楽天のSPUプログラムがリニューアルされて、2018年4月より楽天トラベルの利用も、楽天でのお買い物に対するポイントアップ対象(+1%還元)となりました。

毎月1回までとはなりますが、使い方次第では宿泊費や高速バス代金がお得になるので、前身と思われるポンカンキャンペーンとも比較しながら特典内容を紹介していきます。

楽天SPUでの楽天トラベルの条件

楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)における楽天トラベル利用での特典を紹介していきます。

項目 条件
対象の買い物  楽天市場、楽天ブックス、楽天kobo、楽天マート
楽天トラベル特典  ポイント+1倍(+1%還元)/ 期間限定ポイント
 特典上限  ダイヤモンド会員:15000ポイント
プラチナ会員:12000ポイント
ゴールド会員:9000ポイント
シルバー会員:7000ポイント
その他会員:5000ポイント
 対象サービス  ・国内宿泊(宿のみ、日帰り・デイユース含む)
・ANA楽パック(国内宿泊+ANA航空券)
・JAL楽パック(国内宿泊+JAL航空券)
・国内高速バス・観光バス
・国内レンタカー
・海外宿泊(宿のみ)
・海外航空券
・海外ツアー(海外宿泊+航空券)
※一部対象外のサービスがあります
 対象条件  予約対象期間:楽天市場購買月の同月中
旅行対象期間:予約月の翌々月末まで⇒4月のお買い物に合わせて楽天トラベルを利用する場合、4月中に予約したうえで、6月末までにサービス利用
※6月末までに利用完了が必要な場合と、搭乗開始日で判定される場合と2通りあるので、期限ぎりぎりの利用には注意が必要です。

条件については表にまとめた通りで、特典上限は最低でも50万円分の買い物までの場合となるので、上限は関係なくお買い物金額に対して1%還元される特典と考えておけば十分です。

特典の項目が、「楽天トラベル月1回対象サービスご予約し、旅行対象期間中に旅行された方はポイント+1倍」となっている通り、月1回の利用で条件が達成できるため、普段は別の旅行・宿泊予約サイトを利用している場合にも注目のサービスとなっています。

メリットは月1回実質最安値での宿泊

ホテルの宿泊費は予約サイト間で差がないことも多く、数あるサイトの中から楽天トラベルをするメリットがあるのは、楽天ポイントを活用したい場合や、クーポンで安くなるケースが多くなります。

今回参考までに同じホテルの同じ部屋を異なる旅行予約サイトで確認してみましたが、宿泊料金自体は一律横並びで、ポイント還元によって「じゃらん」「るるぶトラベル」や「Yahoo!トラベル」がお得になるケースもあり、必ずしも楽天トラベルでの予約がお得とは限らないようです。

ただ、今回の楽天SPUでの楽天トラベル特典を利用すれば、ポイント還元を考慮したうえでの実質的な価格を他の宿泊予約サイトと比較すると、最安値で宿泊できる可能性があります。

例えば、10万円分の買い物をした月に楽天トラベルで1泊5000円の部屋を予約して特典条件を満たした場合、実質価格は以下の通りとなります。

宿泊料金:5000円
ポイント還元:1100円分
(トラベル1%、楽天カード1%、SPU特典10万×1%)

実質価格:3900円

他の旅行サイトと比較して安いかどうかを単純に議論することはできませんが、毎月1回まで利用できるお得なクーポンの1つとして考えることができます。

他予約サイトでのポイント還元率は、キャンペーンがない状態であれば5%前後までとなるので、楽天で数万円~10万円利用している場合、月1回までは実質最安値で宿泊できる可能性があります。

性質上、他のクーポンに関係なく適用できるので、クーポンやバーゲンセールなどでお得に予約できる場合に活用すれば、より一層お得に利用できます。

数千円~1万円前後のビジネスホテルへの宿泊の場合、競合の予約サービスと比較してお得に泊まるためには、月に10万、20万円の買い物が必要になる場合もありますが、カプセルホテルなどの宿泊費が安いところへの宿泊では、SPU特典が割引率に大きく貢献することになり、お得に泊まれるケースが多くなってきます(下手をすると実質無料以下になってしまう場合もあります)。

その他、比較的低料金でも利用できる高速バスの利用時に楽天トラベルを活用するのも、お勧めの利用方法の1つとなります。

価格の計算については、以下のページも参考にしてください。

出張の際のホテル選びを行う際、時間をかけて価格・サービスと立地が適したものを選ぶ方も多いと思います。 また会社によっては地域に応じた規定額の宿泊費が支払われる場合もあり、自身で費

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ポンカンキャンペーン時代との比較

今回、SPU対象に楽天トラベルが追加されましたが、その裏にあると思われるのはサービスの統廃合です。

実際SPUは2018年3~4月で最大12倍までポイント還元率がアップしましたが、一方でサービス利用に応じてポイント還元率が最大+3%(ポイント2倍~4倍)となるポンカンサービスは時期を合わせるように終了となりました。

楽天市場や楽天ブックスなどでは、日々様々なキャンペーンが開催され、期間限定で「ポイント〇倍」といったキャンペーンのバナーを見る機会も多いと思います。 その中で、露出を控えめに宣伝

ポンカンサービス時代と比較して、変わった部分を表にまとめます。

項目 ポンカン時代からの変更点
エントリー  必要⇒不要
楽天カード  保有必須⇒保有しなくても対象化
 特典上限  最大10000ポイント⇒会員ランクに応じて変動(5000~15000ポイント)

※利用状況によっては改悪となる場合もありますが、現在のSPU条件に従って月に2回以上楽天市場(うち1回はアプリ経由)でお買い物する場合、上限アップとみなせるケース有

 ポイント倍率  いずれも+1%:SPU特典の場合、他サービス利用と独立して条件が判定され、ポンカン時代よりもメリットとなるケースも存在(楽天市場1回+楽天トラベル1回の利用でもポイントアップの対象となる等)

⇒一方で、楽天トラベルでの利用金額がポイントアップ対象から外れた部分等は改悪となる

条件については表にまとめた通りで、付与されるポイントに大きな変化があったわけではありません。

楽天会員登録さえ行っていれば、エントリー不要でポイント倍率アップ対象となる点や、楽天カードの保有が必須ではなくなるなど、利用者にとってはメリットが感じられるサービス改定というのが正しい位置づけではないでしょうか。

まとめ

楽天トラベルがSPU特典対象となり、従来の相当するサービスであるポンカンキャンペーンが置き換わる形となっていますが、効果としては従来通り月1回までメリットがあるお得なクーポンと考えることができます。

楽天でのお買い物額次第とはなりますが、お得に宿泊したい場合、毎月1回は楽天トラベルでの予約を検討してみてはいかがでしょうか。