近年何かと話題になるのが、12月中旬~1月にかけての福袋情報並びに福袋の転売です。

ネット上での福袋情報や、福袋購入について注意すべき点、スタバ福袋やヤフオク!等でみられる福袋の取り扱いへの変化について紹介します。

ネット上での福袋情報収集には注意が必要

はじめに少し話はそれますが、ネット上の福袋情報を見るうえで参考にしてもいたい情報を発信する側の意図について紹介します。

発信者 発信者側の意図
メーカー・小売店 商品の販売促進、集客
大手メディア 視聴率アップ(TV)
雑誌の販促・アクセス数アップ(出版社)
⇒取材や購入に基づいた情報提供&収入
消費者(※) 自慢、SNS・ブログのアクセスアップネタ(広告収入)
まとめブログ
予想ブログ
SNS・ブログのアクセスアップネタ(広告収入)

※ここでの消費者とは、実際に商品を購入し、購入した商品をもとにSNSやブログへ投稿する形で情報発信をする方のことを示します。

メーカーや小売店側が販売促進のためにPRしたり、TV局や雑誌・WEBメディアなどではスポンサーや読者の雑誌購入に影響があるため、取材に基づいて特集を行うことも多くあります。

実際の福袋の消費者が情報発信する目的は、SNS映えであったり、広告収入であったりと様々ですが、原則として購入した福袋に基づいた情報が提供されるため、後々参考になることも多くあります。

一方で、ネットの情報を切り貼りしているサイトや、単なる予想を書いているサイトの目的は、ただ単に広告収入を得ることのみの場合がほとんどです。

例えば、購入を検討している福袋について検索した際、以下のようなタイトルのページを見かけたことはないでしょうか?

「○○の福袋の購入方法は?中身は何?価格と予約方法!」

これは「トレンドブログ」と呼ばれる手法を用いたブログによって生み出されるタイトルの典型的な例です。

注目のタイトルを用いてアクセスを集めることが主目的になっている傾向が多く、「中身がないことが多い」、「結論がなかったり曖昧」であることが特徴で、デマやフェイクニュースにつながる要素があり、注意が必要です。

検索汚染もひどくなっている印象があります。。。

基本的には以下の通り、オリジナルないしは実際の福袋を購入した方の情報を収集するように心がけると良いでしょう。

・メーカー、小売店などの福袋情報
・TV、ネットメディアなどの福袋特集
・twitter等のSNS、個人ブログなどでの福袋実績

人気の福袋確保には情報収集が不可欠

12月に入って、すでに来年1月に配達される福袋の販売が開始されているところや、販売方法についてPRを開始しているところもあります。

また、近年はフリマアプリの流行により、転売用のアイテムとしても注目を集めているので、人気の商品はより早期に売り切れになりやすくなっています。

例えば、人気の高いジェラートピケの福袋は、約1年前のものが未だに定価より若干高い値段で流通しており、定価で入手するには事前の情報収集が必要不可欠になります。

転売品で定価より割高のものを入手することにならないように、12月の頭から以下のような情報を入手しておき、販売開始に備えましょう。

<オンライン販売>
・発売開始日時
・販売サイト
・過去の購入者の実績

<店舗販売>
・発売開始日時
・販売店舗
・並びの実績(並び開始の目安時間)

販売開始直前に情報が出る場合もあるので、昨年の販売実績などをもとに、あらかじめ販売開始時期の予想を立てておくとベストです!

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スタバ福袋やヨドバシ福袋は抽選制へ

ここ最近の転売向けも含めた福袋人気の過熱から、毎年熾烈となっている福袋争奪戦に対し、転売対策も含めて抽選販売を導入する流れが出てきています。

代表的なのが、過去に転売目的での買占め騒動でも有名になったスターバックスの福袋と、人気のものを中心にオンライン販売開始直後に瞬殺で売り切れたり、店舗販売での行列が有名なヨドバシカメラの福袋です。

スターバックス福袋2018の販売情報

販売方式

1.オンライン抽選制

・一人3店舗までの希望引き換え店舗を選択可能
⇒12月21日に当選案内予定(購入時に必要な当選eTicketを配布)
・各店舗引き換え日(主に18年1月1日)に、当選した店舗へ来店して支払い&引き換え
・応募期間:17年11月30日~17年12月13日

2.抽選分未引き換え分の店頭販売

・各店舗引き換え日の翌日以降、先着順で販売
・販売については各店舗の初日営業終了後に店頭ポスターにてお知らせ予定

販売価格

税込み6000円

その他

・当選eTicketの第三者への転売等での譲渡は禁止

⇒今年の任天堂スイッチの転売でも、購入権利の売買がなされていたので、当選eTicketのオークションへの出品が予想されます。
⇒どうしても欲しい場合には、家族で申し込みするなど工夫が必要

抽選に当選してしまえば、行列に並ばなくて済むのが2018年の大きなポイントです。

ただ、販売の案内ページを見る限り、当選eTicketの転売行為や複数のMy Starbucksアカウントを駆使して申し込みを行うなど、スターバックス側が意図していない行為も見受けられそうな印象はあります。

ヨドバシカメラ福袋(2018年 夢のお年玉箱)の販売情報

ヨドバシカメラの福袋(夢のお年玉箱)は、事前のオンライン予約並びに、店頭での先着販売を行うとのことです。

オンライン販売(抽選販売)

・申込期間:12月1日午前10時~12月8日午前9時59分
・結果発表:12月11日午前11時~
・以下の対象者へ優先的に抽選
①17年1月1日~11月30日にヨドバシカメラ/ヨドバシ・ドット・コムでお買い物いただいたお客様
②17年11月30日時点で「GOLD POINT CARD+」の会員様

店頭販売(先着順)

・予定販売数を先着順で販売予定
(例年通りの販売方式の予定と思われます)

自身はかつて錦糸町のヨドバシカメラ前で長蛇の行列に遭遇したことがありますが、人気の商品はお値打ちで転売益が見込めることもあって、前日から並ぶ方も大勢いるようです。

昨年はオンライン販売の商品がそのままヤフオク等に出品されており、転売目的の購入がサーバーダウンや瞬時の売り切れの一因になっているようです。

ちなみに2018年分に関する申し込み状況を見ると、すでに「夢のお年玉箱2018 一眼レフデジカメの夢 四萬円」の倍率が100倍以上となるなど、人気の状況がうかがえます。

倍率が高すぎるものが多いので、欲しい商品は別途購入するつもりで、あるいはあらかじめセールで安く入手しておき、入手できた商品次第で不要な方を手放すなど、主に当たらなかった場合に備えて準備しておくと良いでしょう。

ヤフオク等では福袋のまま販売できない

ここ最近の流れで、福袋の転売目的での買占めを防止する目的もあり、未開封の中身がわからない「福袋」としての出品は禁止となっています。

スターバックス等の福袋買い占め問題や、中身を確認したのちにハズレだったものだけを出品(処分)する行為への対策と思われますが、2016年末に新たにヤフオクのルールに追加され、2017年末も注意喚起としてすでにPRが行われています。

近年話題となっている転売ヤーによる転売問題。2016年の福袋は買占め騒動が大きく話題になりました! 2017年は若干落ち着いている面もありますが、「福袋」および「転売」について紹

単純な福袋の横流しが完全になくなるわけではないと思いますが、ルールに従えば出品における手間が増えることになるので、1点物でない限り転売行為自体があまりお勧めできなくなってきています。

ただの転売目的であれば、福袋である必要はないので、開封して中身の当たりはずれを楽しむ本来の目的で福袋が流通してほしいと感じています。

まとめ

すでに2018年の福袋商戦が開始されていますが、目的の福袋を入手するためには、信頼できる情報を早い段階から準備する必要があります。

また、スターバックスやヨドバシカメラでは抽選制を導入するなど、転売対策も含めて混雑回避の動きが見られます。

2018年も福袋の中身の転売は見られると思いますが、中身がわからない状態で買って運試しをしたい場合には直接購入&そのための努力を、逆に時間が無かったり中身が分かった状態で購入したい場合には若干割高でもヤフオクやメルカリでといった形で、都合の良い方法で福袋ないしは福袋の中身を入手して、消費者という立場で福袋商戦を楽しんでみてはいかがでしょうか。