年会費無料の楽天カードや、年会費2160円の楽天ゴールドカードの上位版となるのが楽天プレミアムカードで、年会費は10800円にもなりますが、高い年会費に応じた様々なサービスが受けられます。

ポイント以外のステータス・特典(無料サービス、優待)でも年会費を支払って保有する価値がある場合もありますが、今回は所有+ポイント獲得のために普段から使いこなしている立場より、獲得ポイントに注目して比較を行っていきます。

楽天カード・楽天ゴールドカードとの違い

今回は獲得ポイントをメインに紹介しますが、カードの基本情報を簡単に整理しておきます。

(画像は2018年7月時点でのデザイン)

項目 楽天カード ゴールド プレミアム
還元率 1.0%(1ポイント=1円)
年会費 無料 2160円 10800円
ブランド VISA、JCB、 MasterCard
電子マネー ・付属:楽天Edy
・ポイント付与:楽天Edy(0.5%)
ETCカード 条件付無料 年会費無料
SPU特典 ポイント+2倍 ポイント+4倍 ポイント+4倍
ラウンジ 年2回無料 無料
利用可能額 100万円まで 200万円まで 300万円まで
プライオリティパス 無料発行可
その他 優待サービス
誕生月サービス

表にまとめただけでは、楽天プレミアムカードの魅力を適切に表現できるわけではありませんが、年会費が高い分、余分なサービスが受けられたり、無料回数(特典上限)が増えたりといった恩恵があります。

表に出ていない部分かつ今回取り上げない部分では、付帯する保険の内容もありますが、サービスを使わなければあってもなくても同じという考えで、比較からは除外しています。

SPU特典などポイントサービス(および優待サービス、誕生月サービス)を除き、会費を支払うことで受けられるサービスは以下の通りとなります。

・国内空港ラウンジ無料利用
・プライオリティパスプレステージ会員費(399ドル)無料
・ETCカード年会費(540円)無料
・楽天プレミアム年会費(3900円)初年度無料

この中で注目度の高いのは、海外の空港ラウンジが利用可能となるプライオリティパスプレステージ会員費(399ドル)が無料になることで、楽天プレミアムカードの年会費の4倍近くの費用が掛かるところが無料で利用できるので、海外旅行でラウンジを利用するために保有する方もいるようです。

ただし、海外旅行や出張にいかない場合、国内でもラウンジを利用する機会がない場合、この特典は無意味なものとなってしまいます。。。

お買い物メインの方は、楽天プレミアムの初年度年会費無料効果で年会費以上のポイントを獲得することも可能なので、初年度の年会費は実質無料とみなすことができます。

次年度以降も楽天プレミアムの年会費無料が継続すれば、それだけで楽天プレミアムカードをい発行する決め手にもなるのですが、確実に得になるためにはポイント制度のみで年会費の差額以上のポイント獲得を目指したいところです。

ちなみに自身が楽天プレミアムカードに切り替えしたきっけかけは、今は廃止されてしまった楽天トラベル利用時の特典で、電話経由での申し込みでの宿泊により一律1500円引きで宿泊できるという特典によるものでした。

当時はSPU制度もなかったので、特典の恩恵見込みが年会費を上回ったことが切り替えのきっかけでした。

現状の制度、サービスでもよく使うもので年会費を上回る恩恵が受けられるのであれば、この時点で切り替え・申し込み候補としておすすめとなります。

スポンサーリンク

楽天プレミアムカードのポイント制度

次に楽天プレミアムカードのポイント制度を、楽天カードと楽天ゴールドカードと比較しながら紹介していきます。

SPU特典による獲得ポイント

基本は、楽天カードがポイント+2倍(+2%)、楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードがポイント+4倍(+4%)なのですが、2018年4月ごろに特典の条件が変更された際、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードでも獲得ポイントに差がつくようになりました。

SPU特典の上限、上限に達する購入額を表にまとめます。

ポイント倍率 SPU特典上限
楽天カード 通常:+1倍
SPU特典:+1倍
特典上限:5000ポイント
上限となる購入額:50万円
ゴールド 通常:+1倍
SPU特典:+3倍
特典上限:5000ポイント
上限となる購入額:16.7万円
プレミアム 通常:+1倍
SPU特典:+3倍
特典上限:15000ポイント
上限となる購入額:50万円

ポイント+4倍は楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードともに同じだったのですが、2018年4月ごろより会員ランク別でのポイント上限(5000~15000ポイント)が、楽天プレミアムカードなど一部の年会費有料カードのみ従来の上限の15000ポイント、楽天ゴールドカードは楽天カードと同じ従来の下限の5000ポイントまでとなりました。

それにより、SPUでの獲得ポイントの差が1か月あたり最大で10000ポイントとなりました。

この獲得ポイント差は、楽天ゴールドカードで16.7万円以上の買い物をした部分のSPU特典が付与されないことによるもので、16.7万円以上の購入分については還元率1%の楽天ゴールドカードを利用する代わりに、P-one Wiz(還元率1.5%)等の高還元カードを利用すると若干ではありますが差を埋めることが可能です。

還元率1.5%で計算した場合、最大1万円のポイント差は5/6の約8333ポイントまで縮小しますが、それでも大きくポイント差がつく結果となります。

楽天プレミアムカードでのSPU特典が上限に達するまで50万円分/月まで買い物をする機会は少ないかもしれませんが、お買い物額が多い月があれば、たった2か月で楽天プレミアムカードの年会費以上、獲得ポイントを増やすことが可能です。

楽天カードと楽天ゴールドカードの違いは、カードの色が違うこと以外、SPUでのポイント倍率が違う程度で、どちらがお得なのかわかりにくい印象があります。 楽天のポイントプログラムはこ

優待・誕生月サービスによる獲得ポイント

楽天プレミアムカードに特徴的なのが、優待サービス・誕生月サービスがあることで、楽天市場等でのポイント還元率は、楽天ゴールドカードでのSPU特典上限となる16.7万円/月の買い物であっても、楽天プレミアムカードの方が高くなります。

優待サービス~楽天市場コースでポイント+1倍

年会費有料の楽天ゴールドカードにはなく、楽天プレミアムカードに存在するサービスに選べる優待制度があります。

楽天市場コース、トラベルコース、エンタメコースの3種類あり、1つを選んで特典を受けることが可能です。

楽天カードは日本版顧客満足度指数調査において、顧客満足度No.1を2016年度時点で8年連続獲得するなど、人気のあるカードの1つで、社会人になっての最初の1枚としてもおすすめです。

その中でも、獲得ポイントに寄与する可能性が一番高いのが、「楽天市場コース」です。

特典はシンプルで、「火・木曜日の楽天市場決済分の還元率+1%(上限:1万ポイント)」となっています。

単純に火曜日・木曜日にすべての支払いをするわけにはいきませんが、うまく使いこなせば、この特典だけで楽天プレミアムカード年会費を超えるポイント獲得も可能です。

誕生月の楽天市場利用でポイント+1倍

 

誕生月に楽天市場・楽天ブックスのお買い物で楽天プレミアムカードを使うと、「決済分に対して+1%のポイント(上限:1万ポイント)」が獲得できます。

獲得ポイントの上限は1万ポイントとなるので、1か月に100万円までの利用が対象、ほとんど上限を気にせずに利用可能です。

誕生月の火・木曜日は楽天市場コースの特典と重複しますので、SPU特典の範囲内での買い物であれば、楽天プレミアムカードでのポイントは+4倍~最大+6倍となります。

優待・誕生月サービスによる還元率への影響

最後に、毎月一定額を曜日の偏りなく利用した場合の優待・誕生月サービスを考慮した還元率を算出します。

①楽天市場コースによる還元率への影響

1週間のうち2日のみ還元率が+1%となるので、平均すると+0.286%(2÷7=0.286)となります。

②誕生月サービスによる還元率への影響

楽天市場コースの効果と重複すること、1年のうち1か月のみ還元率が+1%となるので、平均すると+0.083%(1÷12=0.083)となります。

以上、2つの特典による効果を合算すると、楽天プレミアムカードの還元率はさらに0.37%高まります。

スポンサーリンク

楽天カード・ゴールドカードとの獲得ポイント差

ここまでの内容をもとに、楽天カード、楽天ゴールドカードとの獲得ポイント差を紹介していきます。

獲得ポイントでの切り替え基準

初めに、損得を判断する基準ですが、楽天カード⇒楽天ゴールドカードの切り替えの敷居(獲得ポイントが年会費を上回る利用額)が、毎月の平均利用額で約1万円と低くなっています。

一方は楽天プレミアムカードの年会費は楽天ゴールドカードよりも高く、毎月約1万円の利用では年会費を超える獲得ポイント増とはならないため、切り替えの基準については楽天ゴールドカードとで比較します。

初めに毎月16.7万円までの利用については、基本還元率+SPU特典のポイント+4倍という部分は同じで、かろうじて楽天市場コース、誕生月サービスでの獲得ポイント差(0.37%分)がある程度となります。

1か月に16.7万円利用すると約600円ほどのポイント差が生じることになりますので、毎月16.7万円ほど利用すると年間で約7200円分のポイント差となります。

また楽天ゴールドカードのSPU特典が上限に達して以降は、例えばP-one Wiz(還元率1.5%)を楽天ゴールドカードの代わりに決済利用することで獲得ポイント差を小さくすることができます。

楽天ゴールドカードのSPU特典上限以降は、還元率の差=(1+3+0.37)-1.5=2.87%となるので、毎月50万円までは使えば使うほど楽天プレミアムカードの恩恵が大きく受けられます。

毎月の平均でのお買い物金額をもとに、年間でのポイント差を表にします。

お買い物額 毎月のポイント差 年間のポイント差
10万円/月 370ポイント 4440ポイント
17万円/月 711ポイント 8532ポイント
(年会費差:8640円)
20万円/月 1573ポイント 18876ポイント
30万円/月 4443ポイント 53316ポイント
50万円/月 10183ポイント 122196ポイント

単純な計算のため、実際はばらつきも生じやすいですが、楽天ゴールドカードとの年会費差以上のポイントを獲得できる目安は主に以下の3つのケースです。

①毎月平均して約17万円を支払い利用
②30万円以上のお買い物月×2回
③1か月の間に50万円程度利用

使い方次第では誕生月の火・木曜日に30万円前後の支払いでも、年会費以上の恩恵を受けられるので、年間の利用額に応じてシミュレーションするとより正確な切り替え基準が算出できます。

月間のお買い物額に応じた獲得ポイント

最後に、楽天市場でのお買い物のうち、カード払い分だけで獲得できるポイントを表にまとめます。なお、楽天ゴールドカードは、SPU特典に到達以降は還元率1.5%のカードで支払ったとして計算しています。

(獲得できるポイント、値引き等効果を合算して表記しています。単位:円分)

お買い物額 楽天カード ゴールド プレミアム
1万円/月 月間:200
年間:2400
月間:400
年間:4800
月間:437
年間:5244
10万円/月 月間:2000
年間:24000
月間:4000
年間:48000
月間:4370
年間:52440
20万円/月 月間:4000
年間:48000
月間:7166
年間:85992
月間:8740
年間:104880
30万円/月 月間:6000
年間:72000
月間:8666
年間:103992
月間:13110
年間:157320
50万円/月 月間:10000
年間:120000
月間:11666
年間:139992
月間:21850
年間:262200

楽天プレミアムカードのポイント制度のみでメリットがあるのは、毎月20万近くはお買い物する方がメインになってしまいますが、楽天カードと比較すると最低でも数万円、多い場合で10万円分以上も獲得ポイントが増えるので、年会費はかかるものの非常にお得なカードとなっています。

お買い物額によっては楽天ゴールドカードの方がメリットになる場合もあるので、毎月の利用額・獲得ポイントを踏まえて優位性を判断するとよいでしょう。

まとめ

楽天カード⇒楽天ゴールドカード⇒楽天プレミアムカードへ切り替える支払額基準は以下の通り。

<楽天カード⇒楽天ゴールドカード>

・毎月平均額:約1万円

・年間利用額:約11万円

<楽天ゴールドカード⇒楽天プレミアムカード>

毎月平均額:約17万円

年間利用額:約30万円(単月分)~約200万円(12か月分)

楽天プレミアムカード利用時は使い方によって獲得できるポイントに大きく差が出るので、できる限り事前にシミュレーションできるのが理想です。

楽天プレミアムカードへの入会・切り替え迷っている場合、初年度は楽天プレミアムの年会費が無料付帯となり、年会費は実質6900円となるので、少し低い基準でのシミュレーションを行い、年会費以上のリターン(ポイント獲得)が期待できる場合には継続する作戦をおすすめします。