷物と別々に伝票を貼ってしまった場合、次にやるべきなのが、誤配送の範囲がどこまでか確認する作業です。
簡単に分類すると伝票貼り違えでの誤配送の原因は以下の3つのいずれかと思われます。
・同時期に出荷・発送する別の荷物の伝票と入れ替わってしまった
(他の荷物も誤発送となっている場合がある)
・本来出荷しない(または後日出荷予定の)荷物に伝票を貼って送ってしまった
(誤発送は1つのみ)
・使用しない破棄する伝票を貼って送ってしまった
(誤発送は1つのみ)
誤発送が1つのみの場合は、先述の通り送り先のみに返送の指示を行えばよいですが、他にも間違えて送ってしまった場合、誤発送の申し出のあった購入者本来の荷物をできる限り早く確保するとともに、間違って荷物が届く予定となってしまった購入者側の手間・負担をいかに減らせるかが重要です。
ここで他の商品発送先でも受け取りが完了しているかどうかが重要になってきます。
受け取りが完了している場合は、同じく謝罪と着払い等での発送元宛に返却依頼を行います!
間違えられた受け取り先同士のやり取りは、「不要な個人情報のやりとり」や「責任の所在」、「商品以外での購入者の一時金銭負担」といった観点からふさわしくありません!
12桁の伝票番号を入力して受け取りが完了していない場合には、発送中止依頼や、受け取り拒否依頼などを行い、ミスによる不利益を軽減することができます。
この点に関しては次項にて紹介していきます!
発送中止依頼の方法と受け取り拒否依頼
受け取りが完了する前に荷物を返送する手続き(発送中止&返送依頼)を完了させるのがここでの目的です!
ヤマト運輸へ発送中止依頼を行うと配達完了前であれば物理的に配達を中止されます。
一方で、すぐに発送中止の依頼(電話)ができない場合、夜間で営業時間外や荷物の大きさが明らかに違う場合には、購入者へ受け取り拒否を依頼してから、発送中止依頼を行うほうが結果として良い場合もあります。
それぞれのケースについて紹介していきます。
ヤマト運輸への発送中止依頼の方法
まず思いつくのが伝票番号検索で出てくる配達担当ドライバーの電話番号や営業所に直接電話を掛けるという手法ですが、あくまで配達や取り扱いの荷物に関する問い合わせが主になると思われますので、ふさわしくない場合もあります!
そんなときの窓口として存在するのが「ヤマト運輸サービスセンター」です!
固定電話はフリーダイアル、050IP電話は専用の050番号へ、それ以外の場合は出荷する側の管轄地域の担当サービスセンターへ電話にて問い合わせになります。
さし止める側は原則、発送した本人(または担当者)になります。
伝票番号はもちろんですが、伝票に記載されている情報についても確認で聞かれますので、伝票控えもしくは取引き画面など発送情報を確認できる状態で電話しましょう。
自身が聞かれた情報は以下の通りです。
・伝票番号
・商品名(伝票記載のもの)
・相手の電話番号、郵便番号、住所の町番付近まで
・自身の電話番号、郵便番号、住所の町番付近まで
・返送先の名前、郵便番号、住所
・連絡が取れる電話番号
自分自身が送った商品の情報のため、本人確認みたいな形で詳細にヒアリングが行われているように感じました。
時間にして5分前後でサービスセンターへの電話が完了しました。
(時間がかかるため、個人的にサービスセンターへの電話連絡を推奨と記載しています)
その後配達担当のドライバーに連絡が入って荷物の配達が中止されます。
ここまで10分以上のタイムラグが生じると思われるので、残念ながらその間に配達が完了してしまう場合もあります。
時間帯によっては翌日付になる場合もありますが、間に合えば電話した当日付での発送扱いで返送が行われます。
返送が完了した後、追跡番号検索すると以下のような表示になります。
依頼受付(配達中止)の時間を見ると、電話が終了した直後の時刻になっていたため、一刻も早く発送を止められるかが鍵になってきます。
配達が完了しない場合には、出荷時に払った送料がかかるのみで発送中止・返送が行えるので、配達が完了してしまった場合と比較して、返送時の送料と購入者側の返送手続きや返送方法指示の手間を省くことが可能です!
サービスセンターは、差出直後で営業所や集荷ドライバーのトラックに荷物が残っている場合や、時間指定を追加するといった際にも活用できます。
購入者側への受け取り拒否依頼
この方法の場合、購入者側が連絡に気が付かないと有効ではありませんが、気付いてもらえた場合にはお互いにメリットがあることになります!
また、受け取り拒否を依頼する荷物が間違っていることが確実な場合や、大きさが本来の荷物に対して極端に大きい・長いなど、受け取る必要のない荷物が届いた場合のみに有効な対処法になります。
確実性はないので、できる限りヤマト運輸サービスセンターへ連絡して発送を止めるというのが良いと思われます。
依頼する場合を想定した例文を作成してみました。
***************
○○様
お世話になっております。
先日発送させていただいた商品の配送ミスについてご連絡いたしました。
この度、こちら側の不手際で大変申し訳ありませんが、
誤って○○様宛にお取引と関係のない商品を発送してしまったことが
同時期に取引を行った落札者様の指摘により確認できました。
つきまして、本日お昼頃発送中止の依頼を行いますが、
午前中に配達があった場合は受け取り拒否をお願いできないでしょうか。
お手数をおかけいたしますが、可能な場合のみで構いませんので、
ご対応のほどよろしくお願いいたします。
なお本来の商品ですが、手元に戻り次第○○様宛に発送を行いますので、
今しばらくお待ちください。
△△
***************
もちろん自身の金銭的な損出を防ぐため、相手に対応を強制するような依頼はNGです。
あくまで受け取る側の任意対応になります。
ヤフネコ!パックおよびメルカリ便等の場合
販売サイト・システム運営会社とヤマト運輸が連携して提供しているサービスはどうなのか?という点について調べてみました!
ヤフネコ!パック
基本的にヤマト運輸と同じく直接サービスセンターへ連絡する形になります。
購入者側への受け取り拒否依頼の場合は取引ナビを使うのが一般的です。
メルカリ便などフリマアプリの発送サービス
らくらくメルカリ便、ラクマ定額パック、かんたんフリルパック等の場合、ヤマト運輸ではなくフリマアプリの運営にメールで問い合わせをする形となります。
運営を間に挟むことになるので、発送中止まで時間がかかる場合があることから、先に受け取り拒否依頼を取引連絡にて行っておくと良いと思います。
まとめと自身の体験談
誤配送になってしまった場合、購入者側に色々と迷惑が掛かってしまうため、いかに早く、余計な手間や負担なく解決できるかが重要になってきます。
自身の場合、翌日までの発送を心がけていることや、たまたま丁寧な購入者に応対いただけたこと、翌日に届く地域への誤配送ということもあって、当初のお届け予定+3日で本来の荷物を届けることができました。
最短日程で対応した場合、お届けへの影響は+2日になります。
最初の発送が支払から3日以上かかってしまうと、合計してお届けに1週間近くかかってしまうので、不満やキャンセルの原因ともなってしまいます。
今回のような誤配送の場合は明らかに販売者側のミスで、ミスが起こることそのものには何かしら問題がありますが、迅速かつ購入者側の負担にならないように対処することで、ダメージを最小限にとどめ、また購入者側にも理解いただける場合があります!
自身はできる限り配送ミスにならないように、またミスしてしまった場合もなるべく早く回復できるように対応を心がけています。