クレジットカードを利用すると、カード会社によるポイントが獲得できるケースがありますが、ポイントの利用先に困るケースは少なくありません。

その中で、ポイントの利用先に困らないのが請求時値引きやたまったポイント等を値引きに活用できるカードです。

今回は、付与されるポイントなどを活用して、クレジットカード会社からの請求額の値引きを受けることが可能なカードを紹介します。

REX・Reader’sカード(Jデポ割引)

JACCSカードの中でも還元率が高く有名なのが、REXカードとReader’sカードです。

還元率は度重なる改悪で、1.75%付近から1.25%まで低下しましたが、還元率としては他社のカードよりも高い水準にあります。

そしてこの2枚のカードの最大の特徴は、カード利用額に応じて付与されるポイントを、カード利用額からの値引きに使える「Jデポ」に交換できることです。

交換レート等は以下の通りとなります。

項目 REXカード Reader’sカード
ポイント付与 2000円毎に25ポイント 1000円毎に11ポイント
交換単位 1500ポイント⇒1500円分 3500ポイント⇒4000円分
交換迄の利用額 約120000円 約319000円
その他 Reader’sカードのみGポイント経由でTポイントなどに交換可能

交換単位は固定となっているため、より少ない利用額で交換できるREXカードでも、約12万円分の買い物が必要となりますが、獲得できるポイントを丸々値引きに充当可能です。

また、提携している価格.comあんしん支払いサービスや、JACCSモールを経由して対象のREXカードまたはReader’sカードでお支払いをすると、還元率アップや、別途Jデポが獲得できるので、利用額に対する割引額を増やすことも可能です。

JACCSモールではAmazonでの+0.5%還元を筆頭に、100以上のサイトでのお買い物時にJデポが獲得できるほか、ドン・キホーテ等、一部の実店舗でもJデポが獲得できるので、使い道次第ではメリットの大きいサービスとなっています。

日々の節約や資金のやりくり、支払いに欠かせなくなっているのがクレジットカードですが、種類が多くあり、どのカードが一番良いのか分かりにくくなってきています。 クレジットカードを作る

P-one Wizカード(請求時1%割引)

P-one系列のカード全体の特徴として、請求時に1%割引されて引き落としが行われます。

その中でも最も還元率が良いのがP-one Wizカードで、P-oneカード共通の1%割引に加え、別途ポイントが獲得でき、獲得したポイントは現金(還元率0.3%)やTポイント(還元率0.5%)、auポイント(還元率0.3%)などに交換可能です。

ポイントは何といっても、割引の効果を早期に確実に受けられることで、Jデポでは最短でも1か月先の請求時に割引になるのに対し、P-oneカード全般の1%割引は口座からの引き落とし時に適用されるため、実質利用代金の支払い時(引き落とし時)にキャッシュバックを受けられる形となります。

ポイントの消化先を選ばなくてよいのはもちろんですが、還元効果が最も早い時期で受けられるのが大きな特徴です。

またP-one Wizによって1%割引とは別に獲得できるポイントも、現金に交換できるのはもちろん、交換先次第では支払額の値引きにも活用でき、還元の効果をすべてキャッシュバック(または引き落とし額の割引)に充てることも可能です。

P-one Wizカード自体はもともとリボ払い専用カードなので、クレジットカード同様に使う場合には、初期設定が必要になりますのでご注意ください。

年会費無料で、還元率が1.5%に達するお得なカードであるP-one Wizについて、実際に使用実績をもとにお得な使い方、利用時の注意点を紹介します。 P-one Wizの基本

スポンサーリンク

au Walletクレジットカード(ポイント充当分割引)

auの発行するau Walletクレジットカードでも、auケータイ電話・クレジットカード・プリペイドカードの利用や、他社ポイントプログラムからの交換で入手したWalletポイントを支払い時に充当することで、請求代金の割引を受けることが可能です。(au契約者のみau Walletクレジットカードを保有可能です)

前身のAUじぶんカード時代から、獲得したポイントを請求時の割引に利用できるサービスを行っており、ポイントの使い道で悩むことも多い中、使い勝手が良いサービスになっています。

こちらは100ポイント(100円分)単位で利用できるため、au STARプロゴラムに登録していれば、クレジットカードでの決済が毎月1万円未満であっても、毎月割引を受けられる場合があります。

上限は毎月2万円分までとなりますが、契約する電話回線が多かったり、よほどポイントをため込んでない限り使い切れないということはないので、au利用者はにとってはおすすめのカードとなります。

こちらも最短で1か月先に値引きの恩恵を受けられるほか、ポイント自体の使い道がない場合には、au WALLET プリペイドカードにチャージしてしまうことで、コンビニ等での支払い時に利用することも可能なので、使い勝手は良好です。

還元率だけでいえば先に紹介するP-one Wizカードや、REX・Reader’sカードの方がよいのですが、ポイントアップ店での利用時にau Walletクレジットカードを利用すれば、高還元率かつ支払額値引きが両立できます。

代表的な利用先(ポイントアップ店)は、セブンイレブン・イトーヨーカドー(1.5%還元)、ノジマ(1.5%還元)、スターバックスカードへのチャージ(4%還元)などで、メインカードとして使えるのはもちろんですが、ポイント消化に合わせたスポット的な使い方も可能です。

まとめ

請求額の値引きで、ポイントの利用先に困らず直接恩恵が受けられるクレジットカードを紹介しました。

マイルをためて一気にクレジットカードの恩恵を受けるのも1つの活用術ですが、利用先に困らずにより早く還元の恩恵を受けたい場合、こういった請求額の値引きが可能なカードを利用してみてはいかがでしょうか。