連日メルカリでの違法やモラル違反な出品が話題になってきています。

クレジットカードの現金化のためと思われる現金類の出品が横行していたり、違法となる可能性のある商品を知識のないユーザーが出品していたりと、ここにきてメルカリの快進撃を上回る勢いで連日メルカリでの問題行為が報道されるようになってきています。

一般個人の方の利用がほとんどということもあり、取引における知識の少なさから起こっている問題も多くなっており、また自身は意図的に欠陥のある商品を送ってお金を得ようとする悪意のある出品者に出会ったこともあります。

注意点として、ここ1年間で記事にしてきたことも引用しながら紹介していきます。

説明不足な出品が多い:ジャンク状態を誤魔化しての販売も

これは簡単に出品できる弊害といえるかもしれませんが、出品説明が短く、時に不十分なことが多くあります。

取引自体に慣れていないため単に簡単に書きすぎ、重要な部分が抜けてしまうこともあるので、その点は寛容でありたい部分ですが、中には明らかに説明する気がない方も多くいます。

ひどい場合だと、出品前まで問題なく動作していました・・・(動作を担保するか説明がない)という説明で出品しているものの、いざ届くと故障個所があるというのも良くある話。

出品内容によっては返品が可能なケースが多いと思いますが、悪質な場合は定形外郵便などで発送して、発送途中に破損・紛失したと責任を購入者に押し付ける場合もあります。

ノークレーム・ノーリターンと書くのは規約違反ですが、返品は受け付けないなどと書いている割に、ちゃんとしたものが届かないことが多くあります。

中途半端な説明のまま購入すると、いわゆるジャンク扱いの状態の商品を一般的な中古相場で購入させられることになるので、自身は求めている状態の商品であるか質問したうえで責任の範囲を明確にしてから購入していました。

悪意があるかどうかはわかりませんが、いわゆるジャンク品扱いとしか読み取れない商品が平然と中古品相場で出品され、知識のない利用者が買っていくというケースが評価欄からも読み取れるので、購入者が騙されるような部分が少なからず存在するように思います。

なおこの件でトラブルとなった場合、評価欄を見る限り、出品者の都合の良い形で丸め込まれるようなケースも多いようです。

また同じように、不利益部分を積極的に告知せずに出品されているケースが見られ、全体を通じて安心して購入するのは難しいように思います。

ここ最近、ブックオフの不振が連日ニュースになっています。 ブックオフはCMを打つなど知名度も抜群で、販売から数年たった本が半額ほどで購入できることもあり、中古本(主にビジネス書)

傷や汚れを誤魔化そうとしているのは良くあったパターンで、ひどいものだと電子機器の画面の傷がフィルムを貼ることで隠して出品しているものにも出くわしたことがあります。出品者がお金を儲けることのみが考えられており、状況的に一種の悪徳商売のようにしか思えないこともありました。

なお、スマートフォンの出品用に以下の記事も作成しています。

メルカリ(フリマアプリ)で人気のアイテムの1つが中古のスマートフォンで、特にiPhoneをはじめとした人気のスマホ機種は意外といい値段で売れることもあります。 身近にあるアイテム
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偽物や盗品が販売されている

インターネット販売の悪い部分として、偽物の販売や盗品の換金に利用されることが挙げられます。

メルカリでもブランド品を中心に、不正な出品は削除対応がされているようですが、現状対策が追いついていなくて、野放し状態になっている部分もあります。

例えば、数万円程度のノートパソコンの多くは今も違法ソフトが多くインストールされて販売されています。(これはヤフオクでも同様です)

最近、メルカリをよく見ていると、1、2万円台~3万円くらいのノートパソコンがよく売れていますね! 初心者向けにカスタマイズしていると説明文に書いている商品が数多くありますが、説明

また、IMEI番号のないスマートフォンも多いですし、自身はロックのかかったアップル製品が正常動作品として送られてきたことがありましたが、やり取りする限り本人の物でなく、盗品や拾得物をそのままメルカリに出しましたというような出品にも出会ったことがあります。

盗品の方は裏が取れているわけではありませんが、こういった犯罪に関連する(ような)ものが今も出品されたままの状態になっていてもおかしくはないでしょう。

ここ最近のクレジットカードの現金化や領収書、妊娠米の出品など、連日報道される不正・不適切な出品もその一部に過ぎないのではないでしょうか。

普通郵便やクリックポストでの未着・事故

できる限り安い料金で発送するため、普通郵便やゆうメール、クリックポストでの発送を行う方も多いと思いますが、補償がないためトラブルが多い発送方法のようにも思います。

普通郵便やゆうメールなんかは配達記録や、差出時に料金を窓口で支払ったレシートでもない限り、送った送らない(届かない)で揉めることになるでしょうし、クリックポストでも破損は少ないと思いますが、伝票がはがれて迷子になってしまったりといったリスクもあります。

これに関しても出品者側が送料負担することが理由かどうかはわかりませんが、すべての責任を相手に押し付けようとするような説明をしている出品者がいることには注意が必要です。

少なくとも梱包不備は出品する側の責任となる部分がありますし、伝票番号を通知しない普通郵便やゆうメールでは平気で発送日を誤魔化すことも行われているようである。

また、封筒に差出人の名前を書かないために、あて先不明(あて名書きミス)で本来戻ってくる荷物が手元に戻らない場合、差出局や荷物の特徴(封筒や箱の色や大きさ)がわからずに郵便物の未着の問い合わせが正確に行えない場合等、出品者にも非があるような状況であっても100%購入者側の自己責任と扱うかのような説明をしている出品者も存在します。

最低限伝票番号付きの発送方法であれば、送った送らないの部分は揉めずに済むので、個人的にはクリックポストやネコポス、ゆうパケットなど追跡番号付きの発送方法で商品を送付してもらうことをお勧めします。

発送方法を未定としている出品者もいるので、事前に確認の上で取引するとスムーズです。

<参考記事>

オークション、フリマアプリなどの出品側での取引の際、皆さんはどんな方法で発送していますか?逆に、購入側で発送方法が選択可能な場合、どんな方法で発送されていますか? 取扱商品に
クリックポストは全国一律164円で追跡番号付きの格安発送ができるため人気があります。 個人的には速達性のないレターパックライトのような感じで利用でき、東京→関東など比較的近い距離

モラル・マナーの悪さと勝手なマイルール

相場を無視した極端な値下げや、暴言・ため口、規約以外のマイルールの強要などがあることも、出品する商品や相手によってはよく目にするかと思います。

利用者の年齢が相対的に低いこともあって、避けられない部分もあると思います。

トラブル防止のため・・・といってマイルールを書いている出品者も多くいますが、発送の都合(1週間に1回程度)などやむ終えない部分はまだわかりますが、規約違反となる他サイトに同時出品しているため事前にコメント必須としている場合、中古品となるため検品の見落としがあっても責任を取らないなど、素人の出品であることを盾に都合の良いことが書かれている場合も。

普段お店で商品を買うことを経験している方にとっては、「感じが悪い」といった印象を受けることもあると思いますが、意外とこういった「感じが悪い」出品者が多く存在します。

メルカリをはじめとしたフリマアプリを使いだしたころ、「○○様専用」や、「@プロフ必読」をはじめとして、それってルールなの!?と思った経験があります。同じ個人間取引のヤフオク!では決

マナーはヤフオクと比較して相対的に悪いと考えておくと、ヤフオクとのギャップを感じずに利用できる場合が多いです。

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ノークレーム・ノーリターンの意味と規約違反の関係

ヤフオクなどでの中古品販売でも多くみられるのがノークレーム・ノーリターンという表記です。

といっても出品説明を見ると、その意味はまちまちで、正しく意味を理解して表記できている人は少なく、ただ単に返品は一切受け付けませんという意味合いになってしまっているように思います。

メルカリの場合、ノークレーム・ノーリターンという表記自体が禁止されていますが、これはノークレーム・ノーリターンが100%通用するわけではないためと思われます。

適用できる前提として、「説明通りの商品が提供されること」が必要となるため、無事に商品が提供できたことをもって返品不可が成立します。

なのでイメージと違った、用途に合わなくなったから返品したいというのは受け入れる必要が無い一方、商品が破損していた・洋服に記載のない大きな汚れや破れがある・・・といった場合、状況に応じて対応が必要になります。

そのためか、メルカリではノークレーム・ノーリターンという記載とともに問題があった場合に関しても対応を一切行わないことを禁止行為としており、商品に説明と異なる部分等の問題があった場合には返品が可能な場合があります。

受け取り評価をしなければ相手に売上金額が支払われないので、その点はヤフオク!の個人出品よりも安心できる点かもしれません。

最後に個人出品におけるノークレーム・ノーリターンの意味をまとめておきます。

正:商品が問題なく提供された場合、返品・返金を受け付けない
誤:いかなる場合も返品不可(正しい意味での場合も含む)

※ジャンク品であっても、個数や部品、形状など最低限の要素をもって取引が成立しているため、いかなる場合も返品不可という表現だけでは説明通りに提供されない状態も含まれてしまうために不適切です。

中には故障や不具合を把握しておきながら、あえてジャンク品として高く売りつけようとする場合もあるので、個人間取引では十分に注意したい点です。

無在庫転売屋・ツール経由の出品とビジネス塾

あまりマスコミなどで表立って報道はされていませんが、2015年末~2016年頭より無在庫転売という方式で、Amazonやサンプル百貨店などの商品を購入者の許可なく送り付ける行為が横行しています。

楽天市場やYahoo!ショッピングでもこういった行為が目立ったために規約改正が行われましたが、メルカリでもこういった行為は禁止されているものの、残念ながらいたちごっこになっています。

たびたび規制はかかるものの、2017/5現在でも存続している模様です。

メルカリ側もツールの利用に関して規制をかけてはいるものの、完全な制圧には至っていないような感じで、今もツール出品と思しき出品は続いているようです。

行為自体は違法にならなくとも、規約違反の出品形式のため、自身でサイトを立ち上げて無在庫で直送すること(ドロップシッピングであること)を明記して販売するのであれば販売上の問題ありませんが、お客にとっても販売サイトにとっても、また検索を独占するため他の出品者からも迷惑な行為となっています。

一応在庫も抱えないことから都合よく利益が出せることもあり、ビジネス塾なども開催されていますが、稼げる副業というよりも、長続きしない虚業と言い表す方が正確かもしれません。

とりあえずyoutubeで検索すると何となく手口が確認できますが、これもモラルが欠如している1面として考えても良いのではないかと思います。

<参考記事>

楽天市場やYahoo!ショッピング、ヤフオク!でも無在庫・直送転売屋、すなはち在庫を抱えずAmazonの販売店を倉庫・発送代行業者代わりに利用して商品を提供する個人・業者の出店が相
メルカリ人気が上がるにつれて、メルカリ物販関連のコンサルタント(メルカリコンサル)、メルカリせどり・メルカリ塾、メルカリ無在庫転売塾、メルカリ出品ツールが乱立してくるようになりまし

古物営業法違反の出品者・購入者(転売屋)

チケット転売での古物営業法適用が話題になったこともありますが、今も多くの転売屋さんが出入りしていると思われます。

どう見ても、転売目的と思われる買い方をしていたり、転売目的で購入したものを販売している方もいると思いますが、一部で匿名取引の導入によって気兼ねなく行われているような印象を受けます。

必ずしも資格を取って行えば良いというものではありませんが、メルカリで売買しなければいけない時点で無資格であったり、他サイトで相手にされないレベルであることも十分考えられます。

出品者・購入者ともあからさまな転売屋は評判が悪い傾向にあるので、割と見分けがつきやすいかもしれません。

大きな話題にはなっていませんが、規約でも転売目的の売買を禁止している以上、本来規制されるべき部分ではあるように思います。

せどり・副業転売は、手っ取り早く収入を上げる方法として大人気ですね! 古物商許可が必要・不要といった記事が増えてきているみたいなのですが、10個以上のサイトを見ても内容が真っ二つ
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匿名取引による責任逃れのような風潮

メルカリではメルカリ便を選択して出品して購入されると匿名取引が可能です。

個人的には、犯罪行為を助長する面があり、またネット販売における必要事項の開示は最低限のマナーだと思っているので、ネットで売りたいのに自分の個人情報を伝えたくないというのは矛盾している行為(≒悪徳業者と変わらない行為)だと思っています。

匿名取引自体が可能なことには問題ないのですが、匿名取引で後日問題が発覚した場合に返金・返品が難しくなり、実質的に売り逃げのような状態で販売されている商品も出品されています。(先ほどのメルカリでのoffice入りパソコンなど)

先ほどのマイルールや記載不備などでも共通する部分がありますが、不利な部分をプロフィールに書いて意図的に商品を良く見せようとしている場合や、商品説明の不足が原因となってトラブルになっている場合でも、住所が伝わっていないことをいいことに返品に応じようとしない行為があるようです。

受け取り評価を行ってから気付いた場合、手遅れになってしまうor対応が長引く場合もあるので、トラブルに巻き込まれないためにも受け取り時の丁寧な検品は必須です。

違法性や問題のある商品の出品がイタチごっこ

2,3割ほど色が付いた現金や、妊娠米、売買可能か未確認のはく製、偽物・・・など、現在も多数の問題のある商品が出品されています。

運営も、あまりの民度の低さに対応が追い付いていないものと思われ、放置されていものも存在しています。

ネット販売でも底辺のような認識をされている方もいるかと思います。

2016年のDeNAのキュレーションメディアなどもそうですが、素人が中心となる場には、運営側がある程度介入し、場合によっては治安のために不正な出品・利用者を取り締まる必要があるように思います。

現在は規制が追い付いていないため、連日話題になる出品が続いていますが、元をただせば出品にあたっての十分な知識を持っていないユーザーが多く参加できてしまっているため、秩序が保てていないということだと思います。

素人商売にもそれなりのメリットはあると思いますが、販売者のレベルの相対的に低いマーケットで買い物をする意味はそれなりに考慮すべきだと思います。

確かに流通量は一強といわれるほどに成長していますが、利用者の質は低いままなので、トラブルのないスムーズな取引を目指す場合には向かないことがあります。

自身は返品等の連絡で余計な時間がかかってイライラしてきたので、今では個人売買で販売されているものをできるだけ避けて買い物するようにしています。

トラブル対策や自身の体験談は以下の記事にまとめています。

ヤフオク!、メルカリ、その他フリマアプリなどなど、個人間取引で商品をやり取りする際は、お店や大手企業をはじめとした事業者から購入するよりもトラブルが発生しやすいですね。 大手ニュ
メルカリ、ラクマは「スマホで簡単に売り買いできる」ため、「最短1分で出品できる」ため人気のフリマアプリで、自身も現在はヤフオク!がほぼすべてですが、一時期はメインの取引サイトのよう

まとめ:メルカリでの購入はネットショップより難しい

自身が過去にメルカリを利用した際、商品によっては10回に1回は相手方および商品があり返品となっていました。

昨今の、出品者側に都合の良い、悪く言えば無知な購入者を騙して高く売りつけようとする出品者が増加していることにより、受け取る側からして「本来あるべき」商品が届く確率は事業者のネットショップよりも低く、毎回ほぼ確実に「本来あるべき」商品を選ぶことは困難に思います。

個人的には買う側にとって、一般のネットショップ以上に高いレベルと知識が要求されると思っており、あまり慣れていない方が利用するような場にはなっていない一面があります。

一時期メルカリで買い物をしていた時期もありましたが、返品の対応などでやりとりする時間がかかりすぎるため(相手が対応に積極的ではないため)、取引トータルで見ると若干高くても正規の中古品販売業者から購入した方がメリットがあることから、今後はごくわずかな例外を除き利用することはないと思います。

利用すること自体は否定しませんが、キャンセルになった取引の履歴は評価に反映されず、ヤフオク!と比較すると判断材料に乏しくなりがちなので、最低限個人間の取引でも参考となる「特定商取引法」の内容と、「ノークレーム・ノーリターン」の成立要件を把握し、理論武装したうえで利用することをお勧めします。