最近久しぶりにメルカリにアクセスすると、無在庫転売(業者っぽい)出品がほとんどなくなっていました。youtubeをはじめ検索してみると、2016/12/13夜からメルカリの規制が強化されたようです。

以前まとめた出品ツールも販売中止や終了になっていたり、無在庫転売を推奨している立場の方が今後の展望を紹介したりとちょっとした騒動にもなっているようです。

今回は規制強化の内容と関連する話題についてまとめます。

<追記>
現在、メルカリ対策に上書きして対策を行ったツールや、規制を回避するための方法が紹介されていますが、結局のところ従来の収入を維持するために「失格」となった方が都合の良い発言をしてるだけのように思います。

結局のところセミナーや塾・コンサル費用、アフィリエイトで収益を上げるために紹介が行われていることも多いので、ご注意ください。

規制強化前のメルカリで起こっていたこと

まず規制強化前のメルカリについて、直近のメルカリやその周辺での出来事を紹介します。

無在庫転売の原理については以下のページを参照ください!

最近、メルカリ無在庫転売が大人気で、気軽にできる副業としてwebサイトやyoutubeの動画で頻繁に動画がアップロードされていますね! 私事ですが、2016/7より正式に事業主と

メルカリの無在庫転売の問題点と運営の対応

メルカリ無在庫転売を簡単に言い換えると、メルカリ版ドロップシッピングです。関連する項目を含め問題点について簡単にまとめます。

・出品方法がメルカリ規約違反
・在庫がないため販売時にトラブルが起こりやすい
(メルカリ外で特商法の表記を行っての販売が適切と思われます)
・個人情報の無断使用(第3者への不要な無断提供)
・ツール等で大量に出品するため、正しい利用者の出品が埋もれる
(規約を無視して大量に出品した方が有利な状況になっていた)
・アカウントが頻繁に凍結されるため、ヤフオク等でアカウント売買が横行

⇒違反行為で運営によりアカウントが凍結されるものの、アカウントを別途購入して無在庫転売を繰り返し実践するため商品の多くを無在庫で出品されたものが占めていた。

運営側も監視や規制を強化して対応してきたようですが、12/13以前はやはり繰り返しアカウントを買ってまで再開する人が後を絶たなかったようです。

<ここまでの参考記事>

2016/9/30にニュースで「脱獄iPhone」の販売したとして、商標法違反容疑で逮捕者が出たと報道がされました! 脱獄iPhone自体は、appleの利用規約に違反するた
メルカリや他のフリマアプリで買った商品がアマゾンから届いたり、例えば発送地が東京都となっていたのが、別の府県から発送されてきた経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?

メルカリの無在庫転売・転売塾・ツール出品が大流行

メルカリでの無在庫転売は、特に2015年後半~2016年にかけて勢い良く広がっていき、youtubeや個人ブログでも宣伝している方を多く見かけるようになりました。

資金ゼロ・在庫ゼロで比較的簡単に利益が出る方法で、実際宣伝通りに稼げることもあり、メルカリ規約違反をはじめとした問題のある方法ではあるものの参入者続出の人気の副業の1つにもなっていました。

無在庫転売で稼げることは事実だと思いますが、手法自体は問題のある価値のない手法なので、紹介する側が何かしらの形で効率よく稼げるから積極的な紹介・勧誘がなされているものと思われます。

メルカリ人気が上がるにつれて、メルカリ物販関連のコンサルタント(メルカリコンサル)、メルカリせどり・メルカリ塾、メルカリ無在庫転売塾、メルカリ出品ツールが乱立してくるようになりまし
少し前に、メルカリ無在庫転売の原理解説を行いましたが、今回はさらに踏み込んで無在庫転売の手法を教える立場の意図と商品の見分け方について紹介します! <参考記事> https://

個人的には、ある意味悪い面でのネットワークビジネスみたいな部分があるように思っています。

合わせてツールも続々登場しましたが、こちらも主に無在庫転売者が利用するケースがほとんどのように思います。

極端なケースでは1晩で30000件近く出品されているのを見かけたことがあります。おそらくツールを使った自動出品でしょう。

自身が一度確認した時点では20個近く存在していました。
https://space-azole.com/it-tech/pc/merucari_tool

ツール使用者と非使用者とのユーザー間格差

商品数が圧倒的に違うので、ツールを使用しないユーザーの出品が目立ちにくくなり、結果としてツールを使って多数の商品を出品するほうが目立って売れやすくなるという結果に。

今回の規制強化の前にも、出品数の規制など徐々に対策が行われていたようですが、そのたびに業者扱いの無在庫転売者が対策を行うといういたちごっこ状態が続いていました。(youtube等参照ください)

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規制強化後(無在庫転売業者対策後)のメルカリとその周辺

メルカリ側の規制強化が色々なところで話題になっていました。

業者出品が邪魔だった方にとっては出品しやすくなり、注目されやすくなっているのでユーザーを意識した対応なのだと思います。

具体的な無在庫転売業者対策は以下の2点
・出品商品がタイムラインに反映されない
・出品時期が半年以上前の扱いとなり、検索でも下位表示となる

⇒関連してメルカリの自動出品ツールも対応ができないため、一時サービス休止、サービス終了といったアナウンスが相次いでいます。

実際に規制直前と規制後の出品状況を比較したので、紹介します。

検索条件は規制前19時半前後、規制後は17時前後、条件はレディースカテゴリのトップページの合計18出品を調査しました。

規制前は以前紹介した通り半数以上が無在庫と思われる出品形式でしたが、今回は1件のみの出品でした。

またツールが利用できなくなってきているので、仮に出品されたとしても出品のペースは落ちると思われます。

規制強化後(無在庫転売業者対策後)のメルカリとその周辺

最後に、今後起こりそうなことを紹介します。

フリル、ラクマに無在庫出品者が流れてくる

単純に規制のあまりかかっていないところに進出しようという考え方で、すでに移ったりしている方もいるように見えます。

私の方でも以前、フリル、ラクマの無在庫転売については少し紹介させていただいております。

以前メルカリの無在庫転売やツールまとめをした際、他のフリマアプリ向けツールはほとんど存在していませんでしたが、2016/12現在は、メルカリの規制強化に伴い、徐々に他のアプリでも販

現状対応ツールが増えつつあるので、一部の方は移行するのではないかと思われます。

最終的にはメルカリと同じ運命をたどる可能性があるので、結局はツール販売側や塾の運営・コンサルする側がうまく稼ぐために紹介は続けられるでしょう。

手動出品や有在庫への切り替え

時間はかかるものの、こういった形式に切り替えて出品する方も多いのではないかと思います。

amazonから直送は引き続きあると思いますので、同じような商品が出品されるのは今現在と変わりないのではと思います。

楽して稼げるという旨みが失われるので、参入者が今ほど多いかは微妙なところです。

ただ従来からこの方法の方もいると思いますので、完全に0にはならないでしょう。

塾の運営・コンサルする側の方も抜け道や、代替策、ツールを探すのに必死な様でした。

転売塾・コミュニティー・コンサル・ツールの解約

今後もツール作成者・無在庫販売出品者とメルカリのエンジニア間でバトルが行われるものと思われます。

徐々に規制が強化されてきており、新しく利用できるツールや手法が登場してきても結局は同じことの繰り返しになるのではないでしょうか。

この傾向が続くのであれば、ツールも、無在庫転売を維持・継続するためノウハウも不要になってしまうので、必然的にお金を払ってまで学ぶ必要が無くなってしまいます。

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メルカリの無在庫転売業者対策強化まとめ

日々メルカリの対策が強化される中、今回の強力な対策により、無在庫出品が大幅に減少し、一般のユーザーでも違いが明らかな出品状況の変化がありました。

メルカリの規約に従っていた出品者がこれまで相対的に不利になってしまっていましたが、これを機に公平に取り扱われると良いですね。

業者出品がなくなると本来のフリマ商品が見やすくなったので、探す側にとっても使いやすくなったのではと思います。

すでにラクマ・フリルにも業者が流れているらしいので、引き続き紹介していきたいと思います!