全国展開しているイオンおよびマックスバリュなどのイオングループでのお買い物で、株主優待を活用することで、普段から常時1割引きも可能となる方法を紹介します。
イオンやマックスバリュでの割引
イオンやマックスバリュ等でのお買い物では、キャンペーンなども含め、様々な割引やポイント還元でお得に買い物が可能です。
各種割引などに制約の少ない、食料品の購入対象に、割引やポイント還元でお得になる方法を整理していきます。
支払い前の割引
・20、30日5%オフキャンペーン
・サンキューパスポートでの5%オフ
・G.G感謝デー5%オフ
特定の日にお買い物したり、イオンカードの利用で不定期に獲得できるサンキュークーポンを利用してイオンカードで支払うことにより、お買い物代金よりほぼ全品5%offになります。
支払いでの割引・還元
<先行して適用>
・お買い物割引券(1000円枚に1枚100円分)
<支払金額に対しての還元>
・イオンオーナーズカードキャッシュバック
+イオンカード、WAON払い等による還元
・イオンカード、WAON払いによる還元
・WAON POINTカード+他社カードでの還元
・WAON POINTカード+各種ギフト券
その他キャンペーンでのポイント
・ポイント5倍デー(ありが10デー・毎月10日)
・ポイント2倍デ―(お客様わくわくデー・毎月5のつく日)
・火曜日(イオン北海道限定)または毎月15日G.G感謝デー
⇒3000円以上のwaon払いで各100ポイント獲得
・対象商品購入によるボーナスポイント
支払い前の割引や、キャンペーンで付与されるポイントは、お買い物時期や購入する商品によって変動があります。
そのため、今回は支払いでの割引を受ける方法を、記事の内容として説明していきます。
(キャンペーンの活用が必要な方法は除外しています)
お買い物割引券での割引率は10%または2%
イオン北海道やマックスバリュ東海など、イオン本体以外のイオングループ会社では、1000円の支払いごとに1枚(100円引き)利用できるお買い物割引券を株主優待として配布しています。
株主として入手し、お買い物にそのまま利用すれば、1000円のお買い物が100円引きになるので、割引率10%と言いたいところですが、利回りを考えると必ずしも株を保有してまで入手すべき突出した利回りではありません。
一番利回りが良いイオン北海道でさえ、お買い物に利用して利回りがようやく5%台に達するため、投資効率まで考えると、イオン北海道などのお買い物割引券を獲得するよりも、お買い物券を中古市場で購入して利用した方がメリットがあります。
その際、おおよそ割引を受けられる金額の80%が入手の目安になるので、この記事では2%還元として計算していきます。
イオンオーナーズカードで3~7%還元
イオンの株主優待である、オーナーズカードを利用して買い物をすると、保有株式数に応じて支払金額より3~7%還元を受けられます。
購入時の手数料を除き、1株1600円として計算すると以下の通りとなります。
株数 | 必要金額(※1) | 優待還元率(※2) | 100株あたり還元率 |
---|---|---|---|
100~499 | 16万円 | 3% | 3% |
500~999 | 78万円 | 4% | 0.8% |
1000~2999 | 160万円 | 5% | 0.5% |
3000~ | 480万円 | 7% | 0.233% |
※1 優待適用の最低株数で購入した場合
※2 オーナーズカード利用時のキャッシュバック率
優待による還元は、半年につき100万円までのお買い物金額に対し、優待還元率を掛け合わせたものになります。
保有株数が多くなるほど、100株当たりのオーナーズカード利用による還元率は悪くなりますが、3000株保有して上限額での返金を受けると年間で14万円となります。
2017年2月期の実績をもとに、1株当たり年間30円の配当金が受け取れると考えると、配当に対する税金を考慮しても4.5%近い還元率があるので、先ほどのお買い物割引券を獲得するよりかはメリットがあります。
ちなみに、100株の保有で毎月5万円・年間60万円の買い物をすると、キャッシュバックだけで年間の利回りが10%を超えるので、手元の資金と普段の買い物額に応じて保有する株数を決めると良いです。
支払いでの還元
オーナーズカードの特典を受ける場合、組み合わせが可能な支払い方法は以下の通りです。
・現金、イオンギフトカード※
・WAON
・イオン系カードでのクレジット払い
・イオン商品券※
※WAON POINTカードとの併用が可能
それぞれの還元率を簡単に紹介します。
現金、イオンギフトカードでの支払い
イオンギフトカードは、現金でチャージして利用できるプリペイド方式の支払方法で、主にギフト用に流通しています。
中古市場にもほとんど流通しないことから、現金同様の支払方法としています。
支払い時は、WAON POINTカードによる0.5%還元のみとなります。
WAONでの支払い
WAONでの還元は、支払い時の0.5%還元が基本となります。
加えてsmartWAONに登録していれば、月間の利用金額に対して0.2%還元が受けられるので、合計で0.7%還元となります。
イオンカードでもwaon払いは0.7%還元なのですが、イオンカードセレクトだけが例外で、チャージ時にも0.5%~最大1.5%還元となるので、還元率は合計して1.2~2.2%となります。
支払いでの還元率1.2%は、高還元率のP-one Wizカードやクレジットチャージの電子マネー+WAON POINTカードには及びませんが、イオンオーナーズカードと組み合わせる場合には還元率が最低でも+3%されるため、イオンカードセレクトでのWAON払いの方が還元率が良くなります。
イオン系カードでのクレジット払い
通常は0.5%還元のイオン系列のクレジットカードですが、イオングループで利用すると、還元率が2倍の1.0%還元になります。
サンキューパスポートと併用しない限りWAONで支払った方が還元率が良くなるので、還元率を重視する場合にはWAONで、支払いを遅らせたい場合はクレジットカードと使い分けると良いでしょう。
イオン商品券での支払い
おつりの出る金券として金券ショップでも購入が可能で、安いところで1000円分が1枚985円ほどで販売されています。
支払いに利用すると、併用可能なWAON POINTカードとあわせて2.0%還元が期待できます。
フリルやヤフオクでも額面より安く購入できる場合がありますが、金券ショップも含め常に安く購入できるとは限らないので、普段はWAON払いより若干還元率が良くなるケースがあるとの認識で十分です。
安く購入したい場合にはフリルでdケータイ払い+のキャンペーンを活用するのがおすすめです。
支払いでの還元率まとめ
最後に、4つの支払方法での還元率を表に整理します。
項目 | 還元率 |
---|---|
現金、イオンギフトカード | 0.5% |
WAON | 1.2%(最大2.2%) |
イオン系カード払い | 1.0% |
イオン商品券 | 2.0%(目安) |
金券ショップでは常時入手可能か不明のため、記事の趣旨に合うように常時期待できる還元率は1.2%とします。
イオンのお得なお買い物術・還元率まとめ
これまでの内容をもとに、常時期待できる還元率を表に整理します。
項目 | 還元率 | 備考 |
---|---|---|
お買い物割引券 | 2.0% | 中古市場で入手 |
オーナーズカード | 3.0~7.0% | 保有株数により変動 |
支払い | 1.2% | waonでの支払い |
合計 | 6.2~10.2% | – |
オーナーズカードでの還元率によっても左右されますが、低めに見積もっても最低6.2%、最大で10.2%が常時期待できる還元率となります。
実際は端数などの関係で、理論上の還元率より低めになりますが、普段からイオンやマックスバリュ、まいばすけっとなどのイオングループを利用している場合には、株主優待の取得とともにお得な買い物をしてみてはいかがでしょうか。