ヤフオク!やメルカリ、ラクマなどの個人間取引での商品発送や、契約書の送付等でビジネスでの文書送付にも利用されるレターパックは多方面から需要が高く、追跡番号付きの発送方法で、メール便と宅配便の間のサイズの荷物を均一料金で発送可能なため、利用している方は少なくありません。
今回はレターパックを少しでも安く購入できる方法を紹介します。
レターパックの主な販売先
2019年1月現在、レターパックが購入できる主な場所は以下の通りです。
<新品販売>
☆郵便局
・ゆうパック集荷担当者(集荷時)
☆郵便局のネットショップ
・コンビニ(ローソン、ミニストップ等(※))
※一部ファミリーマートやセブンイレブンでも購入可能な場合もあります。
(コンビニに置いてあればとても便利ですが、品切れや取り扱いがない場合もあるので、確実性を求める場合には向かない場合もあるので、こちらでは推奨しない方針をとっています。セブンイレブン店頭でnanaco払いにて購入すると若干割引を受けられますが、今回の方法からは除外しています。)
<中古(未使用品)販売>
☆金券ショップ(リサイクルショップ含む)
☆ヤフオク!
☆メルカリ
☆ラクマ
☆アマゾン
一方で、郵便局と業務委託契約で取り扱いを行っている郵便局とは異なり、自由な価格で販売されているのが中古品(未使用品)を販売する金券ショップや個人間取引サイト・アプリです。
取り扱い量は金券ショップが圧倒的に多いですが、その他の個人間取引サイト・アプリでもキャンペーン等を利用すれば意外と安く買える場合があります。
今回は、中古品(未使用品)を購入することを中心に、各項目の頭に「☆」がついている場所・サイトで安く購入する方法を紹介します。
レターパックを安く買う方法の解説
はじめに、購入先と安く購入するための支払い方法を表に整理します。
購入先 | 主な支払い方法 | 備考 |
---|---|---|
郵便局 | 切手・はがき | 交換制度を利用 |
郵便局ネットショップ | クレジットカード | 20枚単位のみ |
金券ショップ | 現金 | 大量購入向き |
ヤフオク! | コンビニ払い、Yahoo!マネー、銀行振り込み、クレジットカード | キャンペーン利用有 |
ラクマ | 楽天ペイ、(d払い) | 割引クーポン+楽天ペイ |
メルカリ | d払い | d払いキャンペーン |
Amazon | d払い(ドコモケータイ) | d払いキャンペーン |
詳細を順番に紹介していきます。
郵便局での切手・はがき交換での入手
郵便局や集荷担当者からレターパックを買う場合、基本は現金払いとなり、大量に買っても割引はありません。
一方で、現金以外で支払えば安くなる余地があり、代表的なのが安く入手した切手をレターパックに交換するという方法です。
切手1枚当たり5円の手数料が必要なので、現行切手で一番効率的なのが1000円切手を安く入手することなのですが、他の額面の切手への交換用にも使いやすいため、金券ショップでの定価に対する割引率も一番低くなっています。
例えば金券ショップで額面の97.5%の価格で1000円切手を入手できた場合、手数料の5円/枚(1000円に対して0.5%)を考慮すると、端数を無視すれば最終的には約2%安く新品のレターパックを入手することができます。
ラクマで後述方法(5%offクーポン+楽天ペイ等)を利用すると、実質的に額面の数%安く入手できる場合があり、切手を安く入手することで、最終的に郵便局で定価より安くレターパックができることにつながります。
他にも年賀はがきを安く入手しておき、同じく交換時にレターパックに交換すると、定価以下で購入できる場合もあります。
郵便局のネットショップ
郵便局のネットショップの大きな特徴は、クレジットカードにて支払いができることにあります。
販売は20枚単位になってしまいますが、まとめ買いが前提のため送料無料で発送してもらえますし、何よりクレジットカードのポイントが付くので、このポイント分が実質的な値引きとなります。
還元率の良いカードを利用しても1~2%ほどの割引ですが、使用予定が1枚、2枚といった少量でなければ、まとめ買いしてストックしておくと1枚当たり数円~10円程度ですがお得に利用できます。
金券ショップ
金券ショップに行くと、買い占めがない限りほぼ確実に置いてあるのがレターパックで、1枚当たり10円~30円前後安く販売されています。
特に店頭の場合、1枚からでも安く買えるので、郵便局よりも金券ショップが近い場合など、出かけたりお買い物のついでに調達できるのが魅力です。
金額は在庫にも左右されますので、安く使いたい場合には安い時にある程度まとめて買ってストックしたり、手元のストックを切らさない工夫も必要になってきます。
ヤフオク!
ヤフオク!の場合、商品の分類が様々で、切手などと同じく金券ジャンルとして扱われている場合と、(高級な)封筒・包装用品として出品されている場合の2通りがあります。
前者の場合、額面とほぼ同じ価格で出品されていることが多く、各種キャンペーン等は無効になりますが、ジャパンネット銀行払いやYahoo!マネー払い利用でポイント還元を受けることが可能で、価格が額面割れのものを落札できれば数%程度安く購入できる可能性があります。
後者の場合、いかにキャンペーンの特典が重複するか、あるいは単独で良い条件を引き当てられるか次第で大幅に安くなる場合があり、封筒・包装用品での出品では通常額面の10%増し前後・送料無料で額面より割高に出品されているものがほとんどです。
この場合、キャンペーン対象となることに加えて、クレジットカード決済が可能になるのも特徴で、例えば毎日くじで20%Tポイント還元に当選した場合、この効果だけで実質価格で額面よりも10%以上安く購入できてしまいます。
さらにキャンペーンが重複した場合や、50%還元クーポンなどに当選した場合、レターパックプラスの場合で1枚400円未満で入手できる場合があり、金券ショップのバラの買取価格よりも安く入手出来てしまいます。加えて多少余分にまとめて買っても、使わない分は損のない価格で売れることもこの方法の良いところです。
今後キャンペーン対象外(金券扱い)になる可能性は十分ありますが、現状「封筒・包装用品」として取引可能な間は、レターパックをお得に購入できる方法として飛びぬけています。
ラクマ
手数料が3.5%になり、併用できるキャンペーンも一部廃止になってしまうなど、若干魅力が減少してしまいましたが、現在でもキャンペーン+楽天ペイ払い(楽天ポイント、クレジットカード払い)等を利用することで、お得に購入可能です。
基本は額面+4~5%以内・送料込みで出品されている商品があるかどうかで、まず5%offクーポンで額面以下の価格まで支払額を下げ、楽天ペイ決済(基本1%+クレジット1~2%還元)を利用することで額面の5%近く安く購入できる場合があります。
状況次第では先に紹介した通り、1000円切手を安く買ったのち、交換を行った方が安くなる場合もありますが、ラクマで単純に安く購入できる場合、その方が直接的で余計な手間がかからないことも含めてお得な場合があります。
【期間限定】メルカリ
d払いキャンペーンに依存する形になるのがメルカリ・Amazonです。
メルカリの場合、クーポンの発行頻度が下がったように感じるため、キャンペーン単独で実質的に安く買えるかどうかが重要になります。
出品履歴を見る限り、額面の1割~1.5割増し付近で出品されており、d払いキャンペーンを利用した場合、年に2~3回20%近くポイントが還元される時期があるため、その際に購入できれば、差し引き10%近く安く購入できる場合があります。
ただヤフオク!のプレミアム会員時と比較すると、手数料の負担の差が大きくなるために、特に通常時は割高なだけという印象のためかあまり出品数は多くないため、ラクマと比較しても出品数自体が少なめです。
【期間限定】Amazon
普段Amazonでレターパックを買おうと考える場合は少ないと思いますので、知らない方も多いと思いますが、実はAmazonでも少々割高な価格ですがレターパックがAmazon以外の出品者より出品されています。
相場が額面の15%前後割増しなので、普段の購入はメルカリ同様お勧めしませんが、セール時のプライム会員特典を中心としたポイント還元、2018年末よりドコモケータイ契約者限定で対象となったd払いキャンペーンでの20%前後還元などを組み合わせると、最終的に10%以上安く購入できる場合があります。
利用できる期間は年に2~3回程度となってしまいますが、条件が合う日に在庫があれば確実に実施できるので、そういった点ではヤフオク!よりもハードルが下がる面もあります。
まとめ
郵便局でレターパックを購入する場合、安く入手した切手やはがきの交換、または直営ネットショップでのクレジット払いでのまとめ買いなど、ひと手間加えることで定価より2~3%前後安く購入できる場合があります。
中古品(未使用品)として購入する場合、比較的入手しやすい金券ショップでは1枚当たり10~30円前後の節約にとどまりますが、ヤフオク!等でキャンペーン等に合わせて購入する場合、10%、場合によっては20%以上も安く購入できる場合があり、郵便局で買うよりも一段と安く買える場合があるのがメリットです。
ただし中古品(未使用品)を購入する場合、取扱量や価格が不安定な場合があること、都合よく買えるタイミングが揃いにくいといったデメリットもあるので、方法を熟知したうえでいくつかの方法を併用で上手にまとめ買いするのがお勧めの方法です。